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差別するな!って言うけど、差別の線引きはできますか?

アメリカを発端に、世界中に広がったブラック・ライブズ・マターがありました。差別と言っても、男女差別、人種差別、宗教差別、政治、民族、出身地、家柄、などなど様々な種類があります。「差別を受けた」「差別した」そんな経験がある方も多いかもしれません。

これを今読んでいる多くの方は、差別は良くない!と思う方は多いと思います。差別をする人がいれば、それは悪いことだと思い、非難することもあるでしょう。

しかし、そう思っている私たちは差別をしていないと思って生きていることができているのでしょうか?つまりは、普段生活をしている中で、本当に差別ない社会が営まれているのでしょうか。何が差別で何が差別ではないと言い切れる世の中なのでしょうか?

例えば、街を歩いていて前からタンクトップの黒人が歩いてきたらどうですか?(私は少し身構えてしまいます。)

タクシーに乗ると、ドライバーが東南アジア系の方だったらどう感じますか。

「風俗通いの借金まみれの人」と聞けばどんな人が浮かびますか?中年男性が浮かんだ方は多いのではないでしょうか。女性が浮かんだ人はそうはいないでしょう。

「弁護士」「パイロット」「看護師」「お手伝いさん」と聞けば、男性女性どちらかのみを思い浮かべるのではないでしょうか。

障がい者と聞けば、何を思いますか?何を想像しますか?

一緒に働く人の血液型がA型だったら?B型だったら?O型だったら?AB型だったら?違った印象を受けませんか。

私はこれら全てにおいて、何かしらを感じます。それは差別的な感覚だと思います。それは良くないなと思っています。黒人だから、アジア人だから、男性だから、女性だから、、、。反射的にそれは感じてしまいます。パブロフの犬のように、よだれが自然と出るように、そういった感情が条件反射的に発現してしまうのです。これは、育ってきた環境、この日本という国で1980年代に生まれ、現代まで生きてきたなかで、知らず知らずに世間に刷り込まれてきたことだと思います。パブロフの犬はベルが鳴るとよだれを出したくないと思っても止めることはできません。それと同じように何かに対して反射的に感情はどうしても出てきてしまうのです。いけないとその度に反省はします。でも否定はできません、自分自身を否定することはしたくないからです。私自身のことを私自身は認めてあげています。でもいけないものはいけない、それでも条件反射なので仕方がない、それは認める。それではどうするか。

ただ一つ、それは発言しないこと、直接言わないこと。なのです。そして孤独に反省しておけば良いと思います。

差別の何が問題か。それは直接的に被害を受ける人がいるからだと思うのです。不当な扱いや言葉を浴びせられる事が問題なのです。例え差別的な思想があっても、それが行動にならなければ、現状できることで最大の予防策であると思います。

しかし、思考は行動に変わるとマザーテレサも言っています。気をつけて、その思考にブレーキをかけていくことは常に行う必要があると考えます。

差別的な感情を自分自身が持っていること、差別的発言を軽視しないこと、それは意識することで可能なのです。意識し、自覚し、変えることは可能なのです。大事なのは、私自身が差別的感情を持っていることを”知っている”ということなのです。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。- マザー・テレサ

Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words.
Be careful of your words, for your words become your deeds.
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits.
Be careful of your habits; for your habits become your character.
Be careful of your character, for your character becomes your destiny.

あと、この社会の当たり前がなぜ当たり前なのか、それを疑うことは心がけた方が良いと感じます。

なぜ、現代では女性に比べ、男性相手の性サービスが圧倒的に多いのか?

なぜ、スーパーのレジのスタッフに男女差があるのか?

なぜ、自身の周りに外国人はいないのか?

なぜ、障がい者を目にすることが少ないのか?


当たり前の社会にもう少し、疑問を持つ必要があると思います。せっかく今の時代に生まれ、今の時代を生きているのですから。

そいじゃあ、また来ます。



読んでくれてありがとうございます。今の所好きなことしか書いてません。テーマをコメントに書いてくれたら、それについて書きます。その他のコメントも頂けたら嬉しいです。SNSで紹介してくれるとさらに嬉しいです!結局書いたら誰かに読まれたいってもんですからね私。