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食パンアイス:昔懐かしワンコイン屋台スイーツ@シンガポール

クッキーサンドアイスが市民権を得ているのなら、パンアイスがあってもいいじゃない。同じ粉モンだし。
そんな発想で作ったのかな、というシンガポールのスイーツ、食パンアイスをご紹介。

年中暑いシンガポール。街歩きに夢中になるあまり、炎天下を歩き回っているとだんだんバテてくる…。
そんな疲れた体をたったのワンコインで癒してくれるのが、このアイスクリーム屋台。

シンガポールでは、調理設備を要する路上屋台は基本的に見かけない。なぜなら、衛生的な観点で、屋台はホーカーセンターに集約されているから。
ところが、このアイスクリーム屋台は営業を許可されていて健在。学校帰りの子供たちから買い物途中の大人まで、幅広く愛されている懐かしのおやつです。

Wall’s(※ユニリーバのアイスクリーム部門。東南アジアのメガブランド)ロゴ入りの赤いパラソルがアイス屋台の目印。
アイスクリームのフレーバーはチョコ、ストロベリー、チョコミントのような定番から、
マンゴー、ドリアン(!)、ヤム芋(!!)、とうもろこし(!!!)といったシンガポール感満点の味から選べます。

フレーバーが決まったら、”○○(フレーバー) with bread!”とおっちゃん/おばちゃんに声を張り上げて。
すると箱に入った巨大なアイスクリームの塊を包丁で四角く切り分けて、マーブル色の薄い食パンで挟んで渡してくれます。
ウエハースでアイスクリームを挟んだり、アイスクリームコーンに乗せてもらう選択肢もあるけど、どうにも心許ないので私は決まって食パンサンド。

厚切りアイスは買ってすぐはカチカチで歯が立たない(苦笑)
でもちゃんとそれぞれのフレーバーの味が濃いの。特にドリアン味の再現性の高さは素晴らしい。

食パン自体はほんのり甘くて柔らかく、これが溶けたアイスをうまく吸収する役割を果たしてくれる。
そう、暑いシンガポールではアイスが溶けるのも一瞬。薄いウエハースだけでアイスを挟んだら、溶けたアイスが垂れてきそうで落ち着かない。食パンのおかげで、最後の一口まで安心して食べられるというわけ。

お値段はなんと1ドル!
スーパーで売られているハーゲンダッツのミニカップが5ドル、街中のアイスクリーム屋さんのシングルカップが3ドル近くする中で、このお値段はとても良心的。

この頃流行りのインスタ映えアイス達に負けず、頑張ってほしいなと願っております。

体をクールダウンできて小腹も満たせる素朴なおやつ、街歩きのお供にお試しあれ。

■どこで食べられる?
Orchard Roadのタカシマヤ前、Clarque Quay、Chinatownなど、観光客が集まるエリアでよく見かけます。Orchard Roadには常駐している印象。


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