【第5回】個別株ということだけど。ホットティッカー編【レイチェル米国株物語】

有望な個別株、新しい産業・テーマについて語りだすと、何時間かかっても語り切れないくらいたくさん話をしなければなりません。

それだけ、日々楽しく投資をすると情報がたくさん入ってくるのです。しかもそれがニュースサイトやテレビからだけでなく、実際の友人やTwitterからもです。それらの情報を受け取っていると自然と自分も情報を発信するタイミングがあると思います。

それはそれは本当に、楽しいし、嬉しいし、大好きです。

そんな中でもこの銘柄はマストでしょう、というホットティッカーを5個つご紹介します。ティッカーというのは、銘柄を示す表記のことです。

アップルだと「AAPL」←これがティッカー。

ホットティッカーとは"今、熱い銘柄"という意味です。私レイチェルが独断と偏見で選んでいます。

しかし

いずれも米国株の中において代表的な銘柄となりますので、まずはこの銘柄に注目して情報に触れていくのもいいと思います。なお、この5銘柄は、平日に毎朝配信されているレイチェルタイムズのHOT TICKER選出銘柄なので、毎朝のそちらで株価の動きも確認できます。

こちらの真ん中がホットティッカーです。

ぜひ、毎朝チェックしてくださいね!

①テスラ 米国株界の風雲児

”カリスマ経営者 × 電気自動車(EV車) × 経済政策の後押し”の3拍子揃った奇跡の会社です。期待しかありません。トラブルや苦難も多いですが、それを跳ね返すだけのポテンシャルを十分に備える優良企業です。うまくいけばGAFAMと対抗するくらいのポテンシャルを持っていると感じます。

なぜそれだけのポテンシャルがあるか?それは、環境重視の世界動向だからです。脱炭素の流れでガソリン車からEV車への転換が余儀なくされています。

アメリカやヨーロッパでは2030年までにガソリン車の販売が禁止になりますので、この10年でEV車市場は大きく進展することが約束されています。

そのトップを走っているが"テスラ“なのです。

もしすべてがシナリオ通りうまく進んだとしたら?

もちろん、株価は大きく上昇するでしょう。

②エヌビディア 半導体業界の巨人

半導体とは電化製品内に内蔵されているICチップのことです。家電やPCや車にも必要な部品です。2020年~2021年の巣籠需要で、この半導体の需要が驚くほど伸びて、生産が追い付いていない状況です。その追い風を受けて、ぐんぐん株価を伸ばしているのがこのエヌビディア。

半導体にはCPUとGPUがあり、エヌビディアはグラフィック処理を領域とするGPUを扱っています。3Dグラフィックやビットコインのマイニングにも使われており、今後の大きな需要が期待できます。

また、エヌビディアは2020年9月にイギリス半導体設計大手のアーム社の買収を発表しています。アームはCPU設計のノウハウと実績を持っている会社です。

それだけに同じ半導体業界のエヌビディアがアームを買収するのには、独占禁止法の大きなハードルがあり、簡単に実現することはできません。

現状イギリス、中国、EU、アメリカなどの規制当局の承認を待っている状況です。順当にいったとしても2022年3月での手続き完了の予定となっています。

しかし、本当に買収が成功するかどうかはわからない状況です。

もし、この買収が無事に完了すれば、エヌビディアはGPUに加えCPUでも事業を展開してくことになり、さらなる企業成長が見込めます。

もちろん、株価は大きく上昇するでしょう。

半導体関連企業銘柄:AMD、インテル、TSMC

③モデルナ ワクチン銘柄の期待のホープ

ワクチン製造メーカー。ファイザーとならび最速でワクチン開発に成功した企業です。

モデルナのワクチンは「mRNAワクチン」と呼ばれています。遺伝物質メッセンジャーRNAの一部を接種し体内でウイルスのたんぱく質が作られて免疫機能が働き、抗体が作られる仕組みです。世界のワクチン需要はまだまだ強く、作れば作るだけ売れる状態。このコロナワクチン開発の技術が別のワクチンへの転用が期待されるので、継続的な成長も見込める銘柄です。

もし、モデルナが世界をコロナの危機から救ったら?そして、ワクチン開発を横展開して開発を進めていったら?

もちろん、株価は大きく上昇するでしょう。

ワクチン関連企業銘柄:ファイザー、バイオエヌテック、ジョンソン&ジョンソン

④スクエア フィンテック期待の星

フィナンシャル(金融) × テクロジー(技術)を掛け合わせて”フィンテック”と呼ばれています。

フィンテック分野のブレークスルーは、来る、来る、と言われ続けながらなかなか爆発はしないものの、緩やかな上り調子であることは間違いありません。

これまでお金を下ろすのにATMに出向いたり、証券を買うのに証券会社に出向いたり、手間も時間もかかっていたことが、全てスマホだけできるようになる。

そんな世界観、素敵ですよね。

一口にフィンテックと言っても、その種類は様々です。スマホでできる金融サービスは全部フィンテックといえるのです。決済サービスや株取引、投資アドバイザリー、少額ローン、家計簿アプリなんかもフィンテックに入るでしょう。

その中でもひときわ期待されているのが、この”スクエア“です。

スクエアの事業は、①PoSシステム(小売店にあるレジみたいなもの)と②個人間送金アプリ(PayPayみたいなもの)の2つです。アメリカでは個人送金アプリはペイパルが提供するVENMOとスクエアが提供するCash Appの2強となっています。

もしスクエアのCash AppがライバルVENMOを打ち負かすことになれば?

もちろん、株価は大きく上昇するでしょう。

フィンテック関連企業:ペイパル

⑤クラウドストライク サイバーセキュリティのエース

サイバーセキュリティの需要は、情報化社会が進めば進むほど増していきます。

2021年5月にはアメリカ最大の石油パイプラインのコロニアルパイプラインが、ランサムウェアのサイバー攻撃によって停止しました。同社はアメリカ東海岸の燃料供給の45%を賄っており、ガソリン不足でスタンドには長蛇の列ができました。翌月6月には世界最大の食肉加工業のJBSが、サイバー攻撃で全アメリカ工場操業停止に追い込まれ、食品価格が高騰する恐れもありました。

サイバーテロはこれまでのように大企業の個人情報や機密情報だけでなく、一般市民の生活にも影響が出るようになっていることは特筆すべき点です。

立て続けに起きた2件は、サイバーセキュリティの重要性が今後一層増していくことを思わせる事件でした。

もし、今後もデジタル化が加速度的に進む世界であり続ければ?

もちろん、株価は大きく上昇するでしょう。

サイバーセキュリティ関連:オクタ、ジースケーラー

5銘柄といいつつ、関連銘柄も含めると14銘柄となりました。しかし、この5銘柄5分野は米国株投資をする中で話題のなることが多いので、覚えていて損のない銘柄です。

ですが、

GAFAMを覚えた次は無限大です。

本日挙げた分野・銘柄である必要はありません。自分がGAFAMの次に興味をもてるテーマを見つけて追っていきましょう。

それが、あなたの知識、経験、楽しさを倍増させるでしょう。

もし、そんな分野ないよ!という人は、ぜひ私と一緒にこのホットティッカーを勉強していきましょう♪ レイチェルタイムズで!

それでは、本日は以上です。また明日お会いしましょう。レイチェル。

▼【第6回】はこちら

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