子宮筋腫のこと(まとめ)

長きに渡った子宮筋腫の話も、これで終わりです。

ちなみに、過去記事のタイトルが分かりづらかったので、タイトルを修正しました。

今回は、まとめというか、私が今思っていることを書いていきます。



いろいろあったけど、結論、私は子宮筋腫の手術を受けてよかったです。

理由は、

・体の不調が改善された(生理痛が相当マシになった、筋腫で内臓が圧迫されていたことが原因と思われる便秘や頻尿が格段に改善された、腰痛がなくなった)

・ヨガの一部のポーズがやりやすくなった(うつ伏せで行うポーズをしても筋腫が当たらないので痛くない、下腹部を圧迫するポーズも筋腫が当たらないので痛くない)

・自分の生活や仕事を見直して行動するきっかけになった

・家族のありがたみを感じた

・健康であることのありがたみを感じた

・普通に生活でることのありがたみを感じた

・自分が本当に時間を費やしたいことを考えるきっかけになった

・子宮筋腫の手術を勧められた、という友達の相談に乗れるようになった

・更年期を迎えている、あるいは終えたすべての女性を尊敬できるようになった

・通院や手術をしている人に優しくできるようになった

・自分の体に感謝できるようになった

など。

(腰痛なんかは、筋腫を取ったからよくなった!というだけではないと思いますが、私は改善した理由の一つなんだろうなと思っています。)



起こったことに対して、「意味があった」と考えるのはあまり好きではないのですが、子宮筋腫に関する一連の出来事は、私に「必要だった」ことなのだと思っています。

今思うと、タイミングも絶妙で、2019年の9月でなければ、仕事もさほど忙しくなくて辞めようと思わなかったかもしれないし、ヨガにもさほど真剣に取り組んでなくて資格を取ろうとまで思わなかったかもしれないし、コロナ以降だったら家族に手術に立ち会ってもらうのは難しかったかもしれない(去年だったら手術までスムーズに進んだかもあやしい)。

そう思うと、私にとって必要な出来事が、適切なタイミングで起こっているのだなと感じます。


もっと言えば、ヨガの資格を取って仕事を辞めて次のバイトを始めていなければ、今私がいちばん楽しんでいるオンラインサロンに入ることもなかったわけです。

そのオンラインサロンで、私が何に出会って何をやるべきなのかは、まだ見つかっていないのかも知れないし、もう見つかっているのかも知れない。

多分それはある程度振り返れるようになってからでないと分からないのだと思います。

今のオンラインサロンに入ることにした理由は他にもあるけれども、いろんなものごとが重ならなければ今日の私はまた別の世界線で生活しているのかも知れないなと、感慨深く思うわけです。

筋腫があることや、手術すること、あるいは他のすべてのことが、その方の人生にとってどんなイベントになるのかは、結局のところ、すべてその方次第だと思います。



もっと一般的な話を最後にしておくと、筋腫に対する対応も、人によって違うと思います。

閉経が近い方ならこれ以上大きくならないと見て経過観察の選択肢もあるだろうし、閉経までまだしばらくあるけれども子どもを望んでいない方なら全摘出の選択肢もあるだろうし、まだ筋腫が小さい方で妊娠の希望がなくて生活に支障を感じないなら経過観察でいいだろうし、筋腫が小さくても妊娠の希望があって、かつ着床しづらい場所に筋腫があるなら手術を検討した方がいいかもしれない。

(そういえば、私は、最初どうにか自然療法的なことで治らないか…と思って調べたりしていましたが、なんとなくヨガの先生に筋腫の話をした時に、「手術して早めに取っちゃった方がいいんじゃない?」と言われて、「そうだな、心を決めよう」と思ったことを、今思い出しました。)

手術も、腹腔鏡手術だけじゃなくて、確かもっと入院期間の短いものや(私の場合はサイズ的にできない手術の方法で最初から選択肢になかったので調べてませんが)、開腹手術もあります。

みんながみんなリュープロレリンを打たなければいけないわけでもないです。

ただ、もし私が妊娠を希望していたら…と考えると。

私の場合は、最初に産婦人科で手術を勧められてから、術後妊娠してよい期間になるまで、8ヶ月はありました。

もちろんお医者さまの診断や状況によって一人一人違いますが、場合によってはそのくらいかかるかも知れない、ということは、これから妊娠を希望されている方は、知っていていただいてもいいんじゃないかなと思います。

また、私は病理検査の結果良性の肉腫でしたが、悪性のものかどうかは、手術して病理検査をしないと分かりません。

筋腫が小さい場合は、悪性のものである可能性は極めて低いようですが、そういうことも総合的に考えて手術を受けるかどうか、考えていくことになると思います。


私は筋腫が大きかったので、34歳で腹腔鏡手術をして、子宮を温存して、750gの筋腫を摘出しました。

子宮筋腫は、女性の4人だか5人に1人は、発生するもののようです。

だから、私は、年に一回婦人科検診に行くことや、ご自身で記録をとっておいて不安なことがあれば診察してもらうことや、もし診断に不満があれば、別の病院も受診してみることを、機会があれば友達に話しています。

無闇にこわがる必要はないけれど、苦しいのに何もしなくてどんどんつらさが増していくのは、しんどいと思うから。

どうぞ信頼できるお医者さまと、しっかり話して、方針を考えてみてください。


かく言う私も、今年の検診を忘れていたので、週明けにでも行こうと思います。

年齢的にも、子宮を残してある以上、再発の可能性は常にあるので。


一連の記事は、もしかしたら分かりづらいところや主観に満ちた内容になってしまったかも知れません。

でももしも、子宮筋腫に不安を抱えている方に寄り添えるような、お力になるようなことがあれば、それ以上の喜びはありません。

拝読いただきありがとうございました。




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