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KINTO契約から1年経過後の感想

 トヨタ系の自動車サブスクリプションサービス、KINTOで新車のカムリを契約して1年以上が経った。納車されてからは約11カ月、今のところデカい事故やトラブルはなく、なんとか車を運用できているという感じ。つい先日に(少し早いが)12カ月点検も受け、特に問題もなかった。
 ちょうどいい節目なので、約1年間使ってみての所感を述べたいと思う。

・KINTOの利点について

※これについては筆者のケースであり、他のユーザーにも同じように適用されるかは分からないので、あくまで参考程度としてほしい。

 KINTOは月額費用に各種点検・消耗品の補充や交換についての費用が含まれている。なのでエンジンオイルやエレメント、エアコンフィルター等は適当なタイミングでディーラーに車を持っていけば追加費用なしで交換してくれる。たとえば筆者の場合、エンジンオイル交換1回目(走行距離約5,000km時)は自腹で支払ったが、2・3回目(2回目はエレメントも含む)については請求がディーラーからKINTO側に行ったため、請求は何も発生しなかった。もちろんこれが本来の流れなのだが……
 ところで面白い点として、KINTOが言うエンジンオイルの交換タイミングと実際の運用では異なることが挙げられる。

 ディーラーの営業氏に聞いてみたところ、消耗品を交換するタイミングについては実際はディーラーの判断に委ねられているようで、上記ページの記載より早いタイミングでエンジンオイルを交換しても、ユーザーが費用を負担することはなかった。実際、筆者は約5,000km毎に交換してもらっているが、結果は先に書いた通り。また、オイルエレメントも少し早く約10,000km時で無償で交換となった。
 これは極端に言えば、ディーラーが『交換が必要ですね~~』と判断した場合、実際がどうであれ3,000kmごとにエンジンオイルを交換してもユーザーの費用負担は0ということになる。ただ、そのタイミングで実際に交換しディーラーがKINTOに請求しても、KINTOが支払ってくれるかは分からない。さすがに問題になるだろうが……

 なお、他の交換部品について書くと12カ月点検の時にワイパーゴムとエアコンフィルターが交換されていた。エアコンフィルターはデンソーのクリーンエアフィルタープレミアムという上級グレード品が入っていたし、ワイパーゴムはどこのか不明だが撥水タイプになっていたが、これも費用負担はゼロ。これらはKINTO曰く指定はできないということなので気にしないが、もっとケチられるかと思っていた。実際、ディーラーはKINTOに請求するから問題ないからかもしれない。

・KINTOの意味が薄い点について
 KINTOのメインターゲットは車を持ってない若者で、そういう人間であれば車は初めて持つわけだから、持った後にどうすべきかは誘導してあげてもいいように思う。これはたとえば点検や車検のことである。
 実際、KINTOは点検の予約申し込みなどはやってくれない。点検の時期になるとこういうメールが来るだけである。

予約はあくまで本人任せ

 納車したディーラーが大抵メンテナンスも担当するのだから、そちらから誘導があるのかもしれない。だが我々が車を使っているのはあくまでKINTOというサービス経由なのだから、KINTOからこういった点検の予約申し込みが出来てもいいはずだ(と筆者は思っている)。しかしKINTOはタイミングを教えてくれるだけで、実際は利用者が自分でディーラーに連絡して申し込みしないといけない。本来はこれが当たり前の話だし、オンライン予約となると全国津々浦々にあるトヨタ系ディーラーと何らかの繋がりがなければならない話で、そう簡単にいかないだろうというのは筆者も想像できる。しかしオンラインで新車の申し込みができるのに、点検はオンラインで申し込めないのは片手落ちという感じがするのは筆者だけだろうか。これについては一応、KINTOに関するアンケートの時に同じような事を書いた。

・筆者の所感
 最後がやや文句みたいになったが、筆者の所感としてはKINTOを利用してよかったと思っている。今後も点検や車検が待っているし本来なら任意保険や税金の支払いもあるはずだが、これらの支払いについて別途考えることはないし、実質的な走行距離の制限こそあれど、筆者の使い方ならほとんど問題にならない(現在、ほぼ1月分の余裕がある)。今後もうまいことKINTOを活用しながらやっていきたいと思う。

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