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この世に美容院はいらない。

こんにちは。Nagasawaです。

これが初めてのnoteへの投稿になります。
ぶんしょう舎のライター講座で課題をもらったので書いていきます。
テーマは「私が美容院に行く理由」だそうな。

初めて書くnoteで、課題だからということはあるが、いきなり「美容院について書け」と言われているのにいきなりいらない、とかどういうことや。頭おかしい。

そんなふうに思われたかもしれませんね。

でもそう思うのだから仕方がない。
心からそう思うのだから。

あらためて、私は美容院にはいかない。
だから私にとって美容院はなくていいもの。

「自分がいかないからって世の中になくていいとは、ずいぶん勝手なものいいじゃねーか!!」

という憤りも聞こえてきそうですが、まぁ辛抱して読んでもらえれば、私がいってることがそんなにおかしなことかどうか、ご理解いただけることうけあいなので、少しだけおつきあいくださいよ。

そもそも美容院、皆さんどのくらいの頻度で通ってるんですか?

1ヶ月に1回?2ヶ月に1回?3ヶ月?半年?
もしくは2週間に1回とか?

そして毎回いくら掛けてるんですか?
3,000円?5,000円?1万円?

想像がつかないので調べてみました。ザックリと。

まず株式会社リクルートライフスタイルの「美容室・理容室の利用に関する実態調査」から。
概要は下記のとおり。

美容室・理容室の利用に関する実態調査

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)に設置された美容に関する調査研究機関である「ホットペッパービューティーアカデミー」は、全国の人口20万人以上の都市在住者のうち、 15~69歳の男女7,700人を対象に過去1年間における美容室・理容室の利用に関する実態調査を実施しました。その結果をご報告いたします。

出典:https://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/pressrelease/beauty/nw24149_20170621

この調査によると年間の利用回数と1回あたりの利用金額は以下のとおり。

[年間利用回数]【男女】
● 女性の年間利用回数は、全体で4.50回、前年比0.01回増でほぼ横ばい 。
● 男性の年間利用回数は、全体で5.38回、前年比0.27回増で、2年連続で増加。
[利用金額]【男女】
● 女性の1回あたりの利用金額は、全体で6,429円で、前年比16円増(0.2%増)とほぼ横ばいだが、(略)
● 男性の1回あたりの利用金額は、全体で4,067円で、前年比47円増(1.2%増)で微増。

もう一つありました。
「NBBA 全国理美容製造者協会 サロンユーザー調査 2019年」です。
概要はこのとおり。

2000年から開始したサロンユーザー調査は全国の男女約10,000人のサンプル数と各年度 70ページ以上、100項目以上にも及ぶ調査データです。
サロンの利用回数や利用額、サロンを利用したきっかけやメニューなど、サロン運用に役立つアンケート結果をご覧いただけます。
出典:https://www.nba.gr.jp/research/index.html

こちらは完全に「女性」「男性」で調査結果が切り分けられていて見づらいので必要箇所を勝手にまとめます。

1.サロン利⽤状況
[女性]
● 2019年の最近1年間のヘアサロン平均利用回数は5.8回です。年代別にみると、50代以上の層では平均利用回数が高くなり、60代では6.6回です。
[男性]
●理容室利用者における19年の最近1年間平均利用回数は6.6回です。年代別でみると、高年層になるほど、利用回数が多くなります。
時系列でみると、30代が6回台から5回台、40代が7回台から6回台にダウンしています。
●美容室利用者における最近1年間平均利用回数は5.9回です。
時系列でみると、20代が6回台から5回台、50代が7回台から6回台にダウンしています。

2.平均利用総額
[女性]
● 2019年の平均利用総額は7,134円です。年代別でみると、10代で平均5,664円と他の年代に比べ低く、30代が8千円台で最も高くなっています。
● 時系列でみると、30代が7千円台から8千円台に、50代が6千円台から7千円台にアップしています。
[男性]
●平均利用総額は2,644円です。
●2019年の平均利用総額は4,581円です。

この全国理美容製造者協会の調査で特徴的なのは男性については理容室と美容院を分けて調査・集計してるとこ。

もうちょっとだけデータを漁ってみると、総務省統計局から「小売物価統計調査年報 2019年」というデータも公表されています。
これは上の2つの調査とは違って、都市別・月別に価格を調査したものなんで、いくら使ったというのとは少し違いますね。

動-Ⅳ 小売物価統計調査(動向編)の概要

1 調査の目的と沿革
小売物価統計調査は,国民の消費生活上重要な支出の対象となる商品の小売価格及びサービスの料金を調査し,消費者物価指数その他物価に関する基礎資料を得ることを目的としており,統計法(平成19年法律第53号)に基づく基幹統計調査(基幹統計である小売物価統計を作成するための調査)である。
本調査は,物価の毎月の動向を明らかにする「動向編」と,地域別や店舗の形態別等の物価構造を明らかにする「構造編」から成り立っており,このうち,「動向編」は,2013年(平成25年)1月に「構造編」が新設されるまでの,従前の「小売物価統計調査」も含めると,1950年(昭和25年)6月から実施している。
出典:https://www.stat.go.jp/data/kouri/doukou/2019np/pdf/gaiyou2019.pdf

なのでちょっとデータの性質は違ってきますが(全データはこちらで見られます→ https://www.stat.go.jp/data/kouri/doukou/2019np.html)、ざっくり年平均でどのくらい使ってるか、というのだけ出しておきます。

