人生はコントだ。

昔、ラジオを聴いていたら、リスナーの方が「仕事のプレゼンで緊張しないためにはどうしたらいいですか?」というような質問をラジオ番組にしていた。

そのパーソナリティの方がとある解決策をいっていて、それから事あるごとに思い出すのだ。

それは、緊張しそうになったら心の中で、「ショートコント」とつぶやく、というもの。

なんて面白いのだろう、聴いていたわたしは、なんだかコーフンした。

たしかに、「ショートコント」と自分の中でつぶやくと、目の前の現実が少し客観的にみられるような気がするのだ。緊張している自分を俯瞰して見られる気がする。

今年の春、人生の中で久しぶりにドラマにハマった。(コロナ禍の影響も多分にあると思う)

菅田将暉主演の「コントが始まる」を観て、「人生はコントである」と考えると日常との向き合い方が少し変わるかもしれない、と思った。それは、以前ラジオを聴いて、コーフンした時のように。

毎週毎週、ひとつのネタがテーマになっていて、そのどれもが人生の大切な場面がネタになっている。

最近、思うこと。こんなこと言葉にしたら、なんだかとてつもなく悲しくなってしまうけど、人生って短いというけれど、正直、生きていくことが面倒な時もある。同じことの繰り返し、と。

でも、どんなことも「ネタ」になる、と思えると、すっごくわくわくしてきたのだ。笑いに昇華させる。

どんな人にもその人の人生というものがあって、その人なりのコントがある。

最近読んだ、「2ちゃんねる」を開設した、ひろゆきさんの著書「1%の努力」で「最後にはすべて笑い話にできる」と書いていた。

“世の中すべて「ネタ」だということ。ツラかったり、しんどい目に遭ったりしたら、頭の中では、「これ、絶対に後で笑い話になる」と考えている”

たしかに、こんな風に考えていたら、人生は楽しそう。

ドラマ「コントが始まる」はまさに、それを作品として見させてくれた気がした。

普段見ている日常をいつもとはちょっと違う視点で見てみると、新たな発見があるかもしれないかも、と思ったのでした。まだ気づいていない、面白いこと、たくさんたくさんあるかもしれない。

あぁ、「コントが始まる」をまた観たくなってしまった。

マクベス~!!



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