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W.I.N.G.について本気出して考えてみた2024春【noteシャニマス感想コンテスト参加】

こんばんは稜乃です。
Pカップが無事終わりました。なんで俺はあんな無駄な時間を過ごしたんだろう。折角の3連休のうち2日間を完全に潰しました。絵とかを上げる時間も完全に逃した感がある。
それでも頑張ってちょこ先輩を仕上げたんだから褒めて欲しい(

まぁ過ぎたことを言ってもしょうがないんですよ!
最近アニメでも話題になっている「アイドルマスターシャイニーカラーズ」なんですけど、Pカップを走り続けていささか疑問に思い始めてきた所があります。
それは「W.I.N.G.」ってそもそも何なんだ…? という部分です。

いやまあ僕だって「W.I.N.G.」が「Wonder Idol Nova Grand Prix」の略称であることぐらい知っていますし、それが新人アイドルの登竜門としてシャイニーカラーズの世界観で開催され、僕らプレイヤーは主人公であるシャニPくんを操作しながらアイドルと二人三脚で優勝を目指すものだっていうぐらいは流石に知っていますよ。
でも、逆に言えばそれ以外の情報を知らなすぎじゃないのか?
新人アイドルの登竜門みたいに言われてるけどそもそも出場に値するまでにファン数を10万人稼ぐの「そこまでいったら新人とは言い切れねえだろ!」って言っちゃいたくなるし。そもそも283プロも「移籍したから新人です!」で乗り切ってるアイドルを既に2名輩出してるし。

僕らは「W.I.N.G.」についてあまりにも何も知らなすぎるのではないか。
シャニマス6周年の今、アニメでも本格的に取り組まれている「W.I.N.G.」に僕たちは本気で向き合う時が来たのではないか。

みんなで「W.I.N.G.」のことを本気で考えてみませんか!?





※このnoteはアニメ「アイドルマスターシャイニーカラーズ」の1~8話ぐらいのネタバレが含まれております。先行上映で第二章まで見てない方は是非本放送でそこまで見てからご覧になって下さい。

※この記事は「noteシャニマス感想コンテスト」の参加を目的としているので普段ほど暴言は吐かないと思います。期待せずにお読み下さい。








1.ゲームにおける「W.I.N.G.」

開始時に事務員のはづきさんから簡単な説明があります

ということでまずはゲーム、つまり本家、良く言われやすい言い方だと「enza版」の方での「W.I.N.G.」から考えてみます。
というかとりあえずここからは「WING」って単語が出てきたら「Wonder Idol Nova Grand Prixの略称としての「W.I.N.G.」」を指してると思って下さい。毎回毎回ピリオド打つの面倒くさいんじゃい!!!
今更だけど「Nova」メチャクチャ強引だな! Wonderはなんか許容範囲な気がするけどNovaの唐突さ凄い。英会話教室かよ。

何にせよ本家ゲームにおけるWINGは「最初にプレイヤーが遊ぶゲームシステム」としての使われ方の意味合いが大きいです。
8週間を1シーズンとして4シーズン、計32週間を一人のアイドルと共にプロデューサーとして二人三脚でコミュニケーションを取りレッスンを重ね、シーズンごとにWINGの審査として「最低限のファン人数」を求められるためその人数をシーズンごとのノルマとしてオーディションなどでファン人数を増やし、段階的にシーズンを攻略し、最終的に「10万人のファンを集めてシーズン4を終えることでWINGの出場権利を得る」のを大きな目標としてプロデュース活動を行います。
そしてWINGは「予選」と「本戦」に分かれ、今までのオーディションと違い必ずトップで勝ち抜く必要があります。それぞれに完全勝利し、本戦にて1位を獲得した時点で「WING優勝」という名誉を勝ち得るのです。

シーズンごとの足切りシステムに関しては、「アイドルマスターSP」の頃のシステムを大きく踏襲している可能性が高く、「期間内にアイドルのランクが一定数(ファン人数によって変動)獲得する」のが次のプロデュース期間を獲得できるようになるわけです。これによって「最後の最後でファン人図を大きく稼げばいいや~」なRTA的プレイを制限する目的もあるし、それが「徐々にファンを増やしてアイドルとして地道なレベルアップが必要」というロールプレイに繋がるわけですね。

