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帯広空港でJALボーイング737を満喫 日帰りチャーターフライトに参加しました <巡航編その2>

引き続きご覧頂き、ありがとうございます。
前のお話はこちら…  click please !💕
では、<巡航編その2>始めましょう。

東北セクターへ

 -東京コントロール118.90(東北セクター)
  へのコンタクトを指示されました。
  今からイニシャルコンタクトを行います。
 -現在右手福島上空、山形付近で雲が切れる
  ことを期待してベルトサインを
  一旦オフにしたいと思います。
 「ポーン♪」

 聞きなれた音の後に、
 間髪入れずCAさんの
 ベルトサインオフのいつもの
 アナウンスが入りました。
 いや~この連携痺れます💕
 実況中継最高です!
 そして🚻心配の緊張感も和らぎます。

気になる帯広のお天気は?

 巡航高度に達し、
 帯広の天気を入手したとのこと。
 機長から説明がありました。
 -現在110度から6ノット、
  南東から約3メートルの風、
  風には振れ幅がありまして、
  東から南へ吹いているようです。
  視程が4500メートル、
  小雨が降っておりまして、
  周辺はやや霧がかった様子です。
  雲の様子としては、
  約100メートルのところに散在した雲、
  130メートルあたりには
  空の1/3程覆う雲、
  そして全天を覆うような雲が
  180メートルあたりにあるようです。
  気温は13度です。
 ―33000フィート、
  まもなく山形市上空にさしかかります。
  梅雨前線の影響で
  雲の多い天気となっていますが、
  山形から青森にかけては
  景色をご覧いただける見込みです。

 帯広のMETER取られたのでしょうか?
 そんな雰囲気です。
 お天気はイマイチのようですね。
 整備士さんとの機体見学があり、
 傘は使えないとのことなので
 合羽の出番となりそうです。
 そして13度、さすが北海道は寒いです。
 でも、景色は見れそうなんですね!
 一応期待は高まります!

※私が帯広のMETERを取得しておくのを
 忘れてしまったので
 J3R METER部 部長のちぃくうさんが
 METERを逆生成してくれました。
 <部員募集中> #J3R METER部

RJCB 110400Z 11006KT 090V180 4500 -RA VCFG FEW003 SCT004 BKN006

ちぃくう部長が逆生成してくれたMETER

PF担当機長からのご挨拶

 このチャーターフライトは最初に
 お話しましたが、ダブルキャプテン
 で飛んでいます。
 そろそろ安定飛行に入り、ご挨拶が
 ありました。
 まず、PF(パイロットフライング)担当
 機長のご挨拶から。

 ―99年入社、747-400、777、737に乗務し
  2019年に機長になりました。
  現在は新人の副操縦士の育成支援、
  サポートを行っております。
 ―737乗務部で行っております、
  やりたいことを実現しようという
  自立型人材育成支援の一環の
  プログラムに、
  副操縦士の彼が応募してくれました。
  操縦業務ばかり行っている我々が
  手探りでフライトの企画をスタートし、
  企画から実現まで約半年の時間を要し
  社内外の多くの皆様のご協力により、
  今回の実現となりました。
 ―737は今まで乗ってきた3機種の中でも
  非常に操作のダイレクト感があります。
  パイロットの癖であったり、
  特性が非常によく現れる飛行機です。
  そのため、新人の副操縦士や新人機長の
  訓練の場で使われる機体となっております。
  本日は操縦室でご案内いたします。

 この企画がマニアックな心をくすぐる以外に
 素敵な理由がここにもありました。
 新人が「やりたいことを実現する」
 それをみんなで応援して実現するという、
 大変でしょうけれど
 夢がある企画だったんですね。
 パイロットという職業には
 夢や憧れがあります。
 そして、ここまで連れてきてくれている
 737は一番最初に出会って、多くの人を
 パイロットとして育ててくれた
 愛着のある機体なんだなと
 機長の言葉から私は感じました。
 そんな話をきくと、本当にこの機体が
 愛おしく思えてきました。

いよいよ視界が!

―当機は山形上空を通過、
 高度は33000フィートから27000フィートへの
 降下をおこなっております。
 雲を抜け少し下が見えてきました。
 少しでも皆様に下の景色を
 ご覧いただけますように、
 降下のリクエストを行い降下中です。
―現在の燃料の使用状況は、
 センタータンクが空になりましたので、
 センタータンクから翼の中にある
 メインタンクからの供給に切り替えています。

予測通りだんだん雲は切れてきたようですね。
高度を下げて、景色を見やすいように
配慮していただけるなんて、
さすがチャーターフライト!
定期便では味わえない素敵なサービスです。
今回のチャーターフライトは
預かり荷物なしなので、
いつもよりは軽いのかもしれませんね。
燃料もいつもよりは少なく計算
されているのかしら??とか想像しながら、
道半ばだけど、もう空になっちゃったんだ!
と少し驚きもしました。

様々な情報をコックピットから
供給していただき、
センタータンクは空になりましたが、
私の心はワクワクでどんどん
チャージされていきます♪
みなさんはどうですか?
まだまだ先は長い〜。
お疲れじゃないですか?
今回はここまでにしますね。
よろしければ、次回またお会い致しましょう。

<巡航編その3>につづく click please !💕


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