「陰キャ」と「コミュ障」はちがうよなって話。

「陰キャ」「コミュ障」と聞くと、どんな人を思い浮かべますか?

おそらく多くの人が、クラスの端っこにいる地
味〜なヲタク集団を想像すると思います。

「陰キャ」と「コミュ障」ってひとまとめにされがちですが、実は厳密にいうと違うんじゃないかと私は思うんです。

という事で今回は、私の考える「陰キャ」と「コミュ障」の違いについてお話します。

「陰キャ」はただ派手なことが苦手なだけ

私の思う「陰キャ」は

心の扉のカギは空いてるけど、自分から積極的に開かないよ

って人だと思っています。

受け入れ態勢は万全なんだけど、自分からバーン!って開けに行かないの。

なんでかって?

傷つくのが怖いからです!!

例えば、今週の日曜日にすごくヒマで、誰かと遊びに行きたい気分だとしましょう。

でも、私は陰キャなので、遊びの誘いを自分からは積極的にしないです。

断られるとしょぼん(´・ω・`)しちゃうから。

でも誘われたら、よっぽど嫌いな人じゃない限りは二つ返事でOKします。

あと、2-3人でいると中心になって喋るのに、大人数いる場では急に大人しくなります。

向こうから話しかけてきたら、にこやかに会話が始まるんですけどね。

…という具合に、人と関わるのが嫌いってわけじゃないんですよね。むしろ好きなんです。

ただ、自分から派手に動かないだけ。

クラスでワイワイしてるカースト上位の人たちを、側からニコニコしながら眺めてる。
そんな人が「陰キャ」なんじゃないかなと思います。


「コミュ障」はキャッチボールが成立しない

じゃあ、「コミュ障」ってどんな人だろう?

私の考える「コミュ障」は2タイプあります。

①自信喪失の人見知り型

皆さん想像するのはこっちかな?

人と話すことに苦手意識があって、話しかけられても咄嗟に応えられないタイプ。

自分に自信がなくて、必要以上に空気を呼んじゃうもんだから、

「こんな私なんかが発言したら、その場の雰囲気が悪くなるんじゃないか」

と考えすぎちゃう。

空気を読むこと自体は悪いことじゃないんですけどね。

過剰だといわゆる「コミュ障」になっちゃう。

②距離感迷子の自意識過剰型

文字だけ見るとただの悪口ですね、すいません。笑

あくまで私の中での分類上の名前ですので、悪しからず…

このタイプは勝手に「かくれコミュ障」と呼んでいるんですが、①とは逆に、人との距離を詰めすぎちゃうパターンです。

人の言葉を遮っていることも気にせずに喋り続けちゃう。

自分の事は棚に上げて、周囲や他人のマナーにうるさい。

このタイプがやっかいなのは、人との関わりに苦手意識を持っていないので、自分が「コミュ障」である自覚がないことです。

それ故、私は勝手に「かくれコミュ障」と呼んでいます。

コミュニケーションの基本は会話のキャッチボールであるとよく例えられますが…
ここで、2タイプの「コミュ障」をキャッチボールに例えてみましょう。

①の自信喪失系は、球を取ったはいいけど、どこに投げていいか自信がなくてオロオロしちゃう感じ。

②の距離感迷子系は、豪速球でドッジボールをガンガン当ててくる感じ。

どっちもキャッチボールがヘタクソですよね?

そんなタイプが「コミュ障」であると私は考えています。

「陰キャ」と「コミュ障」は似て非なるものである

こうして改めて考えると、全然違う。

じゃあ、「陰キャ」と「コミュ障」が混同されやすいのは何故か?

「自信喪失型コミュ障」と「陰キャ」の両属性を持つ、いわゆるヲタクタイプの人格に対して、世間が冷ややかな目を向けているからではないかと思います。

ヲタクのカーストはここ数年で少し上がってきたような気もしますが、まだまだ低い。

そんな中で「おれ陰キャだから」「コミュ障にはキツいよ〜」っていう自虐が浸透し、いつしか混同されるようになったのかなあ。

なんて考えながら「あつまれどうぶつの森」をガリガリやり込んでいる、陰キャのひとりごとでした。


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