元想細片/150730

●烈風鳥（鳥）

　南の大洋のはるか果てにある島に住んでいるとされる、巨大な鳥。
　その羽ばたきは風を生み出し海を渡るといわれ、烈風鳥が怒りに任せて激しい羽ばたきをすると嵐が生まれると信じられている。
　あくまで伝説の生き物であり、その姿を見たものはいないのだが、時折空に浮かぶ雲に鳥の羽のようなものが見えると、それは烈風鳥の羽毛が飛んできたのだと言うものがいたり、あるいは海岸で巨大な生き物の骨らしき物体が見つかるとそれは烈風鳥の骨だと考え海での嵐避けにするものもいるようだ。

※この「 #元想細片 」は、架空の品物を扱った百科事典風の読み物です。
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