とある腐女子の職業訓練備忘録 05-01(020日目:デザインカンプ)

※当記事及び関連記事は、筆者個人の備忘録と「練習」を兼ねた記事群です。受講訓練の規約内で作成しているつもりですが、何か問題が起きた or 起きそうな気配を察知したら速やかに削除予定です。ご了承ください。

※不備に気づき次第、随時微修正を致します。容赦ください。


訓練20日目。早いもので入校して一か月があっという間に過ぎました。
そんな月の最終日の内容は「デザインカンプ」についてです。

と、その前に講義開始前に少々考えさせられる話があったのでご紹介します。

職業訓練を受ける意義

講義内容に入る前に、PhotoshopとIllustratorに引き続いて担当されていた講師の方から問いかけがありました。

「職業訓練に何を目的に、何を得るために来ていますか?」

いわく、このWebデザイナー養成科は初心者が多いとはいえ手取り足取り懇切丁寧に教えられる講座ではないとのことです。
以前はそれも可能だったそうですが、現在はカリキュラム内容が多くとても時間を割いていられない、と。
そのため、ここで教える内容は「元々興味があったり、何かしらの理由で関連ソフトの操作や作業をしたことがある人が」「この講座をきっかけにして」「自分で勉強するための取っ掛かりを作る場所」として教えている、と。

確かに就職に繋げることが最終目的(建前であっても)である以上、分からないならば自分で学ぶ姿勢は必須です。
なので、内容に置いていかれていると感じる人は、放課の時間や自宅に環境を揃えるなどして頑張る必要があるのではないか、ということでした。

将来やりたいことが見えているならば、猶更自分がどの分野に力を入れるべきなのか逆算して勉強するのは確かに必要なことだと思います。
これに伴い、Web制作のフローの紹介や、実務で求められるレベルと講座で行われているレベルの差の説明も行われました。

「何を目的に」というのは、この記事を読んでいるかた――特に、職業訓練を検討する参考として読んでくださっている方にも重要なことだと思います。
最初は「何となく」「面白そうだから」でもいいと思いますが、訓練を受ける中でその先に「何をしたいか」「何ならできそうか」と自分を見つめることは進退のために大切なことだと思われます。

それはそれとして、説明が分かりやすいかどうかはまた別なのですけどね!
また暫くしたらHTMLやCSSの講義でこの講師の方が担当されるとのことなので、今から既に一抹の不安がないと言えば嘘になり……。
何事も分かるまで自分で食らいつこう、学べることは全て学んでやるという姿勢を持とうと決意を新たにしたのでした。

余談

筆者が参加しているコースは5か月コースなのですが、以前は3か月で内容もPhotoshopとIllustratorに絞ってもう少しまったり行われていたそうです。
しかし、Webデザイナーに求められる内容としてコーディングなどが増加し3か月では足りなくなり日数が増加。
それに伴い、各種検定受験が導入されたことで以前は教えていなかった範囲まで網羅する必要が出てきたそうです。
逆に、筆者たちの次の開講分からはPhotoshopやIllustrator、その検定が無くなると小耳に挟みました。

これは、筆者たちの代までが一番忙しいコースなのでは……?
合間の休み時間だけでなく、昼休みも半分ほど費やして説明された作業に取り組んでいる人も少ない状況。

画像編集やHP制作を趣味で行っていた筆者としては、この能力を公的に証明しないと職に繋げられないという思いもあり入校しているので願ったり叶ったりではあるのですが、うーんハードモード。

デザインカンプとは

上記の話を経て、本日の本題「デザインカンプ」について。
前記事でも書きましたが、入校して初めて聞く言葉でした。

ざっとまとめると

・クライアントとのイメージの摺合せをするための図案
・想定される表示環境に合わせた、実サイズでのページ見本

という認識です。

実際にWebページのコーディングをしてからページのデザインにリテイクをくらうと作業のやり直しが大変になります。
またカンプの時点でしっかりページを作っておくと、「スライス」というPhotoshopやIllustratorの機能を用いて編集した画像を切り出してそのままWebページ制作に流用できるので、非常に重宝されていたそうです。

そう、重宝されて「いた」そうな。過去形なのには相応の理由があります。
以前はWebを閲覧する画面はPCモニタか、せいぜいガラケーの画面でした。
が、現在の主流はスマートフォン。端末によって画面サイズは千差万別。
それ一つ一つに対応したバージョンのカンプをそれぞれ用意するのはとてもじゃないけれども不可能――そういった理由でカンプの作成がぐんと減っているそうです。
実際、カンプについて学ぶのは筆者が参加しているコースで最後になるそうな。

とはいえ知っていて損はしないので一日割いて
・Illustratorで作成する場合
・Photoshopで作成する場合
の2パターン練習しました。

筆者がHPを作っていた時代は素材一つ一つをHTMLタグで全て指定していたので、画像を切り出して簡単にセットできてしまうのには時代の進化を感じずにはいられませんね。


以上、20日目のデザインカンプでした。
また次回!

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