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SHDWって何?(2024前半終わって)

こんにちは。SHDW fan boy のraaです。

Solana Advent Calendar 2023でSHDWについての記事を書いたのですが、さすが仮想通貨、半年も経てば世界はずいぶんと変わっています。
SHDWやそれを取り巻く環境もだいぶ変わりましたので、最近のSHDWとその所感を記事にしました。

おさらい

  • トークン:$SHDW

  • トークンを買えるとこ:jupiter など

  • 主体:GenesysGo

どんなプロジェクト?

AWS(AmazonWebService)のS3のようなクラウドストレージを作っているプロジェクトです。我々のような一般人が、アプリを起動してスマホのストレージを提供して、お金を稼ぐことが出来るようになります。ストレージを買うのはweb2企業などで、S3の半額程度で提供される予定です。

類似プロジェクトは?

filecoinやArweaveが近いです。が、スマホのストレージを利用するのはSHDWだけだと思います。

実際に動いているものは?

v1.5が現在動いています。オフィシャルフロントがこちら
ドキュメントもあるよ!
尚、スマホで参加できるようになるのはv2からです。

wen v2?

公式にアナウンスされたわけではないのですが、インタビューを見るに、多分今年中では?という感じです。

ここ半年で何が変わった?

ここ半年のSHDW

coinbaseに上場しました 🎉

実験的なトークンという立ち位置ではありますが、大手のCEXに上場できたのは良いことですね!
なお、上場ニュースが流れたときは価格も2.6ドル程度まで上がりましたが、多くのSHDWファンはテストネットのステーク中で、解除に数日かかるため頂点売りできた人は少なかったのではないでしょうか。

他にもCube exchangeCrypto.comGate.io などに上場しました。

FTX保有分がなくなりました 🎉

呪いのような「計1000万トークンを毎時2500づつDCA」という売りを終え、少なくともオンチェーンではFTX所有のSHDWは無くなりました。途中何回かOTCっぽい動きで300万ほどcoinbaseに消えていきました(もしかしてGenesysGoの買い戻し?まさかねー)。coinbaseで派手な売り浴びせも出てないようなので禊は完了と見て良さそうです。やったー!
また流動性提供のためにアラメダに貸していた700万SHDWも正式なアナウンスはありませんが、ステークが解除されcoinbaseに移動した(1000万とは別)ので、返却されたと見て良いと思います。

Testnetが実施され、終わりました 🎉

v2のためのテストネットが開催され、開発チームは様々なデータを手に入れる事ができたようです。これにより、以前のWieldやらAuditerというノードの概念はなくなり v2はモバイルのみで構成される 事になりました。
なお、この発表はイスタンブールのクロスロードというイベントで行われたのですが、発表後、トークンの価格は半額以下になりました。ファウンダーのFrankが喋ると価格が落ちる、というアノマリーは健在のようです。まぁ事前の期待が高すぎたんでしょうね。

この後のイベントは?

ノードがモバイルのみになったので、tokenomicsもアップデートするとの発言がありました。詳細は9月にシンガポールで行われるイベントBreakPointで発表になるようです。この発表は価格に影響が出る可能性があります。
またメインネットもその付近での発表が予想されます。

以上、ここ半年に起こった事をざっとまとめました。

所感

以下は個人的な感想です。

仮想マシンの計画なくなってね?

以前はEC2のような仮想マシンが計画に入っていたはずなのですが、少し微妙な空気になってきています。というのはドキュメントから2022BreakPointのページが消えてるんですよね。以前は仮想マシンを立ち上げるデモがが掲載されていたのですが、、

