舞台「東京リベンジャーズ」-天竺編- 感想
「どんなに傷ついても俺がいる限り負けるわけないから」
ご無沙汰しております、さがみです。
今回は舞台『東京リベンジャーズ 天竺編』の感想です。
率直に言うと、いろいろ不安でした。それこそ前半は「聖夜決戦編観たいよ~~」と言いながら劇場に足を運んでいましたが、後半になるとなんか楽しくなってました(?) あと、IMMシアターとても見やすかったのでまた行きたい劇場リスト入りです💯
聖夜決戦編の感想でも触れていますが、凌さんがリベステシリーズの早い段階から黒い衝動を意識してお芝居してることをお話されていたので、その計算されたお芝居が活きていた今回。胸に迫るものがありました。前置きはこの辺にして、マイキーにフォーカスして感想を書き綴りたいと思います。
❑ OP
初っ端から喧嘩のアクションカッコイイ😭‼️リベステは毎回OPが作品と歌詞がリンクしてて本当にいいよね……。「またここで逢おう」の歌詞でエマちゃんとマイキーだけにスポットライトが当たるのが印象的。そのままラストのサビに入って、憂いに満ちた表情でエマを見るマイキーが大好きでした。
❑ フィリマ
現代軸のフィリピンマイキー、これ見たかったやつ( ߹𖥦߹ ) 今回のOP終わり、タケミチとバブ🏍を乗り回すシーンでフィリピンのことを語っていた頃からすると、どこか諦めたような雰囲気を纏っていて。髪の毛が顔にかかったまま喋るシーンが原作そのままで、計算されているな~~と。柔らかい物腰でタケミチに言い放つ「兄貴のように叱って欲しかった」で聖夜決戦編がフラッシュバックしました。だから聖夜決戦編が観たいな~って思ってたのかも。
撃たれて死ぬシーンでは涙の流し方が綺麗で、こちらも涙しながら見てました。「やっと終わるんだね」のセリフ回しも好き。死ぬお芝居って実体験では身につかないものだから(それはそう)どういうアプローチをするのか見どころだなぁって死ぬシーンがある作品の度に思います。死後硬直が「え、今日早い⁉️」って思った日が何回かありました👈何?
❑ マイキーのお部屋
今回数少ないオモロシーンだと思ってます。救い。タオルケット持って出てくるからエマちゃんの「今でも使い古したタオルケットを握りしめてないと寝れない弱い男の子」を思い起こすわけですが…🥲
甲斐甲斐しく世話を焼かれる生活力皆無マイキーを見ると、初演を思い出しますね。👈初演で頭から旗を出すドラケンに大爆笑していた人
「思い出した…‼️」でドラケンが階段に上がってきて身長の低いマイキーに被せてきた回が特に好きだった。佐野兄妹も「何しとん?」とか「ごめんエマ」「いいよー」ってテンポよく会話するから大好き🥲💖イザナが真一郎くんに宛てたお手紙を読んでいるときのマイキー、あまりいい気分では無さそうな微妙な空気を作るのも上手かったです。
❑ 集会
総長出席の集会シーンは1幕始め(聖夜決戦の総決算)、1幕終わり(天竺の情報集め)、2幕半ば(天竺と抗争前の決起集会)の3回ありますね。凌さんって普段もあんまりまばたきしないなーって思ってるんですが、東京卍會総長・佐野万次郎として集会で立っているときは特にまばたきしないから怖い。話がまとまって後ろを振り返るときに1回ゆっくりとまばたきするくらい。集会は「マイキーがまばたきするまで私もまばたきしないぞ…‼️」って思いながらいつも見てたんですが、いつも負けてただただ目が乾燥して涙を流していました👈そこ涙流すタイミングちゃうんよ
全くまばたきをしない凌さん
聖夜決戦編の総決算はテッタ(稀咲鉄太のことをテッタと呼んでいます)をクビにするシーンの後光がいい仕事してた。後光によって出来る影にテッタがいるのが、東卍が生み落とした闇を暗示しているかのようで。
天竺の情報集めのシーンは「東卍総動員で‼️‼️天竺と抗争だ」のセリフの緩急が好きでした。
抗争前の決起集会はドラケン(原作だとぺーやんのセリフですが)の「マイキーを見ろ!笑ってるか?」のひと声と照明の動きも相まって、東卍のみんなだけじゃなく観客席もマイキーにグッと視線が集中するのを感じて鳥肌が立ちました。そしてマイキーの「俺だけでいい」はそれだけで心強い言葉で説得力があった。私も言いたかった。👈何?
❑ イザナとの対峙
たい焼きを泳がせるシーン(たい焼きを泳がせるシーン)と真一郎くんの墓前のシーンでイザナとのマッチアップがあります。たい焼きのシーン、スイ~スイスイ~言ってるのもかわいいし、たい焼き咥えて捌けていくのかわいいです。墓前のシーンは公演期間終盤で上手側に座れたので鋭い表情でイザナを睨むマイキーがバッチリ見えて良かった。マイキーはこのシーンで言葉を発することはないけれど、表情から場の空気の緊迫感が伝わるので好きです。
❑ エマちゃんの死
つらいけど、好きなシーンでもあります。原作読んでたとき意識していなかったけど観劇して気づいた(遅)のは、「死」を温度で感じることってしんどいなぁと。「タケミっち、オマエの手…あったかい」とタケミチの腕の中で死にゆくマイキー。「エマがなんか…冷てぇんだ…」とマイキーが背中で気づく形で息を引き取ったエマちゃん。しんどかったです。
エマちゃんの意識が途切れたあとのシーン、公演期間序盤は「エマ‼️」って怒って大声で起こそうとしてることが多かったので「今日も怒られる…😫」と覚悟しながら(?)観てたけど公演期間終盤は「エマ…?」が多かった気がする。序盤で多かった怒りのセリフ回しは私の中にはなかった解釈でしたが、焦りからくる怒りの印象を受けたので筋が通っているな~と感じました。
また、毎公演違った感情の機微に触れていました。虚ろな目、視線、涙の溜め方や流し方やタイミング、セリフ回し、間のとり方…私はこの辺に注目してたんですが、私が気づけていないポイントもたくさんあったと思います。
ドラケンに思いっきり殴られ続けるマイキーはまさに「空虚の極み」。普段感情的になることの少ないドラケンが、特別で大切な人を失って感情が溢れる姿にも胸が苦しくなりました(突然ドラケンの話)。白目になってぶっ倒れるマイキー、今回はさすがに「白目………( ߹𖥦߹ )」になって見てました👈聖夜決戦編のときは「白目🤩‼️」って思って見ていたので
時間をかけて歩いて、紗幕の奥へ捌けるマイキー。公演期間終盤は、紗幕を越えた途端に捌けずに(?)果てて崩れてるのが印象的でした。
❑ おわりに
お前それ何回言うねんって思われるかもしれませんが、凌さんのお芝居が大好きでよかったな~と心の底から思います。次回作がThe LAST LEAPなわけですが、え、リベステって終わるんですか⁉️⁉️⁉️といった雑すぎる〆で終わりたいと思います。最後までお読みいただきましてありがとうございました。
さがみ
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