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チャイナリスクとコロナ再拡大とFRB

中国当局の中国ハイテク企業への締め付け強化を背景に上海、香港株が連日の大幅安。

中国のことなので、アメリカ企業への直接的な影響は少ないはず。

しかし

アメリカの株式市場でも懸念が波及してハイテク企業の売りが広がっている。本日2021年7月28日GAFAM全ての株価が1%~2%程度下落。

決算発表を前に利益確定の見方もあるが、好決算が約束されている中でその圧力はそれほど強くないのでは?

また、アメリカではワクチンを打った人でも屋内でのマスク着用が推奨されることがCDC(疾病対策センター)から発表された。

5月にマスク着用は不要と発表してからわずか2か月で覆る事態になっている。

それほどデルタ株の流行の影響が大きい。

イギリスでは2021年6月~7月にデルタ株により新型コロナが再流行。1日の感染者数が5万人(人口は日本の半分)を超える中、7月19日には感染防止の行動規制を全面解除。

なぜ解除したか?感染者数が増えていても死者数は抑えられているから。

結果、足元の感染者数は減少傾向にある。

この状況を受けて、アメリカでも今後数週間以内に感染者数は減少に転じるという見方もでてきている模様。

一方、株式市場では感染拡大の懸念からFRBは金融緩和の長期化トレンドになることが予想される。

そうなると、株式市場にとっては追い風になる。

毎日のように最高値更新状態となっているが、この状況が続けばしばらくは最高値を更新し続ける日々が続きそう。

暴落シーンが来る可能性?

もし直近で暴落シーンがするとすれば、それはFRBが金融引き締めへ大きく舵取りする瞬間だと思う。

そのシーンはどうなれば来るか?

コロナ完全収束、景気完全回復!という状態になったとき。

そうなったらもう金融緩和は不要になる。

しかし、1日も早い収束を願う一方で、今はコロナとの攻防は一進一退。

この攻防が続く内は、暴落シーンは来ないと思われる。

もし今日の話がよくわからない!という方は"レイチェル米国株物語"を読んでみてくださいね。面白いくらいによくわかるようになります。


またお目にかかれるときを楽しみにしています。