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[ マニア必読 ] 親指シフトと私、ときどきDvorak(ドヴォラック)

エンジニアもnoteを書くぞ〜!ということで、今回は弊社エンジニア岩田のマニアックなカスタマイズを紹介してもらおうと思います!😊
いいかんじに内容が変態なので、同士が集まると本人も喜びます!


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👍 親指シフト(NICOLA配列)とDvorak配列

今日は自分のキーボードの入力設定についてお話しようと思います。
多分、変則的過ぎてほとんど需要ないと思います。
それでも世の中にはこんな変なやつがいるんだっておもしろ半分で読んでもらえたらと思って書いていきます。

自分は日本語入力を親指シフト(NICOLA配列)、英字入力にはDvorak配列に設定しています。

NICOLA(親指シフト)とは
1980年富士通(株)が開発した親指シフト配列をもとに、1988年発足の 日本語入力コンソーシアムが配列そのたの改良を行った入力方式です。
NICOLA 方式の最大の特徴は、左右2つの親指キーを用いた同時打鍵入力 方式にあり、JIS型や海外のキーボードでのスペースキーの位置に2つ の親指キーを備えています。
この左右の親指キーのいずれかと、文字/記号キーを同時に押下する ことを「同時打鍵」と称し、あるキーを単独で打鍵することを「単独打鍵」 といいます。
つまり、親指キーとの同時打鍵により、文字/記号配列部分は右記のように 3とおりの配列をもつことになり、すべてのカナ文字と頻出する記号を3段 の中に配列する事が可能になったものです。
3段に配列されているので指の動きに無理がなく、一文字を一打鍵で入力 する事ができます。これにより打鍵数が少なく、日本語を話すがままに 入力できるようになるのが特徴です。
refs: http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/keyboard/oyayubi/index.html

親指シフトに関しては詳細はググるかNICOLA配列などのワードで検索すると引っかかると思います。
Dvorak配列に関しても同様ですので気になる方はググってみてください。
知らないことを知ることは、とても新鮮で新しい出会いのきっかけのようなものとなります。


👯‍♀️ 親指シフトとの出会い

それでは本題ですが、自分と親指シフトとの出会いはもう5年ほど前になります。

ちなみに自分だけではなくラジコードのBOSSも親指シフトユーザーなのですが、当時BOSS(この時はまだ一緒に働いてなかった)が親指シフトを始めており、それについて熱く語っていたので興味をもって調べてみたのがきっかけです。

そこで初めてかな入力の亜種であることや一音一打の優位性や効率の良さについて知りました。

ローマ字入力は母音を除き、1音につき2つ以上キーを入力する必要があり思考と文字入力の間に如何ともしがたい壁があること、そもそもキーボードに採用されているQWERTY配列が文字を入力することに対して非効率な並びをしているということを知り愕然としました。

自分はこれまでなんて非効率なことを積み重ねて来てしまったんだろうと…。そしてこの先もこんな非効率なことを繰り返していくのか…そんな人生は嫌だ!自分はもっと効率的に生きていくんだ!と一念発起しました。


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💪 いざ特訓

ちょうどGWの時期だったこともあり、そのままの流れで親指シフトの設定方法を調べ文字入力を親指シフトに変更しました。
※当時はKarabinerを使って設定していましたが、OSのアップグレードに伴い利用できなくなってしまったため、現在は Lacaille を使用しています。を使用しています。

親指シフトの配列の表をプリントアウトし、1文字1文字確認しながら入力する練習をしました。

歌詞とか好きなことわざとかひたすら写経しまくりました。最初は100文字打つのに5分くらいかかっていたと思います。メール1本入力するのに30分ほどかかったりもしました。


3日程度で表を見ずに入力できるようになりましたが、1文字1文字どこのキーを押すんだっけ?と考えながら打たないといけないのではっきり言ってめちゃくちゃストレスかかります。発狂するかと思いました 😊


でもここで元の方式のローマ字入力に戻したら負けだと思い(何と戦っていたんだろう)そのまま突き進みました。


GWが終わり通常の仕事をする時も親指シフトで入力し続けました。
チャットの返信とか異様に時間かかっていたと思います。


しかし、慣れとはすごいもので2週間もすると入力速度自体は遅いものの1文字打つごとに特に意識することなく入力できようになりました。
ここでそのまま精進していけばいいと思うのですが、我ながら頭がおかしいことに日本語の入力を効率がいいものに変えたのだから英字入力も効率がいいものに変えようという考えに至り、英字の入力をDvorak配列に変更しました。


日本語の入力速度も拙いまま、英字の入力(特にコード書く時)の速度も遅くなり、かなり業務効率は下がっていたと思います。


そこから更に2週間程度(親指シフトを始めてから1ヶ月程度)経つと以前の入力速度と比べれば遅くはあるけれどそんなにストレスを感じることなく文字入力ができるようになっていました。

途中で気づいたのですが、キーボードショートカットキーはQWERTY配列のままのほうが扱いやすかったので、現在ではcmdやctrlを押している場合のみQWERTY配列に切り替わるという更に謎の設定になっています。


その後3ヶ月経つと元の入力速度と変わらない程度に、半年も経過した頃には親指シフトの方が早く正確に文字入力をできるようになっていました。
この頃になると文字を打つのが楽しくなってきて、ドラマやアニメを見ながら登場人物の台詞を文字起こしするといった謎の遊びとかもしたりしていました。

今でもたまにやっていますが、一人遊びの最高峰の一つ✨だと思っています。


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💁‍♂️ 親指シフトのメリット・デメリット

親指シフトにして感じたメリットは、

・文字入力の速度が上がった
・文字入力が正確になった
・文字を打つのが楽しくなった
・キーのタイプ数が少なくなったため、体への負担が減ったのか肩こりが楽になった
・なんか特別なことしてる気分になれる


デメリットとしては、

・最初のうちのストレスがとにかくヤバい
・なれるまで業務効率ガタ下がり
・他の人のPC触れなくなる
・仲間が少ない


こんな感じだと思います。


ただ、自分はこの先、何万、何億、それ以上と果てしない量の文字を打つことになると思います。そんな中でキーボードを叩く回数が約半分になると考えるとものすごい違いだと思います。

最初のストレスは確かに半端ないですが、切り替えてよかったと思っていますし、今後も続けていこうと思っています。
というよりもう戻れないといったほうがいいかもしれません。

慣れてしまえばたくさんのメリットがあるものなので、ぜひ我が社に
 「親指シフト手当て」を導入してほしい 🥺 ✨ 
と何度も直談判しているのですが一向に採用される気配がないのが解せません。


👋 最後に


マイノリティの辛いところだとも思っていますので、ぜひ仲間を増やしたいのでこれを見て自分も親指シフトを始めてみようと思った奇特な人がいたらぜひ始めてみてください!


きっと後悔します...笑


でもその先に達成感や効率のよさが待っていると思います。
一音一打って慣れるとものすごく気持ちいいですよ!🕺
一人でも多くの親指シフトユーザーが生まれることを待ち望んでいます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


\ 💃  集まれマニアック 🕺 /


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