とある腐女子の職業訓練備忘録 00-EX02(訓練終了後手当)

※当記事及び関連記事は、筆者個人の備忘録と「練習」を兼ねた記事群です。受講訓練の規約内で作成しているつもりですが、何か問題が起きた or 起きそうな気配を察知したら速やかに削除予定です。ご了承ください。

※不備に気づき次第、随時微修正を致します。容赦ください。


「次回は課題制作の様子をお伝えしていきます」と言ったな。あれは嘘だ。
というのは冗談ですが、職業訓練に関する情報が一点舞い込んできたのでご紹介したいと思います。

訓練終了後の話

こちらの記事でも取り上げましたが、訓練中は愚か、訓練終了後であってもそう簡単に就職できるとは限りません。
ましてや、平日6時間の講座や課題制作に追われる訓練中に就職活動に集中するのはなかなかに骨の折れることです。(働きながら転職活動をされている皆様、本当に頭が上がりません)

そうなると心配になるのがお金の話。

訓練期間中は失業保険が延長されるから大丈夫。
でも訓練が終わったころには失業保険の給付日数がほとんど残っていない!

こうなる人も恐らく、少なくないことでしょう。

かく言う筆者も本来の失業保険受給期間は訓練の中ごろから訓練終了後数日まで。
受給開始日については訓練開始日からに前倒し(延長)されていますが、訓練終了後は数日しか給付されないのか……と焦りを感じていました。
「終了後即初出勤」を理想として就活しなければ、最後の給付金が入った後の生活がより厳しくなることが目に見えています。

だからと言って焦って再就職を急ごうとすると、ポートフォリオの作成が雑になったり、最悪の場合ブラック企業に捕まるかもしれません。
筆者として企業を見る目がないのでまた相性の悪い会社に焦って入社する可能性があります。4度目の転職活動は嫌だ……!

訓練終了後手当

そんな訓練生たちが安心して就活に取り組むためなのか、最大30日分失業保険の給付が延長できる制度があるそうなのです。それが「訓練終了後手当」。
訓練も残り一か月に迫ったためか、訓練校の方から「所定の手続きに行くように」とアナウンスがあってこの制度の存在を知りました。

(なお「公共職業訓練」の受講者のみが対象となるようです。「求職者職業訓練」の場合は対象となるか不明のため、各自でお調べください)

給付を延長できる日数は、失業保険と併せて30日分になる日数。
つまり「延長日数=30日-失業保険の給付残日数」となります。
4日残っている人なら、26日分延長して計30日分が貰えることになります。

逆に言うと「30日以内に就職しなさいね」ととも取れますが、30日あるだけマシです。人生には一息つく暇くらいはあっていいはずです。

延長条件

結論からいうと、訓練校で
とはいえ無条件に訓練修了生なら延長できるわけではなく、リンクに張っているとおり一定の条件があります。

(A)訓練受講終了日時点における、基本手当の残日数が30日未満の方。

延長の最長が「30日に足りない分の補填延長」ですから、30日以上基本手当(=失業保険)が残ってる人は自分でどうにかしてね、ということですね。

(B)公共職業訓練等を受け終わってもなお就職が相当程度に困難な者(※)であると安定所長が認めた方。

(※)については、次の〈a〉~〈d〉全ての要件を満たしている必要があります。

〈a〉職業につくことができる見込みがなく、かつ、特に職業 指導その他再就職の援助を行う必要があると認められた方。
〈b〉受講した訓練に係る職種の被保険者となる職種を希望していること。
〈c〉受講終了日前までの4週間において受講した訓練に係る職種の求人に対する応募の実績が複数回あるにもかかわらず、採用内定に至っていないこと。
〈d〉地域における希望職種の労働力需要の状況が厳しいこと。

こちらについて。ハローワークで確認してきたところ、筆者の場合を例に上げれば

・訓練を受けたwebデザインに関係する仕事への就職を基本的に希望しているけども(b)
・webデザイン関連の有効求人倍率が1以下のため(d)
・2回(2案件)以上、訓練終了一か月前の期間で就活したけどまだ採用が決まってないから(c)
・経済的に厳しいから助けて(a)

の全てを満たしていればOKのようです。具体的には

(a) 訓練が終わっても内定が出ていない
(b) 関連職種の求人に応募する
 →ハロワからでも求人サイトからでもOK
(c) ハロワから指定された期間内に応募するか、選考を二案件以上受ける
 →ハロワから指定された書類に二案件分の応募情報を記入する
(d) ハロワ側が該当するか調べてくれる
 →恐らく該当している職種の講座の場合に訓練校からアナウンスがあるのではないかと思われます

なお、内定に関しては他の条件を満たしていれば「選考は受けたし内定も出たけれども、仕事内容や雰囲気が思っていたのと違った」などで辞退していても大丈夫とのことです。焦らずに就活をしても大丈夫とのことでした。

延長手続き

やることは比較的簡単です

~訓練中~
1. 訓練校から終了一か月前ごろにアナウンスがある
2. 一か月前に突入する前(推奨)に、任意のタイミングでハローワークに行く
3. ハローワークの窓口で説明を受ける(説明自体は15分前後)
4. 3.の時にハローワークから指定された期間内で求人に応募か、既に応募している案件の選考を何かしら受ける
5. 応募情報を3.で渡された書類に記入する
~訓練終了後~
6. ハローワークから指定された日時でハローワークに行く(これをサボると延長が適応されなくなります)
7. 5.で書いた書類を提出する

以上です。

2.で一か月前に突入する前のハローワーク訪問を推奨しているのは、4.の指定期間内に入ってから訪問するのは心理的にもあまりよろしくないだろうと思ったためです。早め早めの行動大事。

詳細は実際に手続きをする際に判明することもあると思いますが、こういった制度があることを知っているだけでも安心感が違うと思います。
勿論、初めからこの制度に胡坐を掻くようなスケジューリングをしていては後々自分の首を絞めることとなるので、あくまで保険程度に考えておくとよいかと思います。


以上、久々に長めの更新となりましたが便利制度についてでした!
次回こそは課題制作の様子をお届けできたらなと思います。

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