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指からでまかせ 布団の朝

朝、布団から出ようとすると布団が「なんでそんなに無理をしてまで離れていくの?」なんて言うものだから「俺だって好きで離れたい訳じゃない」と返す。

そうすると少し照れた様子で「寒い日ぐらい一緒にくっ付いていたい」と。
仕方ないから抱きかかえてやると、嬉しそうに体重を預けてくっ付いてくるものだから「おぃおぃ、そんなに寄りかかるなよ。しょうがないヤツだな」と外のベランダに干してやる。

空気に舞う埃がキラキラと輝いている。
今晩が楽しみだ。

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