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【ほぼ呪詛】Creepy Nutsのオールナイトニッポンが終わったなんて

まだ許せないよ。

今ちょうど、5年間まるまるずっと聞いていた「Creepy Nutsのオールナイトニッポン」の最終回が終わった。

メールの1通も送ったことがないリスナーが許す許さないなんて何言ってんだと思われても仕方ないけど、やっぱり「許せない」が衝動的に湧き上がった素直な気持ちなんだよね。


(以下敬称略)

その日は火曜日だったから、在宅で仕事しながらクリーピーナッツのオールナイトニッポンを聞こうと思っていた。手癖で朝ツイッターを開いたら、「クリーピーナッツANN 3月で終了」というネットニュースの見出しが飛び込んできた。

「ずっと聞いている」と言えるラジオが2つあるうちの、片方がクリーピーナッツのオールナイトニッポンだ。大学生の何もうまくいかなかったとき、当時深夜3時にリアルタイムでcnann0を聞く時間は私の自律神経を整える祈りに近かった。

傲慢だけど、私にとって大切な時間は、彼らにとっても代え難い大切な時間であると信じ込んでいた。社会人になってリアルタイムで聞くことは少なくなっていたけれど、それでもやっぱり大事な心の拠り所のひとつだった。

SNSがあるから、ライブがあるからこれからも繋がっているなんて、絶対に言ってほしくなかった。
もし松永が結婚する時が来るなら、Rの時と同じようにショックを受けたかった。私を置いていかないでと、彼らが隣にいるかのように錯覚しながら。
オードリーの背中を追って10年ラジオを続ける彼らを、自分を棚に上げてジジイと蔑みたかった。

松永さんが世界大会に出ているのを、日本時間で朝4時に配信を見ながら見守ったことも、最初の中野サンプラザでのイベントも、ついこの間の国際フォーラムでのイベントも覚えている。武道館でラジオイベントを見たかったんだ。ミュージシャンなのに武道館のステージで向かい合って座る彼らを、蚊帳の外で眺めて、なんだこの時間はと文句を言いたかったのだ。

本業に力を注ぎたいのだそうだ。音楽が本業なんて知っていたし、テレビは本業じゃないからそんなに出なくていいよと思っていた。だけど同じくらい、ラジオは「本業」だと思っていたのは、私の勘違いだったんだなあ。恥ずかしい。


「相方が欲しいんです。ここにいるコンビの方たちは、出会うべくして出会ったと思うので」

2020年のオールナイトニッポン0の新パーソナリティ発表会見で、この年の月曜にレギュラーを持つと決まったファーストサマーウイカが言ったことだ。

ウイカは今までいくつもアイドルグループに所属していたし、本人も「アイドルグループのメンバーというのもまた、家族のようなものでもある」と前置きしていた通り、そこにもきっと特殊な絆が存在している。
それでもたったひとりの相方が欲しくなるという気持ちが、私には少しわかる(もちろん私はアイドルをやったことなどないし、ウイカからしたらわかられてたまるかと思うだろうし、そもそも雑談をそんなに広げられたくもないだろうけど)。

2人組でやっているラジオが好きだ。Creepy Nutsに霜降り明星。三四郎、オードリー。ニッポン放送に限らず、もっともっとたくさん。

だいたい、内輪は狭ければ狭いほど心地良い。最小人数の“2人”なんて、気持ち良くてたまらないよなあ。だから交際関係の基本形は2人なんだと思う。今日のラジオもやっぱり2人はずっと、「内輪の話」をしていた。


売れてから露骨に体調を崩すようになった2人だ。「2人で話す時間が大切で、音楽にも繋がっている」と言っていたはずのラジオを捨てたのだから、これから身体だけは大事にしてほしい。これまで以上の音楽をたくさん作ってほしい。解散するようなことがあれば、身体的な理由以外で活動を止めるようなことがあれば、私は彼らを呪うかもしれない。だって「同じ穴の狢」って、君たちが言ったんだよ。


はあ、エモーショナルを生産してしまいました。本当にすみません。エモニーのオカズにでもしてください。最後までいいリスナーじゃなかったな。こんなのは全部、言い訳なんです。嫌だ、終わらないでほしい。置いて行かないで。
最初から彼らの横に並べてるわけじゃないことは、気づかないふりできるから。
ラジオくれよ。もっともっとラジオくれよ。なぁ早くラジオくれよ。頼むよ!くれよ!

ちなみに私が一番好きな回は、松永のリアコとR殿のキモヲタがメールを送りまくってきた回です。

読んでくれてありがとうね