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C104 またも過酷だった2024夏コミの所感

はじめに

 2024年の夏コミ(C104)が終わっておおむね1週間経った。去年も過酷だったみたいなことを書いたが、今年も案の定灼熱の季節になり、今は自宅にいるはずなのに室温が32℃を超えている。もちろんエアコンは全開だ。

 毎回のことになったが、今回もどうだったのかを参加前から時系列で書いておく。

[参加前]

 原稿については予定通り出せたが、今回諸処の理由でポスターまでは間に合わず、ポスターなしの参加になった。またPOPは早めに作っておいたのに印刷したのは参加3日前というギリギリ状態で、忘れないだけマシだったが計画性がなかったかもしれない。

 で、向かうときはここ最近いつも前々日の夜くらいから車で行くけども、いつも早めに寝ようと思っても全然寝られず、結局一睡もしないで高速に乗るみたいなハメになりがちだった。今回は流石にどうにかせねばと思ってコンディションを整え、早飯・早風呂してある程度は寝られた。今回も参加2日前の8/10夜に家を出て、2時間くらい下道を彷徨ってから新東名に乗る。

 お盆の季節なので当然と言えば当然だが、トイレ休憩でも……と思ってPA・SAに寄っても深夜ですら駐車場は混雑しており、あまりにも一般車が多い。高速自体はそうでもないが、PA・SAはほぼどこも混雑していた。
 ただ今回はあまり眠気に困らされることなく、NEOPASA駿河湾沼津で朝メシとし、そのまま東名を進んで東京ICで降りる。この日は他に行くこともなく、いつも大変お世話になっているフォロワーさんのご自宅で一日過ごす。

[参加日]

 朝は特に遅れることなく出発、サークル入場が始まった直後くらいにはビッグサイト近くまで問題なく着いた。車といえば駐車場、ここ数回はサークル駐車場を申し込んでも当たらず、潮見あたりで車を停めてタクシーという流れだった。しかし今回はコミックマーケット準備会が駐車スペースを大幅に増やしたらしく、無事当選。場所は人によってはメチャクチャ遠方で、シャトルバスに乗る必要すらあったらしいが、自分達は幸運?な方か、東ホールの北側にある比較的近い場所だった。

赤枠部分の駐車場。すぐ南がビッグサイト

 西ホールに入るまでの徒歩で既に暑さが襲ってくる状態だったが、西ホールに入ると思ったより涼しくて空調のありがたさを再認識。まあ人が少なかったからだが……ぼちぼち設営し開始を待つ状態だったのが冒頭の写真である。ポスターがないだけ楽ではあった。
 持ち込んだものは例年と特に変わりはないが、今回は通信環境が微妙に違い、モバイルWi-Fiルーターを持ち込み、これにPovo2.0回線のiPhoneをUSBテザリングで接続してWAN役をさせた。

 USBテザリングについては自宅で実験したところ、Galaxy S23 Ultraでは途中でテザリングが無効になったり不安定だったが、iPhone 13なら別に問題なかったのでiPhoneを使った。結局1日中全く問題なかったのがすごい。なのでこのモバイルルーターを軸に、Square ターミナルを決済端末として有線LANで接続。Povo回線自体は一日問題なく動作。
 これらを動かす電源は、別途持ち込んだポータブル電源(ECOFLOW River 2)で賄う構成。冬コミでも使ったが、容量的にはこれで十分。

 あと暑いので扇風機として、以前買ったNoctua製の高級扇風機(NV-FS1相当)を適当なモバイルバッテリーで動かした。要するにPC用ファンを扇風機にするフレームと風量アンプ(筒状のもの)の組み合わせみたいなもんだが、思ったよりも前に風量が来るもの。

意外と扇風機がわりになる。ただし高い

 昼メシは今回もアルファ米だったが、アウトドアブランドのモンベル直営店で買った永谷園製のもの。普通この手のアルファ米はお湯入れて15分ほど待つが、これは3分で食べられる。食感はちょっと柔らかいので、硬めの方がいい人は普通のアルファ米の方がいい。

値段は普通のアルファ米よりちょっと高いくらい(530円)

 あと家の近所で安売りしてたコーンポタージュの完全メシ。多少栄養の補助的な役割。

現場では栄養が偏りがちなので

 あとは凍らせた麦茶1L分と通常の麦茶1.5L、実際消費したのは他の飲み物合わせて3Lくらい。あとミネラル分補助のため塩分タブレット。しかしサークルスペースからほとんど動かなくても水分をこれくらい消費する、そういう環境の場所にいるわけである。実際涼しいと思っていた空調も、人が来だすにつれてキャパシティが不足しているのが明白だった。

[本の売れ行き]
 今回は正直よくなかった。新刊はレノボの最新小型PC・ThinkCentre M75q Tiny Gen 5を題材にしたが、これが以前のモデルよりかなり高くなり、うま味が全然ないという状態だった。それも多少原因かもしれないが、PCのせいにするのは卑怯だし、本が売れないのは題材よりただ自分の問題である。まあ、そんな中でも買うかどうか分からんPCのレビュー本を手に取ってくれる方は本当にありがたいし、実際会社でこれを購入したという人も何人か来た。法人向けPCとしては今だと唯一無二的な存在なので分からんでもない。まさか会社で中華ブランドのPCを買うわけにもいかない。

新刊はこんな感じの表紙

[決済手段]
 決済手段は、現金とその他支払い手段がだいたい半々だったが、今回は現金の方が少なかった。コミケでも一部ジャンルで電子マネーやクレジットカードが一般的になってきてはや数年だが、もはや当たり前の風景かもしれない。買う側としては現ナマはほかに回したいという時に助かることもあるし、使わせる側にとっても通信環境はだいたい4キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天)どれかは問題ないので、よほど人が来るようなサークル・ジャンルでなければ導入しやすい。自分はSquareを使っているが、最近は自分の携帯電話が決済端末として使えるようにもなったのでかなりハードルが下がったと思う。まあ他にも色々ある。

[打ち上げ]

 打ち上げといえば肉であり、今回は焼肉屋に連れて行っていただいた。次はもっと本を売ってもっと食べたい。

これは厚切りの牛タン

[帰り]
 帰りについては、コミケ参加翌日を休みとしたのでこの日の夕方に適当なところから高速に乗って深夜に帰宅。

[宣伝]

 ということで、夏コミ新刊は冊子版と電子版をBoothで頒布中。

 冊子版は自宅から発送するが、匿名配送なので住所も名前も相手には分からないのがメリット。

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