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奥信濃への道 第19走:大事なことは、だいたい面倒くさい。

めんどくさい。
人類最大で最強の敵、めんどくさい。

忙しい、あぁ忙しい、今日は疲れた、家に帰ってご飯食べてダラダラしたい、走るために着替えるのめんどくさい、ラン後にご飯作るのめんどくさい。
という至極まっとうな要求が頭を駆け巡るどころが留まり続ける帰り道。いつぞや流行ったTMNのGetWild退勤(会社を出るときにGetWildを聴きながら帰る行為)をメイクすると不思議なもので、春の風に乗ってやる気が舞い戻ってくる。夜は気持ちいい、もう少し外に居たい。それだけで今日も走れる。

https://open.spotify.com/track/7MBCVS5iqoAY6F106jdLOb?si=aa8c89a3eb7e4b2b
めんどくさいに一番効くのはGetWild

膝の違和感は少しは残るものの、サポータの効果とフォアフットに切り替えつつある着地で悪化は免れている。たまには違うところを走りたいと思いつつ、人通りの少ない河川敷はやはり走りやすい。耳に届くPodcastの声に内容はスルッと脳内に入ってくる、ランニングは色んなものに集中出来るから、特に耳からの情報にはとても良い。

平凡な、いつも通りのルート。少し暖かくなったからか釣り人が増えてきた河川敷の公園、カップルや初心者らしきソロ、いつもいる住人のような釣り師、Youtuberなのか喋り続けている人、様々な人生交差点、周りの人は目にも入らず、自己を肯定し続ける河川敷は幸せな場所だ。
いつもの景色に少々のスパイスが良い感じ、賑やかな方が好きなのは性分。

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そんな自分も素人ペース調整で狙いを定めて地面を蹴る脚の出力を強弱、これも自己肯定感を上げるための行為、それを記録し続ける腕のGarmin、モチベーションと努力の証はいつも腕の中に。

なんてことはない平凡な日々のランニング一編、自分にだけ鳴るファンファーレは今宵も闇に消えていく。

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