東横フラワー緑道を歩いてみる

タイトルからして何やら興味深い名称ですね。
東急東横線という路線をご存知でしょうか?
東京の渋谷から神奈川県の横浜を目指す東急電鉄の路線です。
通勤輸送から行楽まで幅広い需要に対応。
単なる鉄道路線にとどまらず文化や歴史にも溶け込み、誰しも一度は耳にしたことのある首都圏の大動脈路線ではないでしょうか?

そんな東横線。今では渋谷から横浜までの区間ですが、かつてはその先の桜木町までを結ぶ路線でありました。
しかしながら横浜高速鉄道みなとみらい線との直通運転開始に伴う地下化工事によりある運転区間の切り替え、並びに廃止などの歴史がありました。

その中で、横浜駅周辺の地上廃線跡を再活用する試みが行われております。
その一つが、今回のテーマである"東横フラワー緑道"の誕生です。
これは横浜駅から廃線跡を辿り、途中旧高島山トンネルを抜けてお隣り反町駅までを結んでおります。(実際はその先まで道は伸びてるようです)

特に目玉は途中の旧高島山トンネルの存在ではないでしょうか?


実際に鉄道施設として使用されていたトンネルを普通に歩ける機会は、なかなかそうはありません。多くの廃線トンネルは金網やコンクリートなどで塞がれてしまって自由に出入りすることは出来ません。(中には道路転用などで再利用されるケースもあるようですが)
歴史あるトンネルではありますが、歩道として整備されてからまだそこまで年数が経過してないからか内装も綺麗に保たれておりました。

このルート、単なる遊歩道の役目だけではなく、反町方面から横浜駅まで大幅にショートカットが出来るということで、普通に日常の生活道路として活用されております。
実際多くの人とすれ違ったのですが、ウォーキングというよりも明らかに買い物や通勤と思われる様相の方が大半を占めておりました。
夜間は防犯のため施錠されるようですが、駅からも離れておらず距離もそこまで長くないので、気軽に廃線跡のウォーキングを楽しむことができるかもしれません。そして何よりもトンネル内はひんやりしていて涼しい(笑)

あまり目立たないスポットかもしれませんが、横浜市の隠れた名所のような雰囲気満載です。
よかったら是非足を運んでみてはいかがですか?