ドボクなイラスト#17 昭和28年西鉄宮の陣橋(みやのじんばし)被災
土木にかかわるモノをイラストで紹介します⑰
昭和28年の災害で久留米市筑後川に架かる西鉄大牟田線「宮の陣橋(みやのじんばし)」が被災しました
土木にかかわるモノをイラストで紹介していきます。
「筑後川中流の懐かしい写真募集」実行委員会が発行した本が有り、昭和28年の災害で被災した西鉄大牟田線宮の陣橋の写真がありました。
橋脚の間に大量の流木がみられます。
西鉄大牟田線不通で多くの方が通勤通学の足を奪われ、当時日常生活への影響は計り知れないものがあったでしょう。
なんと橋桁が落ちているのにかかわらず、1ヶ月後には復旧し電車を走らせています。
仮設の丸太で橋桁を支えている写真もあり、今では考えられないですが、当時の土木技術の素晴らしさや、災害復旧にかける熱意に感銘を覚えました。
もしかしたら、橋に影響のない西鉄福岡駅と宮の陣駅間だけの開通だったのかもしれません。
西鉄宮の陣駅は九州技術事務所最寄りの駅のため、よく利用していましたが今も面影が残っています。
開通を喜ぶ地域の方が電車に手を振る姿が、印象的な一枚だと思いイラストを描きました。
(了)
文責・イラスト:ラジヲマサル
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