見出し画像

サマーデザートブッフェ&世界のケーキ@恵比寿/ウェスティンホテル東京

食への執念は人一倍強いが、胃のキャパはそれほど大きくないのが悩み。食べ放題に行ってもそれほど量を食べられないため、誘われても敬遠しがちでした。
しかし、ホテルバイキングとなれば話は別。パティシエが作る本格的なお料理を納得いくまで食べられるなんて、夢のまた夢じゃありませんか!

ということで、恵比寿ガーデンプレイス内にある、ウェスティンホテル東京『ザ・テラス』のデザートブッフェに行ってきました。
平日15:00〜17:00のみの時間設定にもかかわらず、人気過ぎてとにかく予約が取りづらいとのこと。予約してくれた友達には頭が上がらない…。

ウェスティンのデザートブッフェは月替わりのテーマが設定されていて、8月は『サマーデザートブッフェと世界のケーキ』。
海外旅行と世界のグルメ好き人間のテンションが上がりっ放しだったこちらの企画を、実食したもののレビューと合わせて紹介します。

▪️ウェスティンデザートブッフェのお作法

お客さんがスイーツを取り分けてしまう前にビュッフェ台の撮影タイムが設けられていて、インスタ女子たちへの心遣いが感じられます。

制限時間は2時間、時間きっかりで席を立たないといけません。
写真を撮って食べて喋って…とやっていると、2時間なんてあっという間。いかにムダなくムラなく食べたいものを食べるか、
頭を使うことになります。

季節のデザートコーナーには長蛇の列ができてしまうので、
先に軽食や定番スイーツを確保して食べ進めておき、
行列がひと段落した頃に季節のデザートを取りに行くのが、今回友達に教えてもらった裏技。
フード系は補充回数が少ないので、食べる分を先にキープしておいて正解でした。

飲み物ももちろんお代わり自由。
カフェラテを頼んだら、大きなマグカップに繊細なラテアート入りで提供されました。こんなところからも醸し出されるホテルクオリティ。
月替わりの限定ドリンクは、
ブルーベリー&アップルアイスティーと、ココナッツミルクホットティー。
友達が頼んでいたアイスティーを一口もらったら、すっきりした甘さで飲みやすかったです。

▪️国際色豊かなスイーツたち、そのお味は?

まずは先に取り分けたフードメニューから。

・サラダ
ベーコン、フライドガーリックなどトッピングも充実。

・ニョッキのグラタン

・チョリソーと夏野菜のカレーキッシュ
スパイシーで食べ応えあり。

・漬物各種
甘さに疲れた口を癒してくれる魔法の食べ物。

続いて定番スイーツコーナーから。

(左から時計回り)

・パッションフルーツとホワイトチョコレートのムース
スイーツ最初の一口目。ピスタチオの食感と風味がアクセントになっていて、初っ端からそのおいしさに感動。

・シュークリーム
ウェスティンの定番だそうです。クリームたっぷり。

・クレームブリュレモカ
ほろ苦さが大人な味わい。

・アプリコットとピスタチオのタルト
大きなアプリコットがゴロンと乗ったしっとりタルト。

これが目当て!

・🇮🇹ズッパイングレーゼ (Zuppa Inglese)
「ズッパ」=浸したパンの薄切り、「イングレーゼ」=イギリス風の、という意味。ラズベリーの酸味が効いたクリームたっぷりグラスデザート、と思って予備知識なしで食べていたが、調べていくうちに驚きの事実が。

「Zuppa(ズッパ)」とは、イタリア語でスープの意味。カスタードクリームとシロップに浸したフィンガービスケットがトロトロに柔らかく、スープのようにスプーンですくって食べるデザートです。イタリア発祥のデザート、ティラミスの原型とも言われています。
アルケルメスはイタリアで古くから作られている薬草系リキュールで、虫を煮出して取り出した色素を使った鮮やかな赤色が特徴的です。

深紅色をしたエンジムシから、コチニール色素なるものを抽出するそうです。日本では法律の壁に阻まれて輸入できないらしいので、今回食べたのは別の赤いシロップを使っていたのだろう、と信じたい。

・🇭🇺ショムロイ・ガルシュカ (Somloi Galuska)
スポンジがベースで、カスタード・ナッツ・チョコレートをどっさり乗せたデザート。
こちらははっきりラム酒を感じます。チョコがとっても濃厚。

・🇮🇳パッションラッシー (Passion Lassi)
ヨーグルトの酸味は抑えてあり、スッと飲める。

・🇹🇭マンゴーとバナナのサゴ (Mango & banana sago)
タピオカココナッツミルクは安定の美味しさ。
黒豆と白玉も入っていて、結構お腹に溜まる。

・🇬🇧 レモンのシラバブ(Lemon Syllabub)
「生クリーム、白ワイン、レモン、砂糖を泡立てて作るムース状のデザート」だそう。元々は飲み物として愛好されていたみたいです。
クリームの下に隠れたゼリーが、だいぶもったりした不思議な食感だなと感じていたので納得。

・🇨🇳ヨンジーガムロ (Yonji Gamuro)
聞き覚えのない響き、と疑問に思って取った後で、楊枝甘露=マンゴーポメロサゴ (Mango pomelo sago) だと気づいた。
(香港やシンガポールのイメージが個人的に強いスイーツなので、紹介プレートに中国国旗が付いてるのは違和感…?豆花には台湾の旗が付いてたのに)
味はもちろん美味しいです。柑橘の瑞々しさと酸味でさっぱり。


・レインドロップケーキ
こちらは一人一個、席まで持ってきてくれる。
見覚えあると思ったら、桔梗屋の水信玄餅。黒蜜ときな粉であっさりさっぱり、生クリームとフルーツのきらびやかな世界から戻ってくるとほっと癒される素朴さ。

他にも🇧🇪ベルギーのミゼラブルやオペラ、🇫🇷フランスのファーブルトンなど心惹かれるものがたくさんあったけれど、お腹の限界に到達してしまいこれにてギブアップ。
もう一つ胃袋が欲しい!とこの時は切に願いました。
とはいえ、食後の変な胸焼けはなかったので、良い食材を使っていたんだと思います。さすがホテルバイキング。

■いつまでやってる?気になるお値段は?

8月31日(金)まで開催中。税サ込で4,760円でした。

遠く離れた国々のスイーツを、同じ皿の上で共演させられるワクワク感はこの企画の醍醐味。
そしてディスプレイされたデザートの品数の多さも見もの。
しばらく時間が経ってから、またホテルバイキングに行きたい!と懲りずに叫んでいる自分が見えます。ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?