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イリヤ クーリック - Rigoletto -

祝・シニアデビュー。
王道&正統派なプログラム。イリヤクーリック、Young star 17歳です。
ほっそーく、なっがーい手足で美しくポーズを決めながらリンクを舞う、妖精です。

3Aのコンビネーションは計算で打ち出したような放物線。若返るほどに丁寧なスケーティング。
あれかな…、年を経るごとにだんだん正統派に飽きていくのかしら。

彼は後にオリンピックで金メダルを取ったこともあって、当時のコーチであるタラソワさんが評価されがちで、それは当然ではありますが、やはり下地はヴィクトールさんの元で培われたのだろうと思わせられます。(実際、イリヤが金メダル取った時、またその準備としてヴィクトールさんにもそれなりの…それなりがあったみたい。連盟からか、国からか)
ヴィクトールさんはイリヤの技術を高めて、タラソワさんはイリヤの個性を高めた感じ。

キスクラから控室に向かう時、まぁ当然立って歩くのですが、背、たっかー!! 線の細さも余計に目立つ!! スケート靴履いているというのもありますが、高い! もうこの時点で180近くあるのかな?? 周りも欧米人ばかりのはずなんだけど。
スケート関係者はやっぱり背は低めなのか?

そういえば御息女のリーザちゃんは170あるらしいですね。カーチャは160なくて、ロシア人としてはとても小柄ですね。小柄はフィギュアに向いている体型と言われています。特にシングルとペアは。アイスダンスは比較的背の高い人多い気がします。背が高いとやっぱりジャンプが不利なのでしょうね。物理的に。
なんだか子どもって異性の親に似るのなー。うちもそうかも…。なので、もしリーザが男の子を授かるようなことがあれば、イリヤ似じゃないかとにらんでいる…。イリヤ母を拝見したことはないのですが、イリヤはお母さんに目元がそっくりだとか。妹のスベトラーナさんも別嬪さん。お父さんは…知らないデス。いいなぁ、クーリック家。

もし、もしだけれど、ヴィクトールさんに従ってシニアに上がっていればどうなってたんだろう。ギリギリは19歳だったっけ?オリンピックの一つ前のシーズンから参戦させる予定だったんだろうか。。。
基本的に有力選手は早めにシニアに上がらせるイメージがあるのですが…、ヴィクトールさんは早く上がってもいいことは無いという考えなんですよね。
おそらくクラブの中で実力的にイリヤは最も優遇されていたと思うのだけど、力があるのにジュニアに留められている、というのも選手としては確かにモチベーション上がらないよなー。
コーチは長い目で見て留まるのが良いと判断して、でも選手は早く上がりたい…、もちろん理由はこれだけでは無いでしょうが、指導者を変えた一因と言われています。ただ、イリヤは語ってない。。
ヴィクトールさんは金銭的なこと、アメリカの生活条件と練習環境がタラソワに移った理由だと2012年ごろに語られました。同時にイリヤは最も才能のある選手だと即答を…。アラジンやってた頃にはすでにオリンピックチャンピオンを確信していたと…。驚異的な才能だと…。
コーチから離れた時は結構険悪ムードだったらしいけど、この2012年当時にはスイスのキャンプで一緒に指導していたりなど、実は関係は密接で良好。タラソワさんもそうだけど、別れた奥さんで今はペルティエと再婚してるゴルデーワとの仲も良好で、イリヤは性格のこと色々言われつつ(…って言ってたのはタラソワさんだけだけど)何だか結局わだかまりをうまく(?)解いてく人なのかも。

ヴィクトールさんのところにいた頃の清廉なイリヤを見るたびに、もう一つの未来にも思いを馳せるのですよ。。
たられば言っても仕方がないのですけれどもね。
只々イリヤが今でもスケーターとして活躍していることに万歳です。

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