見出し画像

週末の障害戦回顧(11/28,29)


この週末は、土曜日に東京で、日曜日に阪神で、それぞれ1鞍ずつ未勝利戦が行われました。

事前の見どころ解説で触れたとおり、良くも悪くも西谷Jが主役になりましたね。僕的には、ある程度、手応えを感じる見どころ解説ができたと思っていますが、はたして、皆さんの馬券成績はいかがでしたでしょうか。

土曜 東京4R 未勝利


ここは、前走でいろいろあったモサが、自身の能力をしっかりと発揮して完勝しました。ちょっと仕掛けが早く、最終障害の着地も危なかったですけど、道中の立ち回りにロスはありませんでしたから、ひとまず、西谷Jはうまく乗っていたと思います。そうなると、さすがにこのメンバーでは負けないですよね。

2着のダイシンクローバーは、こちらが考えている以上に、地力を強化している印象です。今回は、序盤からラブオナヴィータと競り合う形になってしまいましたし、最終障害の着地でつまずき、鞍上の高田Jが鐙を外す大きな不利もあった中で、最後は盛り返す脚を見せたのは立派。末の甘さは、徐々に解消されてきましたから、この内容なら、次走も勝ち負けまで期待していいでしょう。

3着のマコトガラハッドは、序盤から追走に余裕がなく、馬群の外を三津谷Jが促しながら追走する苦しい形になりました。最後は地力で伸びてきましたが、この内容だと、三津谷Jもこれといって打つ手がなかったでしょう。レース内容的には「あれっ」というガッカリ感のほうが強く、この感じだと、次走でダイシンクローバーを逆転することは難しいかもしれません。

総合的に見れば、ほぼ実力どおりの結果になったと言っていいでしょう。個人的には、ダイシンクローバーとマコトガラハッドの力関係を見誤ったのは痛かったですが、概ね、事前のシミュレーションどおりの結果にはなったかなと思います。

日曜 阪神5R 未勝利


ここは、まさに入障2戦目で一変、メイショウタカトラが快勝を収めました。勝因は、一度レースを経験して、飛越が格段にスムーズになったこと。これだけロスなく飛越をこなせば、これくらいは走って当然という印象ではありますね。

2着のメイショウキタグニは、難波Jが最内枠の優位性を生かし切った見事な騎乗で、前走で先着を許していたディレットーレをしっかりと逆転してきました。5番人気と意外なほど低評価ではありましたが、次走も引き続き、崩れなく走ってくるでしょう。

そして、3着のエイシンクリック。やっぱりジョッキーの不安が、悪い意味で的中してしまいました。まず、せっかくの外枠だったのに、それを生かすことなく最後方まで下げたのは意味不明ですし、それでいて、向正面で一気に先頭まで押し上げておいて、3角で日和って3番手に控えてしまったのでは、「勝て」というほうが無理。むしろ、こんなひどいレースで3着するこの馬は、本当はどれだけ強いんだろうなんて、意地悪にも思ってしまいますね。

4着テイエムグッドマンは、自分のレースはできていたと思います。最後の直線もしっかりと脚を使っていましたから、今回は、相手が悪かったというところ。ただし、高田Jをして、だいぶ乗りづらそうにしているようにも見えるので、次走で勝ち負け必至とまでは言い切れませんけれど…。

5着ディレットーレは、自分の力は出し切っていますし、このメンバーだとこのあたりの着順が妥当だと思います。決して人気を裏切ったわけではなく、この馬を人気にしたほうが間違っていただけでしょう。この馬は、毎回、自分の力はしっかりと出し切ってきますから、次走以降も、相手関係を吟味しながら評価を決めていく形になります。


ここは、事前の見どころ解説で触れたとおり、まさに競馬ファンの"馬券力"が試されるレースになったと思います。"予想力"の部分で自信を持ってディレットーレを消せたとしても、馬券が的中しなければ何にもなりませんからね。

僕なりに解説すると、今回のようなレースでは、大本命エイシンクリックが3着に敗れた中で、1-10-11という3連複馬券を3点買い以内で的中できたかどうかが、馬券力の高さの指標となります。他の種別の馬券がすべて不的中となる中で、この3連複27.6倍の馬券を持っていた人は馬券力が高い人、持ってなかった人は馬券力が低い人ということになるのでしょう。

このように予想の精度が70%くらいだったレースで、しっかりと部分点を取って資金を回収できるかどうかは、競馬力向上に向けた非常に重要なポイントになります。

このあたりのノウハウについては、有料マガジン「初公開!誰でもわかる馬券力向上の極意」で公開していますので、もちろん押し売りはしませんが、よろしければ、そちらも参考にしてみてください。



サポートは任意です。 この記事があなたのお役に立てた時だけでかまいませんので、サポートしてもらえたら励みになります!