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【かばん持ち日誌】no.3#お悩み相談ー大学生が地域活性化を考える

2023.06.24 かばん持ち日誌no.3
信州大学2年の石井恵里です。私は現在、信州大学の特任教授、株式会社ドコモgaccoの山田崇さんのオンラインインターン「オンラインかばん持ち」の6期生として活動しています。
毎週実施していただいている1on1での学びを日誌として記録しています。今回は「 #お悩み相談  」をテーマにお話しさせていただきました。

信州大学の1年生向けの講義「地域活性化システム論」第8回の授業では、受講生からの質問を募りました。授業では「アウトプットからインプットが生まれる」ことを意識して、アウトプット、質問前提で受講をしています。
今日の授業では、グループで質問を考え、なぜその質問を聞きたいのかを考えるました。自分が何に関心を持っているのかも明らかにすることができます。

Voicyでは、授業で挙げられた質問に山田さんが答えて下さいました。

1.日本の事例。海外の事業をしている人の話を聞きたい。

「地域活性化システム論」では日本の地域の事例を取り上げることが多いです。日本の事例から地域活性化の話題に関心を持つことで、さらに自分で先行研究として海外の事例を調べるのはいいと思います。
また、海外で既に取り組まれている先行研究を日本版でローカライズしようとしている事例も面白いと思います。北海道東川町では、北欧のフォルケホイスコーレをモデルにした、仕事を離れて学ぶ機会を作る取り組みをしている事例があります。

また、山田さんが塩尻市役所に勤められていた当時取り組まれていた「市役所をハックする」というイベントでも、Zoomや音声メディアでコミュニケーションが取れるようになっている環境を活かし、デンマークやオランダ、イギリスなど他国の市役所の事例を学べる機会も作っていました。

2.学生時代にやらなくて後悔したことは。

山田さん:
「学生時代から今に至るまで、昨日には戻りたくないと思えるほど頑張ってきたと思っています。今がいいと思うし、仮に戻ったとしても今と同じ状態になれるかどうかは分からないと思うほどですね。一方で、今はグローバルの関係性がより重要になってきているため、海外に行っておくとよかったとは思っています。」
信大でも、石井も大学内で韓国人の留学生のチューターをしているように留学生と交流したり海外経験を積むことの出来る機会は増えてきています。
「英語や外国語には苦手意識がありますが、人生100年時代になっているので、リカレント、リスキリングでこれから語学を学び海外に行ってもいいですよね。」

――後悔しないための選択をするためには。
自分で決めることが大事です。3か月でいいからやってみる、迷ったら「はい!かYES」と返事すると決めてみる、「人に流される」と決めてみるなど、自分で意思決定をすることで、選択したときに立ち返って後悔しなくなります。

どんな学生時代だったの?

この質問はさらに掘り下げることで、自分が何に課題を感じていて、何が知れれば解決できるのか解像度が上がります。
”学生時代に勉強以外で頑張っていたこと”、”当時はつらかったけど頑張って良かったと思ったこと”などより具体化することが大切です。自分の経験に照らして質問してみたいと思った理由を考えてみるといいです。
例えば、海外に旅行に行きたいと思っているけどお金がない、という困りごとであれば支援方法など紹介できますよね。

3.価値や個性は持続的出来ると思うか。

価値は持続的か、個性は持続的かという趣旨の質問ですね。
価値について、かつては貝殻や石が貨幣だったが時代がありますが、今はそれほど価値が評価されているわけではないことから、環境や自分の変化で価値は変わります。
また、個性についても、周りの人から触発されて自分のアイデンティティが形成されていくので変化するものと捉えて良さそうです。

4.新しい活動をするときに、ちょっと違うなと思ったときに、辞めるタイミング、引き際は。

やめる前提で始めています。新しい事であれば1000のことをやって3つほどしか成功しないことがほとんどです。一度始めたら続けなきゃいけない、ということではなく、いくつもいくつも試して、これは違うなということに気づける行動をするといいと思います。

Check out

山田さん:
時間内で回答が出来ないほどに質問が出てきたのが嬉しかったですね。
質問の中に正解を求めるものがあったのが気になりました。バイアスや固定観念を外さないと新しいアイデアは浮かびにくいです。こうすればどうか、と創造的に考えることで、アントレプレナーシップが育ちます。

石井:
昨年「地域活性化システム論」を受講して、たくさん活動されている講師の先生方に憧れて学内外の活動に挑戦できるようになりました。今回の質問でも、学生時代にどんなことをしておけばいいか、という充実した、将来に行かせる学生生活について質問に挙がっていて、これから挑戦しようとする受講生の意気込みを感じました。ぜひ1年生の夏休みから学内外に広く目を向けて一歩を踏み出してほしいなと思います。

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