いーれーてっ

小さい頃は、そう言えばどんな子もすぐに一緒に遊べるものでした。
でも、私はそんな「いーれーてっ」をしている子たちを眺めては、今ひとつ言葉に出せませんでした。まず最初に浮かぶのが『何あいつ、変なやつ』と言われるのではと拒絶されるという恐怖とそれを確実にする体験があったからです。

だから、相手から声をかけられる方が楽なのだと思っていました。しかしまあ、それもそれでおかしなもので。後者は決まって後々に距離を取ってくるか、出る杭は打つ勢いで奴隷のような扱いをしてくる人、あるいは勝手に私の人格に妄想を抱き、それが違ったりすれば怒り出す人が多かったです。

もう子供と言われる時期を過ぎてしまいましたが。大人になっても「いーれーてっ」と言って仲良くやれている人たちはすごいなと思います。

羨ましい
妬ましい
お前は一人なのだと、無言の圧力で跳ね除けられているようで。 

友達はいるはずなのに、世界に一人ぼっちな気持ちになってしまい。
いーれーてっ、が物凄く大きなハードルに感じるのです

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