コント神 アンティン=デ=イタツキマス。 2022.4.17

今回観に行ったのは
オダウエダ主催
コント神 アンティン=デ=イタツキマス。 

4〜5分尺のコントと
2分尺のコントが
各組1本ずつ観られる
コント好きにはたまらないライブ。

出演者は
オダウエダ
プール
オフローズ
サンジェルマン
軟水
11月のリサ

と実力派コント師が勢揃い。

今回は6組だから
全組感想書こう。




1.プール
特に好きだったのは
2分尺のコントのほう。

キテレツ大百科の
初期のOPテーマ
「お嫁さんになってあげないゾ」の
サビ部分の女心を
体現したかのようなコント。

小海さん演じる
物静かそうに見えるけど
性欲強い女の子キャラ…
時代が時代だったら
地上波ゴールデンの
コント番組で大活躍してただろうな。

令和はさ、コント番組とか
すっかりテレビでやらなくなっちゃって
ちょっと寂しいよね…。
爆笑レッドシアターのような
コント番組…復活してほしいな。

出演者はそうだな…
あ!今回出演してた6組が
丁度良いんじゃない?お世辞抜きで。

まあ、コント番組は時代に合ってないとか
絶対言ってくる人いるから
この話はこのくらいにしておいて…
プールはとにかくコントだけで
食べられるようになってほしい。
素晴らしきコントを量産している分、
報われてほしい。マジで。


2.オフローズ
オフローズも特に好きだったのは
2分尺のコントのほう。
道徳的なオチ最高。

オフローズのコントを見て
ふと高校時代の事を思い出した。

高校生の頃、
学校の授業なんて殆ど興味なかったけど、
DREAMS COME TRUEの
「何度でも」の歌詞、
『10000回だめで 
 へとへとになっても
 10001回目は
 何か変わるかもしれない』
を勝手に座右の銘にしてた
40代くらいのパンチパーマの
オジサン先生の古文漢文の授業は
かなり好きだった。

「この漢詩にも書いてあるようにな
 昔もな今とおんなじでさ…
 法律や禁令が
 整備されればされるほど、
 盗賊はふえるものだっだんだよな。
 だからな先生はな、
 サクの堅苦しい雰囲気は掻き消して
 この学校を自由な校風にしたい!
 だから生徒会役員に立候補したって
 いう考えすっごい素晴らしい事だと
 思うんだ。」

って生徒会役員だからという理由で
時々私にダル絡みしてくるのは
ちょっと嫌だったけど…

上記の台詞の前半部分にもあるように
古文・漢文を道徳的観点から
解説してくれたのはすっごい嬉しかっし、
大学時代、自分が塾講師のアルバイトを
したときもすっごい役に立った。

今回のオフローズの
コントのオチ台詞は…
まるで孔子の「論語」かのような
教えが詰まっていたから
ついついそんな事を思い出してしまった。

大切な思い出を
思い出させてくれて
ありがとう。


3.サンジェルマン
サンジェルマンはね…
5分尺のコントが特に好きだった。

今回のお2人の役設定を
敢えて暈して説明すると
身分が上の者と身分が下の者という
関係性だった。

ただ、身分が上の者が
自分がミスを犯した際に
「これは俺のミスだから…」と
ちゃんと身分が下の者に謝っている姿が
フィクションながらかなり印象的で
あとむさんらしい「やさしい」コントだなと
ふと思った。

この世には部下の前で
自身がミスを犯した際に
謝れる上司が何人いるのだろうか。

一昨年、
パワハラ防止法が施行されたようで、
パワハラ対策なるものが
各企業では上層部を中心に行われている。

しかし私は思う。
パワハラ以前に「人」としてどうあるべきか、
「人徳教育」を日本の企業はまずは
もっと取り入れるべきではなかろうか。

そんな事を
今回のサンジェルマンのコントを見て
ふと思いました。

なーんか堅苦しくなっちゃったから
ここでちょっと和らげとこう。

あとむさん…蛍光色のジャンバー
めっちゃ似合うね。多分世界一。


4.軟水
軟水は…2分尺のコントが特に好きだった。

前も書いたけど…
凡人、それだけじゃない…
変人でも思いつかないコントの設定。
毎回毎回素晴らしすぎる。

大川内さん…いや大川内センセイは
NSCで講師をやっている未来が
容易に想像できる。

つるまるさんも負け顔がとにかく素敵。
初代ストリートファイターⅡの
サガット、ベガの負け顔くらい素敵。

軟水はとにかく今まで何回も
生で見たことあるのに…
1回もネタ被ってないんだよね。
月に何本のコントをつくってるんだろう?

コントって…台本だけでなく
小道具の製作とかもしないといけないのに…
マジRespectだわ。


5.オダウエダ
好きなのは5分尺のコントのほうだが、
すげぇと思ったのは2分尺のコントのほう。

男性器の名称が多々コントの中に出てきたが
誰ひとり引いてるお客さんがいなかった事。
主催がオダウエダだからとか
そういう問題ではなく、
オダウエダなら…と
何を言ってもこの2人だからと
許される空気が
もう出来上がってるんだろうなって。

これってかなり凄い事。

お2人はチャンピオンになって
「賞金」「仕事」だけでなく、
「権利」も手にしたんだなって。

これこそ賞レースの真のあるべき姿。
うん。


6.11月のリサ
5分尺のコント…素晴らしすぎた。

「子供」と「愛」をテーマにしたコント。

最近よく考える事があって
自分に子供が出来て
例えばその子供が仮に
自分に懐かなかったとしても
愛せるのか?って。

その答えが今日分かった。
「愛せる」って。
子供の笑顔は何物にも変えられない。
子供の笑顔のためなら
自分が犠牲になってでも
精一杯努力するなって。

今回の11月のリサのコントに出てきた
見ず知らずの子供を笑顔にさせるために
自身の日常を犠牲にしたお兄さんのように。

こういうオトナでありたい…
こういうオトナこそ
自分が憧れてた人物像だったじゃないかと
改めて思い返す事が出来た。

やっぱり…
人生で大切なことは
いつもお笑いが教えてくれる。


60分にも関わらず、
たくさん笑わせてもらった上に
たくさん勉強にもなった。

誰かが昔言ってたけど…
お笑いは最高の道徳の教科書なんだよな。
やっぱり。

よし!もっと偉くなる!
偉くなってお笑いと道徳を融合させて
最強の道徳の教科書を作ってみせる!

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