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うさぎとの出会い#7 リリィちゃん

いがさんはうさぎのお店に勤めていたので、とてもたくさんのうさぎさんのお世話をしていました。そんななかお店で過ごせなくなった子や、病気の子、身体が弱い子、ママうさぎやパパうさぎを引退した子などを、お家へ引き取ることをしていました。

リリィちゃんも、ママうさぎ候補としてお店で過ごしていました。
初めて出会ったのは、まだ子ウサギの時で、私と波長があっていて
「この子はうちの子になるなー」「引退したらうちにおいでね」なんて、思っていた子でした。

その当時は、お家にうさぎさんがたくさんいて余裕がなかったので、年末年始や長期休暇などお店が忙しくなる時だけ、気にかけている子や体調が良くない子などを、お家に連れて帰ったりしていたのですが。

そんなある日

年末年始は一緒に過ごそう。と、リリィちゃんをお家へ初めて連れて帰りました。
お家に着くととってもご機嫌で、ご飯を食べ、一緒に遊び、とってもリラックスして過ごしてくれていました。今まで見たことないような穏やかなお顔をしてくれていました。
ですが、まだ家のスペースの問題でずっと置いておくことができなかったので、一旦お店に戻すことにしたのですが、、、。

お店に戻して次の日。
リリィたんは、足ダンして威嚇し、ケージ内を逃げまわり、初めて「ガブ」っと噛まれたのでした。
「もしかして、、、怒ってるの??」
今まで見たこともないくらいの、怒ったリリィたん、次の日も次の日も機嫌がなおることはなく、ズーーーーっと怒っていました。

「なんで、あのままお家に置いてくれなかったの!!!」

そんな様子に見えました。

いがさんは、マッハで部屋を片付け、ケージを置くための棚を増やし、ケージを用意して、お家にリリィを連れて帰りました。

家について、ケージに入れたリリィたんは、今までの威嚇なんて演技だよ。
と言わんばかりに、くつろぎ、いがさんにスリスリ甘えて、ぐっすり眠っていました。

リリィ「わかったかしら」
いがさん「はい^^」

うさぎさんに教えられることばかりです。
これからもよろしくねリリィさん。

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