ちなみにこの物語の性質上、「WING」に出場できなくても別にアイドル活動を止めなければならない理由はありません。敗退後も「これからもアイドル頑張ろうな!」みたいなプロデューサーの激励で終わります。一部アイドルはタイミングによってガチで失踪したりもするんですけど…
WINGの良さはこの「敗退」にもキッチリ物語があり、シーズンすべての敗退のタイミングで別の物語が存在します。本気でWING優勝を目指したアイドルが自分の力不足で高みに届かなかった時の悔しさみたいなものを共有できるからこそ、初年度のシャニマスはコンテンツとして力強い「物語」を提供できたのだと思いますし、このゲームの芯になる部分はこの時点から完璧に描かれていたと言えます。
でも「摩美々のWING敗退は見ておくべき」みたいなのはちげえと思うぞ俺は! 担当をトップアイドルにするべき物語において敗北そのものが目的にになるべきじゃないからね!!!

僕のこの場所が開くことは余程の事故を起こさない限りもうない

閑話休題。
ともあれWINGは初年度にして既にシャイニーカラーズのコンセプトを完成させていると言っても過言ではないコンテンツです。
なのでゲームシステムとしては非常に完成されているのは僕も認めるんですけど…改めて、「WING」ってどういう大会なんだろうな?

プロデュース開始の季節にもよるんだけど、例えば櫻木真乃のスカウトを基準にすると、真乃は春先にスカウトされている事があらゆる媒体から想像されています。その状況からおよそ8ヶ月後なので、「年末年始」ぐらいがWING本戦の日になるんじゃないでしょうか。
それまでの間、2ヶ月毎にWINGの審査委員会みたいな人たちが送られてきた書類を見ながら「この娘はファン数が多いなあ」みたいな事を考えて次の審査を受ける権利を与える感じなんでしょうか。シーズンが終わるごとにプロデューサーがアイドルに対して「審査を通過したぞ!」ってシーンがあるんで、この辺は毎回ちゃんと何らかの審査が入っていると考えるのが自然でしょう。
まぁ「ファン人数」って計測はゲーム的な解りやすさなので、多分委員会側としては「このアイドルはこの番組のオーディションに勝ってるってのが実力で示されてるよな」っていう明確な基準があるのかも知れません。オーディションごとの難易度の差がそういう形に現れてるとリアリティが合っていいですよね。
というか審査委員会を自然と持ち出したけど完全に妄想の中の存在なんだよなこいつら。普段何して過ごしてんだろう。大手プロダクションの社長とかが参加してるのかもしれない。

逆にオーディションに出て無くてもラジオの仕事や雑誌の仕事などでファン人数を稼ぐことも可能は可能なので、「仕事の露出が多い」という点でも評価点の基準にはなるのかも知れません。とはいえそれで乗り切れるのは精々シーズン3までなので、やっぱり最終的にはTV番組のオーディションに勝ち進む実力を持つことがWING出場に必要になるのもリアリティがあります。
「アイドル」というものの定義はそれぞれですが、少なくともアイマス世界におけるアイドルは「パフォーマンスを出来てこそ」という前提があります。歌えてこそ、踊れてこそ。「実力」が評価されるからこそ、「勝ち負け」の物語が描けるのだな、と思います。
そういう意味で「ゲームシステム」としてのWINGは作品における完成度も非常に高く出来てるんですよね。



2.ゲームとしてはともかく設定として


…まぁここまでは良いんですけど、WINGって改めて考えると不可解な部分も多いというか。
さっきも言った通り、真乃のアイドルスカウトが春先で即デビューして32週間=8ヶ月が経過したとしてWING本戦が年末年始になるのかもって話をしたじゃないですか。
ただこれは真乃がデビューした直後から計測したタイミングの話であって、他のアイドル達は実際どうなの? というのもあります。

