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3日間開催に美浦では工事…いつもと違うトレセン模様『競馬が好きだ!』9/13 OA

 ラジオNIKKEIの競馬実況アナウンサーが日替わりで登場する『競馬が好きだ』、きょうの担当は山本直アナウンサーです。
 いつもなら水曜日、番組並びにこのnoteでは美浦トレセンの様子をお届けするところなのですが…

(山本)
今週は、月曜日にセントライト記念が行われる3日間開催ということで、一部の出走メンバーの調教スケジュールが1日後に回るということになりまして。月曜日のレースへ向けて木曜日ないし金曜日に追うという陣営があるんだそうで、今週取材担当、美浦は藤原菜々花アナウンサーですが、藤原アナウンサーは木曜日の取材に向かってきょう出発をしていきました。

 ということで、こちらの様子はぜひ木曜日以降、ラジオNIKKEIの「競馬実況web」でご覧ください。

 今週も中央競馬は中山と阪神の2場開催。そして今週は3日間開催です。阪神競馬場で土曜日に阪神ジャンプステークス(J・GⅢ・障害3140m)、日曜日に関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ・芝1800m)が行われ、さらに月曜日に中山競馬場で朝日杯セントライト記念(GⅡ・芝2200m)が行われます。
 番組では、檜川アナウンサーから届いたローズステークス陣営の栗東トレセンレポートを中心に放送しました。


ラヴェルについて(安藤貴英調教助手)

Q. 前走のオークスは
待望の内枠が当たり、騎手も思い切った競馬をしてくれたと思います。強い馬を相手に、勝ちに行く競馬をしてくれたこともあって、いい内容でした。勝てなかったことは残念でしたが、ラヴェルの力は発揮してくれたのではと考えています。

Q. 中間の調整は
ノーザンファームで夏休みを少しいただいた後、栗東に戻ってきました。その時から落ち着いた感じもあって、予定通り、2週前、1週前と順調な調整ができたと思います。馬のリズムを重視して、終いを活かすような追い切りでした。反応もよく、順調に来れています。

Q. 今回のレース条件は
距離に関しては問題ないと思います。ただ外枠だと折り合い面でレースが難しくなるので、真ん中より内の枠順でリズムに乗った競馬ができれば、右回りに変わっても問題ないと思います。

Q. 夏を越しての成長面は
一言で言うなら身長が高くなり、馬っぷりも映えるようになりました。何より体重も増えて戻ってきましたしいい夏休みを過ごしたと感じました。

(山本)
夏の成長力は、この馬はあるんでしょうか?440キロ台で3つのGⅠを年末、阪神ジュベナイルフィリーズ、今年は桜花賞、オークスがともに440キロ台で戦った馬ですが、当日何キロで出てくるんでしょうか?

Q. セールスポイントは
休み明けでも力を発揮してくれます。一生懸命走ることに加え、スピードもあるので、強い相手にも善戦できます。春の口惜しさを活かし、2つ目のタイトルを手にしたいですね。

(山本)
過去10年、オークス出走馬が7勝を挙げている、ローズステークス。その中からオークス4着馬、ラヴェルをご紹介しました

ブレイディヴェーグについて(澤江拓人調教助手)

(山本)
現在3戦2勝で、2勝は2連勝ということですが…

Q. 連勝中の内容は
いつも立ち遅れて後ろからになりますが、ラストはしっかりいい脚を見せてくれます。時計も良く能力は相当なものがあると思っています。

Q.  中間の調整は
ノーザンファーム天栄にリフレッシュ放牧に出て、8月19日に美浦トレセンに入って、9月1日に栗東トレセンに入りました。

Q. (関東馬でも)栗東トレセンを選んだ経緯
美浦トレセンは今、坂路が使えません。脚元に少し弱いところがあるので、どうしても坂路を使いたいため、(栗東へ)入りました。入って最初のころはソワソワする面もありましたが、すぐに落ち着きました。

Q. 1週前追い切りは
しっかりやるということで、バランスやラストの反応を確かめるため、併せ馬をやりました。動き、息遣い、共に良かったです。

Q. 最終追い切りについて
今朝はC.ルメール騎手に乗ってもらいましたが、瞬発力は素晴らしい、とのことで、満足のいく内容です。(デビュー)当初のころより力をつけて、今のほうが切れる(脚)という感じです。

Q. 初の右回りですが
阪神の1800mは、スタートした後も(コーナーまでが)長く、ワンターンで直線も長いため、差しも届くと思います。合っていると思います。

(山本)
デビュー以来は、新潟、東京いずれも左回りどちらも直線の長い競馬場。
新潟外回りを使いました直線の長いコースをずっと走ってきていますが今回は阪神に舞台を移すブレイディヴェーグ。

Q. セールスポイントは
瞬発力は素晴らしいものがあります。強いメンバーがそろいましたが、この馬もそれらに負けないぐらいの力はあると思います。いいところを見せて欲しいですね。

(山本)
初戦の2歳夏の新馬戦、新潟の芝外回り1800m、上がりゴールまでの600mのタイムがなんと32秒3。その後の2戦も、東京1800mと2000mのレースを2回走りましたが、いずれも33秒台でまとめているというブレイディヴェーグについてご紹介しました。

コンクシェルについて(清水久詞調教師)

(山本)
今回は、モレイラ騎手を起用する予定で現在2連勝中です。芝の1800mで2勝を挙げています。

Q. 前走の2勝クラスの内容は
とても強い内容だったと思います。春先と比較して精神面の成長が目立ちます。ブリンカーは春先から着けていましたが、馬もそれを意識するようになるので、返し馬の後のゲート裏から着けるようにしました。そこから結果が出るようになりました。

Q. 逃げ切りでの連勝ですが
主張しての逃げではありません。スピードの違いでそうなっただけで、控えての競馬も出来ると思っています。

Q. 中間の調整は
前走の後、すぐに大山ヒルズに短期放牧に出して、しっかり回復させていただき、いつものような感じで戻ってきました。状態としては申し分ありません。

Q. 1週前追い切りは
少し気を抜く面がありますので、その点だけは気を付けて、思い通りの調整ができました。

Q. 最終追い切りは
先週同様、気を抜かせないように気を付けて、最後までしっかり走っていました。申し分ない状態に持ってくることができました。コースなどについての懸念材料はありません。

Q. レースに向けて
最近は真面目に走ってくれています。あとは当日、ゲートが開くまでのテンションが程よく、上がり過ぎないようにというところですね。

(山本)
ブリンカーも、つけるタイミングがね、違うと馬にも印象がだいぶ違うんですかね。つけるタイミングをゲートの裏にしてから走るようになったというコンクシェルです。

 このほかの陣営の声など、すべてのレポートはラジオNIKKEIのwebサイトでご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。

 競馬が好きだ!、来週もお楽しみに!

【競馬が好きだ!】
ラジオNIKKEI第1
毎週 月曜日~木曜日 20:50~21:00で放送中
出演:ラジオNIKKEIアナウンサー ほか


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