ジャクソンホール編、最終章!

米国株投資もいよいよジャクソンホール編が最終章です。

本日のパウエル議長がスピーチで何を語るのか。相場はどう動くのか。

本日8月26日のニューヨーク株式市場は様子見ムードの一日でした。

この日は地区連銀総裁からタカ派的(金融引き締めスタンス)なコメントが多数聞こえてきました。

これにより、ジャクソンホールでのFRBパウエル議長の講演でのテーパリング発言への警戒感が高まっています。

加えて、アフガニスタンのカブール空港でのテロ発生により地政学リスクも発生し、市場としてはマイナス材料が重なった一日でした。

ナスダックは前日に節目の15000ドルを超えましたが、すぐに下回りました。

このところ、ナスダック含めた3指数は連日で最高値を更新しています。

しかし

GAFAMの株価はGoogleを除いて足踏みしている印象です。

特にAmazonは決算後の下落からなかなか戻せていません。

SBI証券より

それにも関わらず、ナスダックが堅調を継続しているということは、GAFAMの代わりに株価を伸ばしている企業があることを示しています。

こちらより

この1年間の時価総額の成長率は、アップルが+16.6%、マイクロソフトが+35.2%、グーグルが+72.1%、アマゾンが-3.7%、Facebookが+19.9%です。

一方で、

テスラが+62.8%、エヌビディアが+72.8%、JPモルガン+63.2%、バンク・オブ・アメリカが+64.5%、ASMLが+110.1%、イーライリリーが+75.1%、オラクルが+54.3%です。

EV、半導体、銀行に上昇傾向が見られます。

ここから何が読み取れるか?

相対的に見て、GAFAMの株価は割安になっています。

GAFAMへの集中投資が続くと規制強化などGAFAM個別の悪材料で相場全体が崩れる可能性がありますが、その他の企業が成長することでリスクが分散されます。

また、テーパリングの開始が近づくと市場参加者のリスク許容度が一時的に落ちることが想定されます。

その際に業績面で安定感のあるGAFAMの株価に割安感があれば投資資金の受け皿になりえるため、現在の状況は相場全体にプラスになると思います。

デジタル課税の導入や反トラスト法でこれまでよりも厳しいビジネス環境になることが想定されますが、それ以上の革新と成長を私たちに見せてくれると信じています。

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またお目にかかれるときを楽しみにしています。