そもそもこのWING、「ユニット単位で出場している」という設定が一応存在しているので例えば真乃がWINGに出るというのはつまりイルミネーションスターズ、ひいては風野灯織と八宮めぐるも同時にWINGに出場しているということであります。
シャニマスのサポートアイドルが「ユニットメンバーとしての4人」と「完全サポート枠の1人」に分かれているのはこの整合性をゲームシステムに落とし込んだ結果として産まれているんですけど、そのせいで三人ユニットのイルミネーションスターズとアルストロメリアはサービス開始当初から別ユニットの二人と組まないとWINGに出場も出来ないんですよね。
なんなら別にイルミネーションスターズ全員を組ませる必要もない。何と言うか物語に対してゲームシステムが追いついてねえよ! 最終的にちょこ先輩が協力してくれるかどうかのゲームになります(サービス開始初期に優秀なsSSRが実装されたので)

これに付随して、初期4ユニットは恐らくスタート地点が全員一緒なのでWINGという大きな大会に向けて全員が同時にスタートを切っているという想定は出来るんですけども、追加組は一体どのタイミングからスタートしてどの時期に開催されているWINGに参加しているんだ…? という疑問もあるんですよね。
特にルカ以降コメティックの3人に関しては明確にゲーム開始時に「プロデューサーが何人もアイドルを担当した」というモノローグからスタートするので、この辺の設定に違和感が生じています。シンプルに言うとなんでシャニマスは一周年や二周年のタイミングで時間を進めてキャラクターの年齢を重ねるという時系列の支配に踏み切れなかったのか。
もちろん批判もあるだろうけどそういう挑戦にビビらなかったのがシャニマスくんじゃなかったのかい!!

コメティックのWINGだけは明確に時期が違うことがプロデューサーのモノローグから解る

すいません思想が漏れました。
何にしてもですが、このWINGの出場に対してやっぱりどうもゲームシステムの噛み合わなさがちょっと出てきている所があります。まぁユニットごとに参加できるメンバーが変わるっていうシステムにすると作る方も大変なんだろうなとは思うからあんまりごちゃごちゃ言いたくはないのだが…
でもやっぱり「ユニットで出場している」っていうのはもうちょっと表に出る形で見たかったなというのはありますね。というか「レッスンの時に一緒にレッスンしてくれる仲間システム」は「WINGという目標に向けて一緒に活動しているから」という理由付けでもありますし、やっぱりそこはある程度紐づけておいたほうが良かったような気がする。
でもそうするとアンティーカとかはある程度カードプールが出揃わないとアンティーカとして参加できないしみたいな部分もある。初期の頃あんまりカード強くなかったしなアンティーカ。メンタル回復デッキとか精々準決勝まで行くしかできなかったし…

ズレまくる話をまた戻しまして。
追加ユニットが毎年283プロに新しく加入しているという設定を踏まえると、毎回年末年始を想定したWINGに向けてユニットが動き出す感じになり、ストレイライトもノクチルも4月前後から活動を開始したという想定が取れます。というかそういう風にしないと「WING」が余りにも何時でもやってる大会になってしまう。
いや逆なのか? 「WING」そのものは比較的定期的に開催されてて、開催委員会みたいな人たちが、アイドルが申し込んだタイミングを「デビュー時期」としてそこから2ヶ月毎の審査を行っていく、みたいな感じなのか?
そういう風にすればある程度WINGの開催時期がふわっとしていても特に問題にはならないですよね。審査委員会の負担がめちゃくちゃ大きいという弱点を除けばですけど…(

もしかすると「シーズン4の終了後からWINGの準決勝までは時期が空いている」みたいな可能性もあります。ゲーム上はシーズン4後すぐにWING本戦が開催するけど、実はその間に間があるから「年に一度のWING本戦のタイミングにシーズン4の審査が間に合えば良い」みたいなシステムだったり。
そうであれば初期4ユニットのユニットとしての活動開始時期がズレていても、そこまで大きくズレていない限りは同じタイミングのWINGに出場も可能ですよね。