単純にモバイル特化だから、というのもありそうですが、もしかしたらこちらの可能性もあるかも?と思ったのが2024のクラウド業界の大きなニュース「VMwareをブロードコムが買収して独占し値上げした」なんてものが。。。これにより多くのクラウドベンダーが仮想マシンの値上げを余儀なくさせられることになりました。
もしかしてその影響で仮想マシンの計画ペンディングしてるのかも?とか個人的に思ったりしています。チームからのアナウンスは特に無く、コミュニティでこのドキュメント変更に突っ込む人もいなかったので、誰もコレについて何も言っていないのですが、まぁそうゆうこともあってもおかしくないかもです。
代わりと言ってはなんですが、DNSやCDNの方には手を伸ばしてきそうな雰囲気です(この記事の最後とか)。モバイルでノード参加への敷居が下がり、エッジコンピューティングの性能を活かしつつ、帯域まで確保できるようになるのでコレを売らない手はない、という事でしょうか。とても良いことだと思います。

NFTは?

年初くらいでしょうか、NFTにちょっとしたユーティリティを持たせようか、なんて話が出ていました。NFTにtokenを詰め込める機能を付けよう、とかそんな事を言っていましたが、たち消えています。が、結構なことです。チームはv2に集中して下しあ。
SSCは今現在無価値で安いので、記念とかで買うならいいのですが、SHDWとの値上がり連動期待などはしない方がよさそうです。いつか付加価値つけるかもしれんから万馬券狙うんや!という方はご自由に。

2$→0.6$の値下がりをどう思う?

Xroadsへの期待値高すぎは実際あったとは思いますし、コミュニティとのコミュニケーション少なすぎなのも問題だと思いますし、FTXダンプもありましたが、値下がりの一番の原因はノードからlinuxを排除してモバイルのみにしたことだと思っています。この判断は間違っていたとは思いませんが、ノードを運用するオペーレーターの利回りへの期待が下がった事がこの値下がりの一番の原因ではないでしょうか。
Xroadsの発表以前はマシンパワーの高いWieldでデータを保管し、モバイルは監査の役割でした。この2つの利回りは異なる設計になっており、具体的な数値こそ出ていませんでしたが、Wieldは責任が重くスラッシングなどもあるが10~15%、Auditerは責任は小さく3-5%程度の利回りを予測していた人が多かったと思います。
それがモバイルのみで両方の役割をすることになったので、linuxスキル持ちでテストネットに参加してくれていた人たちが失望して売った、というのが正直なところかと思います。「スマホでポチるだけ」にまで敷居が極端に下がったので、オペレーター参加者が増えることは目に見えていますし、ストレージの売上を分配するというモデルである以上、参加者が増えるほど利回りは下がります。スキルを活かせずに8-9%の利回りならsolステークでいいやん。ってなるよなぁそらなぁ。

fan boy 続けんの?

もちろんです。私の微々たるlinux知識が活かせず利回りも下がるのは悲しいですが、プロダクトとしてモバイルに寄せたのは長期的に正しいことだと思います。
なので短期は期待していません。

それでも気にするべき短期ファンダ

あるとしたらやっぱりBreakPointで発表されるtokenomicsでしょうか。特に「スマホでノードを開始するのに必要となるSHDW」には注目に値します。従来のtokenomicsを踏襲するならノードの開始にはSHDWのステークが必要です。sagaは2万台売れてますし、普通のandroidでも動くので、v2開始時は単純に(必要ステーク量の1万倍とか?)買い圧が発生する可能性があります。参加の敷居を低くするために安くするのか、ある程度の利回りを確保するために最初は高めに設定しストレージの残容量などに連動させながら下げていくのか、あたりになると思うのですが、気になるところです。
もう一つ気になっているのは「複数ノードを同一IPで運用できるか」です。ノード毎に別IPが必須になったら運用コストが上がるため利回りが下がり、ノードを複数運用しようと考えていたクジラが躊躇し売りにまわりかねません。しかしストレージ製品としては帯域確保のためにも1ノード=1IPにしたいはずです。同一IPでも実質のスピードを重視してくれれば良いのですが、そのへんはどうなるかわからないので気になるところです。

