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社会人2年目にAdobeMAX Japan2019へ参加しての感想 & 良かったこと

今回、会社からAdobe MAX Japan 2019に参加させていただいたので、社会人2年目の目線で感じたことを記したいと思います。

Adobe MAX Japan 2019へ参加するまで

入社して1年目の時、社内のチャットであるコメントが流れてきました。
「Adobe MAX Japanへ参加したい人〜」
恥ずかしながら、新卒で入社した当時の私はイベントの名前を聞いた程度でどんなことをしているのか内容を詳しく知りませんでした。そして「デザインの情報収集を大切に」とアドバイスしてくださった大学の先生の言葉を思い出しつつ、こっそりと内容を調べたのでした。

調べてみると、Adobeが毎年行っているクリエイターが集まる祭典ということを知り、実際に参加してみたいと思いました。(特にセッション!!)
しかし、当時の社内で手を挙げてはみたものの社内の定員もあり2018年の参加は見送りとなりました。

そして社会人2年目になった2019年、再度コメントが。
「Adobe MAX Japanへ参加したい人〜」
「今年はどうかな...」と思いつつも手を挙げつつドキドキしながら結果を待ち・・・

その後、参加させていただけることになりました。

((やったー!...いや、でも大丈夫かな!?))

今回会社から参加が決定したメンバーは、新卒さんと2年目が中心でした。毎年、先輩方が参加している印象があったため若手のみという点での不安感、同時に今吸収できることを見てこようというワクワク感が入り混じっていました。そんな中でAdobe MAX Japan 2019へ参加しました。

Adobe MAX Japan2019の当日

AdobeMAXJapan2019の入場前の看板

先輩方に事前に、「お祭りのような感じだよ」とお聞きしていたこともあり、中に入った時に「なるほど...確かにこれはフェスだ...」という最初の感想を持ちました。クリエイターさんがたくさん集まっている環境、ワクワクです。。

当日聞いたセッション

当日は、以下のセッションを拝聴しました。

[ 12:50 - 13:40 ]
①究極のデジタルスケッチツールAdobe Frescoが実現する、驚きの表現力と描画力
[ 14:10 - 15:00 ] 
②ユーザーの心を掴む!気持ちいいインタラクションがつくりだすインターフェースデザイン
[ 16:50 - 17:40 ]
③ついに発表! Illustrator iPad版 開発者とユーザが共に作り上げる、新コンセプトや日本語へのこだわりなど一挙紹介

他にも聞きたいセッションがあったのですが、同じ時間にいくつものセッションが開始されており、ブースを回る時間も必要だったため、この3つへの参加としました。(分身できないことが悔しかったです)

①究極のデジタルスケッチツールAdobe Frescoが実現する、驚きの表現力と描画力

まず一つ目のセッションでは、画家の方とイラストレーターの方がFrescoを使用してその場で描画をし、機能を紹介しながらAdobe Frescoについてお聞きすることができました。
Adobe Frescoで印象的な点としては、以下でした。

・ベクターとビットマップどちらも使用可能
・水彩のにじみがすごく綺麗
・Photoshopのブラシを読み込める

個人的には、イラストレーターの方の「消していける水彩ってよくないですか?」という言葉が印象的で、すごい!良い!!と心の中で同意してました。水彩というと紙に書くことを連想しますがデジタルでの表現となった時、「水彩」における手順と印象が大きく変わってきているように感じました。
また、他にオススメされていたのは「レイヤーを乾かす」という機能でした。水彩の上に書いても下の色ににじまないという表現が作れるようです。デジタルで扱うことで「水彩」の可能性が広がってる気がしました。

早速自分のiPadにもインストールをして、使ってみたいと思います!

