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ようやっとるが、もっと頑張らんとかんよ

今シーズンが終わった。
蓋を開いてみれば案の定の「最下位」である、由々しき事態だ。いや、もはや大問題なので由々しきなんて言ってられる状況ではない。

しかし選手は精いっぱいやっているとは思っている。不運にも怪我をし戦線離脱を余儀なくされた昂弥。
「戦う顔をしていない」という迷フレーズと共に立浪によって横浜から強制送還された京田。
育成方針迷子と言われてもしょうがない根尾のショートからライト、そして投手へのコンバート。前出の強打が根尾とのポジション争いに買った形だが、その京田が戦う顔をしていない、さらにはトレード(後述)であるのであれば根尾がショート固定でも良かったのではないのか?と思わずにはいられない。
その中でも高橋宏斗の大躍進は記憶に新しく、あの闘志あふれる投球は20歳とは思えないスケール感を感じさせてくれた。
土田もショートを安定して守れて来ている、今後はしっかり定着でいるようになってもらいたい。
そして、なんといっても岡林の覚醒ぶりは目覚ましかった。ベストナインにゴールデングラブ、そして本塁打0でも最多安打獲得など、ペナントレース後半の安打数の伸びは素晴らしかった。

ファンフェスタで最後の二遊間を、見せてくれた阿部(手前)と京田(奥)

打撃安定した阿部は今オフに楽天に、戦う顔をしていないと言われた京田は言われた地、横浜へ、それぞれトレードと、平田は戦力外での契約更新なしで自由契約へと野手の入れ替えも激しさを増す。

タイロン、ビシエド以来の衝撃

あれやこれやで削りに削った契約金約1億7千万(推定)を助っ人外国人であるMLBレッズからアリスティデス・アキーノを獲得の報が駆け巡った。
推定契約金1億6千万、ほぼすべての削った額を助っ人外国人野手につぎ込んだ形だ。

京田とDeNA砂田、阿部と楽天涌井と来て内心「打撃補強は望めない…」と絶望感すら感じていた自分にとって、青天の霹靂であった。

ただ野手陣である京田と阿部は二遊間を守っていただけに、ショートに土田が定着しセカンドは溝脇か周平、それにドラ2のルーキー村松かと言ったところで。少し心もとない。
外野は安打製造機大島とベストナイン岡林、そこにアキーノ
が160km/hバックホームの強肩をもって固めれれば、ひとまず安心ではある。
正捕手もキノタクが契約更新でしっかり評価され大幅アップで6,800万円分の活躍を来年は期待したい。特に満塁時の打率をどうにかしてもらいたい。

来年はもっと打てる中日を見せてください。

なんにせよビシエド一本に頼ってきたここ最近の中日においてビシエドの4番座すら競わせ奮起させる意味もあってアキーノの意義は大きい。
中軸がしっかりつながる打線が機能すればリーグワーストの得点と本塁打も改善されるであろう。
必然的に投手陣のプレッシャーも減り、より強固な守りと打線が機能する中日ドラゴンズを来年は期待したい。

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