長期で期待していること

製品の質とマーケティングです。
今現在開発チームはテストテストテストテストテストとのことです。なんならもうビルド出来るけど製品の信頼度を高めるために硬派通り越して偏執的なまでにテストしているとのこと。私はそのようなチームの動きがすごく気に入っています。私はweb2の人間なのですが、企業はストレージを「可用性」「価格」「速度」で採用判断します。いちばん大事な可用性は十分なテストの上にのみ成り立ちます。可用性が問題なければweb系企業は自社の利益のためにストレージを乗り換えると思います。なんなら私コンサルします。「ストレージコスト半額にするんで浮いた分の半分ください。S3互換なのでコードの書き換え不要です」
このように開発ばかりにリソースを割いていたためGenesysGoは今までマーケティングに一切費用をかけてきませんでした。IDOでおそらく50億円程度は手に入っているはずですが開発費以外の出費は聞いたことがありません。ファウンダーが報酬を取っていたとしても全く文句はありませんが、それでもまだ結構なお金があるはず。v2リリース後にどのようなマーケティングをしてくるかは非常に楽しみです。今年の後半はマーケティングをするそうなので、solanaみたいにハッカソンとか、JAWS-ugみたいな活動とかするのかな?どうなるんだろう。

すきすき大好き皮算用

tokenomicsがわからなくても、売上を考えれば1SHDWあたりの利回りを想像することは出来ます。 Mordor Intelligence​​、 Fortune Business Insights​​、 Research & Markets この辺のデータを見ると、クラウドストレージの市場規模は24年に1000億ドルを超えるそうです。もしshdwDriveがクラウドストレージ市場の1%をとれたら、shdwDriveに毎月8千万ドルの収入が入ることになります。shdwDriveの収益は基本的に全部オペレーターに還元されます。SHDWは全部で1.7億枚。半分がステークされたとしたら8500万枚のSHDWに毎月8千万ドルの報酬が降り注ぎますので、単純計算でSHDW1枚あたり0.9ドル/月の収入…だと?ゴクリ。ステークして携帯アプリ起動しておくだけで?
金額だけ見ると大変馬鹿げた想像ですね。いいですか市場の1%を取るというのはとても大変な事です。たとえ「可用性テストをアホほど繰り返し」たから「性能が良い」のに「製品価格は市場の半額」で「数十億円の予算」があって「全力でマーケティングする」としても。。。うん、、大変、、なはず?あれ?でも不可能でもないような?ま、まぁそれでも数年はかかるよね。報酬の荷重もわからないし。
でも先程のデータを見るに、クラウドストレージの需要は29年には3倍近くになると予測されています。市場が数倍になるなら同じシェア1%でも売上は数倍、あとストレージ利用量って基本的に減らないんですよねデータって増える一方だからさらにマーケティングでハッカソンとかしてキラーアプリとか登場して保有データ量が数倍に増えたりすれば売上数倍上がるしそしたら利回りに目がくらんでSHDWステークしてアプリ立ち上げる人が増えるし増えるし増えれば増えるほどSHDWは市場から消えて売切御免通貨買増価格上昇容量増大性能向上送信迅速欠損回復我々爆益千客万来商売繁盛家内安全!仮想通貨やってんだ夢くらい見るんだ人の夢は終わらねえマーケットシェア1%何が何でも達成しろや今持ってるSHDWよ俺の月収になれそして価格も1000$になれ!(NFAです。fan boy特有の早口お花畑の浮かれポンチなので皆様におかれましてはどうか生暖かい目で遠巻きに見てあげてください)

fan boyとしての今後の活動

先日京都行ってSuperTeamJPのイベントに参加させてもらいました。夏前の暑さとSuperTeamJPの熱さに触れ気づけばContributorになっておりましたので(camaoさんありがとうございました!)SHDWのストレージ機能を使ってちょっとしたアプリ、サービスを開発などをしながら貢献していこうと思っています。SHDW、Solana、SuperTeamJP、そしていつもガチャ楽しませてもろてるEpicsとかを視野に、シナジーが効きそうなものを作りたくなってきたので、目処がたったら発表ドラゴンしたいと思います。

参考資料

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