与えられた選択肢は贅沢の極み
ATB
それはMTB(マウンテンバイク)でもなくグラベルバイクでもない全地形対応バイク、それがATB(All Terrain Bike)DAVOS M-605 All-TERRAIN
山遊び、グラベル、ツーリングから街乗りまですべての地形を網羅する素材であることからATBという呼び方は至極当然な流れに感じる一台。
元はフレーム売りのみ、それをユーザー独自のニーズに沿わせてパーツを組み合わせて行けば、先のどのジャンルにもフィットすることができる汎用性の高さが売りだ。
自分の場合はより山遊びに寄せる為、150mmフロントフォークにドロッパーポスト、そしてマレット(後輪が前輪に比べて径が小さい)仕様。
ダウンカントリー的な里山遊びからゲレンデまで、フィールドを広く使う想定で組んでいる。
もっとも標準で付属しているフロントフォークはリジットなので、そのまま組んで太めのタイヤを履けばエアボリュームも相まって、街乗りにだって最適だろう。
最大の特徴はBOOST規格(29inch化により必要となった横剛性を確保するため148mm幅に広がったワイドフランジの規格)のスライダーエンドを採用した事だ。
これにより29inchでも650Bでもスライドして履けることができる上に、シングルスピード化した際に、エキセントリックハブorBBを使用せずともチェーンテンションの調整が可能になる。
街乗りなどでそこまでギアが必要では無いユーザーにとってSSも安価で一台スタイルを出せるのは選択肢として嬉しい仕様だろう。
フラットバーに前かご着けて買い物や通勤に使用するも良いし、数あるダボ穴にキャリア装着してキャンプツーリングに行くも良い。しっかり装備を整えてゲレンデをハードテイルバイクとして下るも良いだろう。
装着タイヤ幅や各種サイズごとのジオメトリー、パイプの仕様などは公式サイトを参照してもらうとして、与えられた選択肢の贅沢使いはDAVOS M-605 All-TERRAINにとってユーザーの色を濃く映し出す鏡になるに違いない。
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