②ユーザーの心を掴む!気持ちいいインタラクションがつくりだすインターフェースデザイン

参加した二つ目のセッションは、ユーザーが操作する際に気持ちの良いインタフェースを作るために大事にされていることをデモを交えてお話されていました。
セッションの内容資料は以下に上げてくださっています。

個人的に、興味深い内容でした。
インタフェースを作る上で、ユーザーとインタフェースとの関係が自然であればあるほどインタフェースのことを意識せずユーザーが操作を行えるので「自然界の摂理に沿ったインタフェース」という内容は印象的でした。
また、「起こることすべてが意味を持つ」という内容についても、1つの何気ない動作で、ユーザーを考えさせてしまうことが起こってしまうので作り出す側のデザイナーにとって1つ1つを整理して考える重要性を感じました。

③ついに発表! Illustrator iPad版 開発者とユーザが共に作り上げる、新コンセプトや日本語へのこだわりなど一挙紹介

参加した三つ目のセッションでは、illustratorの歴史から実際にiPad版 illustratorを触るデモを中心にお話されていました。

「感覚的にオブジェクトを操作できる」という風に説明されていましたが、これはUIを作る人の感覚としてとても大事なことだと思いました。素直に自分のやりたいことが自然な行動で違和感なく進められる操作は素敵な形だと思いました。
また、「アニメーターの方や漫画家の方が、iPadによって場所を選ばず仕事ができるようになった。デザイナーも最後の作業までiPadでできるようになれば、もっと自由な働き方ができる」というお話についても印象的で、iPadの登場とそのアプリケーションで、デザイナーの生活が一変する日が近くまで来ているのかもしれないと少しワクワクしました。

また、終演後はiPad版 illustratorのベータ版早期登録をすると、トートバッグをいただけました。早期登録もでき、トートバッグも頂けて二度美味しかったです。かわいい。。

他にも・・・
ブースを巡り、illustratorやPhotoshopのiPad版を少し試してみました。やはりPCで慣れていることもあり、最初はツールがどこにあるかわからなかったのですが、慣れてくると簡単に操作できそうな印象を受けました。

まとめ

ブースとセッションどちらに関しても、iPad版の紹介が多く感じました。全体的にiPadについて力を入れている様子でした。この状況には、iPadが今以上にクリエイターの生活の一部となり、武器となっていく未来を想像させられました。またこれにより誰もが手を出しやすい身近な存在になってきているような印象も受けたので、様々な人がクリエイティブに関わり始めやすい環境にもなってきているように感じました。自分もデザイナーとしての力をつけるということに気を引き締められました。

今回の3つ以外でもセッションがたくさんあったので、後日見たかったもののアーカイブ配信があることを信じて楽しみに待ちたいと思います。。

2年目に参加してよかったと思うこと

最後に、社会人2年目にAdobe MAX Japanのようなイベントに参加して良かったことをまとめてみました。(※あくまで自分の感じたことです)

・他人の話を聞くことが面白い
・少しずつ使い慣れてきた今だから刺激になる
・イベント参加に対するハードルを下げること

他人の話を聞くことが面白い
2年目になって、他人のデザインに対する考え方を聞くのがとても楽しくなってきました。まだ自分がデザインに対しての考えや取り組み方は模索中ではありますが、今は情報を収集し、色々見て考える時期なのかなと感じています。この時期にイベント参加し、他のデザイナーさんと混ざって話を聞くことは、動画で拝見するよりも格段に体感的にモチベーションが上がるので場に参加することがすごく大切だと思いました。

少しずつ使い慣れてきた今だから刺激になる
Adobeのアプリケーションは学生時代から使ってきましたが、社会人1年目では使いこなせていない部分が多くツールの勉強にぶつかる日々でした。2年目になると、少しずつ操作に慣れてきて興味を持つ時期なので、Adobeのアプリケーションの可能性と時代の変化をより感じることができました。

イベント参加に対するハードルを下げること
個人の問題かもしれないのですが、少しイベント参加へのハードルを少し高く感じていた部分がありました。実際参加してみるとそんなことはなく、純粋に「知りたい」という気持ちを持っていれば望める印象になりました。

今後も自分のモチベーションを定期的に保つ(セルフケア!)を考えつつ、デザイン関連の情報を知る機会を作っていきたいと思いました。

追伸

社内で話題になることがある、フォントワークスさんの「フォントかるた」を購入してみました!フォントにあまり詳しくないけど、たくさん見て、たくさん遊ぶぞ〜!!(フォントワークスさんの予約本も予約してしまった...楽しみ...!!!!)

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これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2019 8日目の記事です。