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健康診断から見る、正しい問とは?

二度寝の誘惑に毎回屈する高田です。
特に冬はヤバいですね、なんで朝方の布団というのはあんなに気持ちいいのでしょう。

今日は会社指示の定期健康診断。
毎年同じ場所で健康診断を受けますが、今年はコロナの影響もあり事前予約制に。
電話したらめちゃくちゃ対応のいい方で気持ちよかった‥こういうところで「ウキウキするかどうか」が決まるんだな。と思いました。単純。

ところで病院というのは、健康診断で行ったときでもなんだか気の滅入る場所ですね‥サクサク早く終わらせたいなー。と思い、番号呼ばれるまで待ち合いで待ってました。

ここの健康診断に来ると、毎年レントゲン室にいるソバージュの女性を見て、「あぁ、今年も健康診断に来たんだな」と思います。
10年前、よくわからずラメがある服でレントゲン室に入ると、「ラメの服だめなんでぇー!」と怒られたことを毎年思い出します。

誰もが一回は経験する健康診断。

今の体の状態を全て数値化してチェックする、というものです。わたしが今年受けた項目は、
・検尿(毎年緊張する)
・視力(毎年落ちる)
・聴力(毎年よくわかってない)
・体重(毎年ビクビクする)
・腹囲(もうどうとでもなれ!と思う)
・触診(毎年すぐ終わる、不安)
・採血(全然大丈夫、むしろ見てる)
※余談ですが、採血は男性の方が苦手な方多いですよね。社内でも採血でベッドに寝た状態じゃないとできない!というスタッフがいて、マジかよありえねーぜ!と思ってます。
・心電図(寝るので眠たくなる)
・レントゲン(毎年恒例ソバージュの彼女)

こういった、年に一回、数値化して見てみる。という行動があって、やっぱりお酒控えよかな。とか少し食事バランス考えて食べようかな、とか思うわけですよ。

ですが、何事も結果をみてどう反省するか、そしてどう行動するかが大切。PDCAってやつですね!(個人的にこればっかり言う上司に限ってCのチェック抜けてるあるあるがあります。)
例えば数値化が基準より高いものがあったとして、それに対してどうアプローチするのか?そのアプローチをするのか?が健康診断の主な目的です。

数値化することが目的ではないく、
その結果を元に「君はどうする?」という問を投げかけていくようなものだと理解しています。

答えを出すことではなく、問を出すことの重要さが年々増していきます。これは何事にもそうだと思っています。

「なぜ」こうなったのか?
「なぜ」数値は高いのか?
「なぜ」適正値なのか?
「なぜ」体は問題ないのに元気がないのか?
「なぜ」昨年と違いがあるのか?

そんな問を投げてもらえることなんて、普通の組織に居る中では絶対ありえません。
多くの普通の組織は、
①早く育ち
②即戦力になる
③都合のいいスタッフ
を作り上げることが目的なので、即答スタイルまたは叩き上げスタイルが定着しています。
「なんかわかんないけど、これやっとけば問題起きないし早く終わるからこうしといて。」ってやつ。
これはやたらとすぐ答えを教えてしまうタイプ。

または、答えは自分で探せ!というタイプ。
「こんなこともわかんないのか!」と言い出して、自分のやり方を強制的にさせるタイプですね。やですね。

双方、なぜ?と考える前に、「これはこうすれば問題ないから!」「私の言うことやってれば大丈夫ただから!」というパターンです。
これではその組織にとって都合のいいスタッフは育ちますが、一人の人間としてみると中々大変なことになります。その組織が無くなれば、その人の価値はガンと下がる可能性が非常に高い。

なぜ正しい問を見つけられないか?

そもそも、正しい問とは何か?

その視点がないこと自体、とても危険で視野を狭べる一つになっていると思います。

いま読んでいる本が非常におもしろくて、問を投げかける能力というものがいかに重要か。そんな内容です。

これは世の中にある「質問力」とか「対話力」に当たり、正しい答えを出すためには、正しい問が必要です。

今までは答えてなんぼでしたが、現状は答えGoogle検索すればある程度わかってしまいます。

ですが、まだまだ正しい問を提供することにはAIが追いついてません。
まずAIが問を出す仕様になってないですね。Siriに「なんで戦争はなくならないの?」などと真剣に問う人はいません。「○○で勝った人は誰?」は比較的多く聞き出す内容です。

正しい問を出せて、出しい答えを導ける。そんなことをやり続けていきたいと思います!

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