見出し画像

はじめてのマレーシアの産婦人科

ついにマレーシアで産婦人科デビューしました。

日本語の通訳をお願いしましたが、当日までいるのかいないのか返信がなくて不安だったので、今日やってほしいことなどをメモし、英単語を調べて予習しました。まるでテストに臨む学生の気分。

予習

いざ、病院へ

予約の際に建物やクリニック(病院の中にある先生ごとの小部屋)の場所を指定されるので、移動は困りませんでした。ホテルからGrabでパンタイ病院のAブロックに行き、受付に聞きながら3階へ。クリニックに行く前に登録を済ませよとのことなので3階の受付に行きます。

エレベーターで3階へ

受付で渡された登録用紙に日本の住所を書き、連絡先としてパートナーの電話番号を記入します。パスポートをコピーされて登録完了です。ほんの5分くらい。

今度はクリニックのほうに行きます。クリニック内にも受付カウンターのようなものがあり、係の人に予約の旨を伝えると、血圧と身長、体重を測ってくれました。その際、日本で健診は受けた?何か問題はある?などいろいろ聞かれ、早速勉強の成果が出ました。子宮頚がんの中等度異形成であること、前回の妊婦健診で前置胎盤と言われたこと、甲状腺ホルモンが高く出たため薬を飲んでいることなど、絶対英語勉強してなきゃ無理だった、、!

(ちなみに甲状腺ホルモンの薬、チラーヂン(Thyradin)は、「タイラジン」みたいな発音だった)

ほかにも今日やりたいことなどいろいろ伝えたいことがあったので、英語で書いておいたメモごと渡しました。一応英語の母子手帳も渡して記入をお願いしました。

体外受精センターもある

診察

30分くらい待って呼ばれました。はじめに体外受精のこと、子宮頚がんのこと、日本での血液検査の結果など、諸々の経過を全部聞かれました。B型肝炎(HBV)とかB型溶連菌(GBS)とか、血液検査の中身やワクチン関連の用語はノーマークだったので、むむむと思っていたら、ちょうどその頃日本語の通訳の方が来てくれました。

病院所属の通訳の方で、料金や保険、血液検査の各項目が何の検査かなども知っていて、通訳以上の情報をくれました。総合病院なのでいろんな診療科をかけもちしていて、非常に忙しそうです。

今回の検査に保険が使えるかどうかも確認していただけました。受付で必要な書類を取ってきてくださり、ドクターに書いてもらう内容も指示してました。ありがたい。

経腹エコーをしましたが、ここは日本と同じ。ジェルは温かかった。ジェルは自分でふき取るスタイル。気になっていた前置胎盤ですが、右側は上がってる、左側は少し入り口に被ってる、だそう。前回はがっつりばっちり胎盤が入り口を覆ってたのでだいぶ改善されてる気がする!

今後の流れ

34週目まで:4週間ごとに健診
※18‐22週の間にスクリーニング検査(Detaild anomaly scan)
※27‐36週の間にTdap(百日せき・ジフテリア・破傷風混合ワクチン)接種
36週(2週間後):健診
※35-37週の間にGBS検査(Vaginal swab、B型溶連菌がいるかどうかの検査)
37週以降:1週間ごとに健診
39週:誘発の相談(Discuss induction)
※いつでもいいのでインフルエンザワクチン接種

分娩後は3‐4日入院になるそうです。

日本の妊婦健診の流れが書かれた紙を見せたら、興味深いといって写真を撮っていました。

費用は毎回の健診に280リンギット程度(≒9300円)、ワクチンは別途費用がかかり、スクリーニング検査も別のドクターが見るので別途費用がかかるそうです。(間に合うならDetail Scanは日本でやっていった方がいいかも)

ちなみに子宮頸がんの検査を3か月ごとにすべきか、妊娠中でもコルポスコピー検査をすべきかなど、癌の専門医に聞いてみてくれるそうです。コルポは1回2000リンギット(≒66,982円)ほどかかるらしく、コルポ毎回だとまじでキツイ。

次回以降は直接メールで予約できます。

お会計と薬の処方

3階の総合受付

最後に通訳の方の案内で、はじめの3階の総合受付に戻り、お会計を済ませました。日本のように処方箋をもらって薬局に行くのではなく、同じカウンターの一番右が薬を渡す窓口になっています。なのでお会計は薬代込みで一回で終わります。

処方されたのはアスピリン。血栓を防ぎ、妊娠高血圧腎症(pre-eclampsia)を防ぐそうです。

今回の費用は、

  • 病院へ:薬代18.01、事務手数料10.00、設備費(?)99.90=127.91リンギット(≒4,284円)

  • ドクターへ:初診代235.00、経腹エコー65.00=300リンギット(≒10,047円)

合計:427.91リンギット(≒14,331円)でした。たけー

保険について

日本語通訳の方が言うには、日本人で駐在で来ている方は日本の社会保険(健康保険)を、そうではない方はマレーシアの会社が契約している保険、カード付帯の保険、海外旅行保険をうまく使っている、プルデンシャルなどの個人保険もあるけど、基本的には5年とか10年以上住んでいる人向け、と教えていただきました。

私の場合、次に来るときはおそらくマレーシアの現地法人が契約している保険を使うことになると思います。が、そういった保険は公立の病院に行って紹介状をもらわないと使えないとか、一回の支払いの上限(200リンギットとか)が決まっている場合もあるとのこと。なんやそら。日本の健康保険ってまじで素晴らしいよな・・・

また、クレジットカード付帯の保険についても、マレーシアに渡航する際のフライトチケットを購入したら使えるとか、渡航後3か月までの保証が6カ月に延びるとか、いろいろ条件があるようなので要確認です。

総じて、

ドクターも受付の人も、通訳の方もみんな親切で、超安心しました。ここなら産める気がするー!というか日本の分娩予約してないからこっちのほうがもはや安心ー!唯一の心配は費用と保険!

地上階にはフルーツ屋(ミックスジュースが飲める)やスタバ、カフェなども

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?