理髪料(男・高校生以下除く):3,560円
パーマネント代(女・〃):8,123円
カット代(女・〃):3,518円
ヘアカラーリング代(女・〃):5,862円

どの調査も男・女、と完全に切り分けちゃってるんだけど今どきこれでいいのか?
この多様性のご時世いつまでこれでいく気なのか、個人的に気になります。

ま、それはさておき出揃ったデータをまとめるとこんな感じ。
※データに従って男女で算出します。
※数字はホットペッパービューティー、サロンユーザー調査の順

【年間利用回数】
男:5.38回、6.6回(理容室)、5.9回(美容室)
女:4.5回、5.8回

【1回あたり利用金額】
男:4,067円、2,644円(理容室)、4,581円(美容室)
女:6,429円、7,134円

総務省のデータは…まぁそんなに必要ないか…

単純に年間利用回数と1回あたりの金額を掛け合わせると:

男性:21,880円、17,450円、27,028円
女性:28,931円、41,377円

そもそも集計の仕方がいいかんげんなのでだいぶ差がありますが、男性で年間20,000円くらい、女性で年間30,000円くらいの金額を突っ込んでる感じですね。

これみてどう思います、あなたは?
なんてまぁ人それぞれだと思うんですが、私は男なんで男の方の数字を使って考えますと20,000円ですよ。

なんてこれっぽっちの金額のことでこんなこと書いてる私のことをこう思ったでしょうか。

「かわいそうに。美容院にもいけないビンボー人のひがみね。そんなビンボーにはせいぜい○○キューカットとか○○ハウスとかの格安カットにでも通うがいいわ」

確かにそういった格安カットだと1回あたり1,000円、年間多めで6回掛けても14,000円美容院と比べたら6,000円の差。

それだけ違ったらビールの中瓶(500ml)が10本飲めるじゃないか*。
私は酒一切飲まないけど。
*総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)「居酒屋におけるビール,淡色,中瓶(500mL入り)」 2019年による

マイルドセブン、いや今はメビウス(2013年に1977年から続いたマイルドセブンの名前を捨ててメビウスに改名**)なら11箱買えるじゃないか。(1箱540円として)
たばこも一切吸わないけど。
**出典:Wikipedia「メビウス (たばこ)」の項より

吉野家なら並の頭大盛りで11杯、超特盛なら7杯いけるじゃないか。
頼むのはお腹の状態と相談しながらどちらかです。
いずれの場合も生卵と味噌汁はつけるのでプラス100円。
そんなことより大事なのは常に「ツユ抜き」であること。
つゆだくとか意味わからん。
だったらお茶漬けでも食っとけ、と。

えーと何の話しだったっけ?
あ、そうそう、ビンボー人は吉牛でも食っとけ、じゃない、格安カットにでもいっておけ、とかそういう話しか。

それもそうなんだけど、自分が持ってるものの価値を測るお金の尺度がだいたい500円くらいということに驚き。
どんな金銭感覚や。
子供の小遣いか(涙)

ですけどね、ですけどですよ。
バカにされちゃ困るんだが、こちとら年間で20,000円程度の美容院代なんて、びくともしない。
なんなら月6回で20,000円使ったって大丈夫。
まぁそしたらその月はひもじい思いをするわけだけどな。

格安カットなら月に20回行けるわ、どうだ!
って感じですよ。

そんなに切るもんないだろ、って?

…そう。

そうなんですよ。

そのとおりなんですよ。

お金の問題じゃない…。

いくらお金があったって、

切る、

ものが、

…… ない。


もう一回言おう。

切るものがないんじゃー!

髪の毛が、髪の毛がないんじゃー!こらー!!!

ハァハァ…


そうなんです。
何を隠そう、私ハゲなんです。

頭テッカテカ、ハゲてピッカピカ、それがどうした!

なんですよ。

正確に言うと、頭頂部あたりはほぼトゥルットゥル。
横から後ろにかけては生えている。
まぁいってみれば典型的な波平さんタイプです。
ただ上に長い毛は生えてない。

私はその中途半端に残っている横とか後ろの髪の毛の残骸のようなものを良しとしないので、潔くすべて剃っています。
そう、いわゆるスキンヘッド、というやつです。

剃るのはすべて自前。
自分でカミソリを使って剃ってます。

てことでわかりました?
剃るのに1銭もかからない。
格安カットどころの騒ぎじゃない。
0円です。
0円。

そんなこと言ったって、カミソリ代はかかってるだろ?
と思いましたかね。

計算しました。

年間の剃髪回数(2020年実績)、125回。
使ったカミソリの刃、3枚。
まだ使えるので実質2枚といっても言い過ぎではないくらい。

私が使っているカミソリは「ジレット プログライド フレックスボール パワー」というスグレモノで、替刃はアマゾンの実勢価格で1枚あたり約562円。
つまり1,124円。

さらにこちらのカミソリは単4電池を一本使うわけですが、使用した電池は1本。
なんか楽天で10本200円とかで売ってたりするので、実勢価格1本あたり20円。

替刃と電池代でトータル1,144円。
125回で割ると、1回あたり9.152円。
10円いかない。
フェリックスのガムも買えない。

ざっとこんな感じです。

どうですか、恐ろしく経済的じゃないですか?

日本人全部、いや世界中全員スキンヘッドにすべき。
究極のエコですよ、エコ。

この世に美容院はいらない、とは言いません。
少なくとも私に美容院はいらない。
今のままならね。
だってカミソリ使えないんでしょ?

今後美容院にはスキンヘッドにも対応できる、そんな多様性が求められるんじゃないでしょうか。

私が伝えたいのはこの一点。

ハサミを捨ててカミソリを手にしよう!
May the world be Pika-pika!


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