乙女ゲーム下手くそウーマンによる幻奏喫茶アンシャンテプレイ記①

〜ゲー厶との出会いからプロローグまで〜

https://www.otomate.jp/enchante/

──私がこのゲー厶を知ったのは2021年の冬、プレイしていたソシャゲのサービス終了がむかえた頃であったと思う。
　因みにサ終したソシャゲは一血卍傑というDMMから出ていた初動ボロボロだったのに3年も頑張ったゲームである。運営もキャラを大切にしており、ストーリーも誠に残念な事に未完であり、終わった時は大変な虚無感に襲われた──という詳しい事を書くと大変に長くなるので割愛する。
　今までソシャゲのサ終にて傷ついた事は多々あるがその時も同様であった。何より推せるキャラが居たのである。宣言からの終了までの期間の苦しみたるや、例えるならば余命宣告された恋人を見守る事しかできない様な苦しさである。ゲーム中にいた複数の推しのうちの一人、正しくは神なので一柱であるがアマツミカボシというキャラがいた。運良くと言っていいのか、度々絵師様が非公式絵を上げておられたのでその時も絵師様のアカウントへ愛しさと切なさと心細さと言う虚無感を抱えつつ向かったのである。

──そこで絵師様の宣伝で見かけたのがこのゲーム、『幻奏喫茶アンシャンテ』であった。

　正直に申し上げると筆者は乙女ゲームは殆どしない。てか全くと言っていいほどやらない。なぜなら声優のセリフをいちいち聞くのが面倒かつ、会話のみだと眠くなるからである。ぶっちゃけ今までまともにやった乙女ゲーというとパニックパレットくらいである。PS2の時代だし割合大分ギャグである。
　というか普段からアクションだのRPGなどをメインやるものにとってドンパチもなけりゃ選択肢を選ぶだけの何事も暴力で解決できないゲームは爽快感がないのである。
　……が、今回ばかりはちょっとした”引っかかり”があった。絵師様は勿論、なんと声優である。筆者は別にそこまで声オタではない。ただ、このゲームにはなんと赤羽根健次氏（以下バネP）と庄司宇芽香氏（以下庄司さん）がキャストにいたのだ。
　それが何やねん、とツッコミが来そうだがこの2名は筆者を物書きにしたある意味運命のゲーム、GODEATER（以下GE）シリーズのプレイヤーキャラクターボイスをしていたのである。GEは所謂狩りゲー、キャラメイクのできるゲームである。そしてバネPと庄司さんは筆者がいろいろ小話を書いたキャラであり設定的に姉弟で庄司さんの声の姉とバネP声の弟を使っていたのだ。そして大変に気に入っていて怪文書のような小話もいくつも書いた。
──つまり「うちの子の声がするゲーム」であった。

　その上ガチで首無しのイケボデュラハンとかまー人外×少女好きにはたまらない設定だらけというある意味ドンピシャであるものの、当時は「乙女ゲーって得意でねぇしなんかもいいや…」と買う気は訪れず（多分疲れてた）。そんなこんなで数ヶ月…

　　　　　何故か買いましたby12月初旬

　多分何かいろいろあってなんか穏やかなのしてぇなとかあって思い出したんだと思うんですがそのへんの記憶は曖昧です。気がついたら買ってた。あるよね。
　そんな年の瀬の奇行のままに暴走喫茶もとい幻奏喫茶アンシャンテ！プレイします！名前はデフォルトの淡木琴音ちゃんにしました！Let's人外とのラブロマンス！

　が

　なんと
　開幕から
　選択肢をやらかし　
　攻略対象に　
　微塵も出会うことなく

　The・End　

　でした（※本当）（※プロローグです）

　……見たか、これが乙女ゲームドヘタクソウーマンのバッドエンドRTA選手権だ。（※本当にプロローグ時点です）

　いやなんとなく「多分コレはあかんやろなーってわかるけどでも別の展開とかあったりするのかなー」とついやってしまいました。テンプレの「ふぅん、おもしれー女」とかを言われる様な展開になる前にどうにも筆者が一番おもしれー女だったようです（終了するスピード感が）。

　それにしてもFateがstaynight並の終了速度。死んでないだけFateよりマシ…とおもったがどうにも物語がちゃんと始まらないと主人公は残業100時間超えるブラックな企業に日曜も出勤しなければならないとのこと。
　それ死ぬより辛いのでは？しかも話の時間軸を考慮するに主人公の琴音チャンは19〜20前半なので高卒か短大卒でそのブラック企業勤め…ってコト？（※あとで確認しましたが19歳でした）
　要約すると「問おう、お前が喫茶店のマスターか」をしなければどの道死ぬ。理解した。
　琴音ちゃん辞めちまおうぜそんな会社。もう人生余生扱いで喫茶店やろうぜ。そんな若い身空でブラックで命を削るもんじゃないよ。待ってるのはアイキャンフライか吊りか心やらなんかしらの病院に行くルートじゃん？魔界とか天界とかでなくて霊界とか冥界へゴーじゃん？心という器は1度壊れると2度と戻らないんだぞってシグルイで言ってた。忍者と極道でも言ってた。

　と、言う分けでちゃんとした選択肢を選びました。

そしてちゃんと攻略対象たちと出会うのですがそのへんはあるならまた次回へ。

多分続く