元想細片/150316

●菜の花月(月)

 春のはしり、菜の花畑が満開になるころに低い空に浮かぶ満月。菜の花の色を映しだしているのか、黄金色とも呼べるような色合いの大きな満月は、ひときわ明るい輝きを放つ。
 この春の訪れを祝うかのような黄金色の月は縁起の良いものとされ、この月の姿を映しこんだ水や酒を飲むことでこの一年の健康を祈る風習もあるという。

※この「 #元想細片 」は、架空の品物を扱った百科事典風の読み物です。
 詳しい説明はこちらのページをご覧ください。

次回の更新は「に」で始まる花です。

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