元想細片/140702

●鎮痛シシトウ(薬草)

 南の大陸でよく取れるという、小ぶりなシシトウの一種。深紅の皮につつまれたその実はいかにも辛そうだが、実際にはさほど辛いわけではない。
 この鎮痛シシトウは血の巡りをよくすると言われており、頭が痛いときなどには鎮痛シシトウの実をこめかみの辺りにはりつけておくことで、その痛みが和らぐという。
 また、この沈痛シシトウを食べたときに出る汗は体の毒素を排出する役割があるといわれており、気分がすぐれない時や疲れが溜まっている時などには進んで鎮痛シシトウを使った料理を食べる地方もあるという。

※この「元想細片」は、架空の品物を扱った百科事典風の読み物です。
 詳しい説明はこちらのページをご覧ください。

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