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【絶対に合格する放射化学Part3】出題された核種の半減期と語呂合わせ22選

単核種元素とは?





元素の中で、天然に存在する核種が1種類しかないものを単核種元素と
呼びます.

主任者の勉強をする上で必ず必要な知識ですね.

なんとなくで解くのではなく、確信を持って溶けるようになりましょう.

以下が単核種元素です.

Al、Be、F、Na、As、I、Co、Mn、Rh、P、Sc、Y、Nb、Bi、Cs、Au

単核種元素 語呂合わせ

「あるベンツ風な広い車、 路地裏でプスッと一時匂うとビスケ接近」

「ある(Al)ベン(Be)ツ風(F)な(Na)広い(As, I)車(Co, Mn)、 路地(Rh)裏でプ(P)ス(Sc)ッと一時(Y)匂う(Nb)とビス(Bi)ケ接(Cs)近(Au)」

壊変系列とは?


原子番号82以上のPb以上の元素は,放射性核種を持ちます.原子番号83のBi以上の元素は安定核種が無く全て放射性です.これらの放射性核種は、ウラン系列、トリウム系列、アクチニウム系列、ネプツニウム系列という壊変系列を持ちます.

ウラン系列

ウラン系列は、ウランの同位体238Uに始まり、206Pb(安定核種)で終わります.質量数は4n+2系列と表現され、質量数を4で割ると2で余る系列となっています.

トリウム系列

トリウム系列は、232Thに始まり、208Pb(安定核種)で終わります.6回のα壊変と4回のβ−壊変を行います.質量数は4n系列と表現され、質量数を4で割り切れる系列となっています.

アクチニウム系列

アクチニウム系列は、ウランの同位体235Uに始まり、207Pb(安定核種)で終わります.7回のα壊変と4回のβ−壊変を行います.質量数は4n+3系列と表現され、質量数を4で割ると3が余る系列となっています.

ネプツニウム系列

ネプツニウム系列は、237Npに始まり、205Tl(安定核種)で終わります.8回のα壊変と4回のβ−壊変を行います.質量数は4n+1系列と表現され、質量数を4で割ると1が余る系列となっています.

第一種主任者試験で実際に出題された核種 22種類 解説

・41.63Zn
半減期は38分

・42.65Zn
半減期は244日

・43.210Po
半減期は138日
ほぼ100%でα壊変
γ線放出率は0.1%以下

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