初期4ユニットの時は全員同じWINGに参加するために同じ時期からユニット活動を開始していたという想像はできますが、実際にそれ以降のユニットはどうだったんだろうというのは考える余地になる気がします。もしかすると初期4ユニットがWINGに向けての活動をしている裏で実はストレイライトやノクチル、SHHisのスカウトが進んでいたのかも知れません。美琴デビューのタイミングでプロデューサーが街頭のアイドルをスカウト(失敗)してる描写があるんだよな。
それで、実はストレイライトとノクチルはその次の年のWINGに挑めた、或いはギリギリで初期4ユニットと同じタイミングのWINGに参加できたみたいな可能性もありそうです。そうすれば「時系列は変わらないけどアイドルそれぞれの人気、知名度に差がある」状態になってもそこまで不思議ではありませんよね。でもこの設定採用するとシャニPが仕事に忙殺されてそうだな。いや今でもされてるからいいか…あいつ一回長期休暇取ったほうがいいよ…(

あともしかすると、実際の歴史的には「WINGに全員出場できたわけではない」可能性があります。
半年前に連載が始まった「ジムシャニ」こと、シャニマスコミカライズの一本である「事務的光空記録」では、明確に「七草にちかが所属するタイミングまで283プロにはWING優勝者が出ていない」事が語られています。

「事務的光空記録」6th page : The Kids Are Alright. (前編)より引用

ゲーム的にクリアするものとはなっていても、ストレイライトやノクチルが出るようになってたタイミングでも仕事に恵まれてないアイドルがそこそこ居たので、実際の所WINGの優勝はおろか、出場ができていなかったアイドルも居たのではないでしょうか。そういうのがあればWINGが仮に年1回だったとしても、途中審査に落ちた初期4ユニットの後にすぐストレイライトが挑んだとかで微妙な時間差が埋まっていける可能性があります。なんかパワポケシリーズの正史を考察してる気分になってきたなこの話。
ただ実際問題SHHisぐらいになるとどうなんだろうなあ…この時期ぐらいになると物語的にも「有名な283プロダクションさん」ぐらいの立ち位置になってたし、言い方悪いけどシャニPも「ちょっと業界内でも立場のある人」みたいな空気出すようになってたし…
283プロのプロデューサーさんの機嫌を損ねるとアンティーカ使わせて貰えない可能性があると考えるとTV局とかも迂闊な態度取れなくなっちゃうよな。シャニP本人はそこまで考えてないだろうけどさ。

そして実際挑むWINGなのですが、難易度に対してファン人数が全然稼げないことでも有名です。本当に登竜門的存在なのかこれ?
あくまで「新人アイドルの登竜門としての実力審査企画」みたいな側面が大きく、テレビ番組的な請求力のある企画でもないんだろうなと思う。アイマスでもコンテンツの大型ライブがあくまでファン向けで作られており、新規向けでないのと同じ現象がWINGでも発生しているのかも知れませんね。ここでファン人数を一気に稼がれるとTRUE ENDが簡単に取れるのを避けたいというシステム的な都合なのかも知れませんが。
アイドルの中のアイドルを求めるグランプリなので、優勝することで話題にはなっても企画そのものとしてはそこで一気にファンが増えないのはリアルだなあと思う。僕らも甲子園とかならともかく、ボクシングのタイトルマッチみたいなあんまりテレビ中継されてないものの優勝者を積極的に調べようとしないしな…
WING優勝者が新聞の三面記事に乗ってる、みたいなのがリアルな距離感なのかもしれない。一般人にはそこまで広まらないけど業界的な知名度はあがるみたいな。そういう立ち位置だと嬉しいですよね。



3.アニメにおける「W.I.N.G.」

アニメ「アイドルマスターシャニーカラーズ第一話」の一画面

さて…ゲームにおけるWINGの立ち位置について散々に語ってきたわけですけど、ちょっとしたツッコミどころや冷静に振り返ると「なんだコレ…」ってなりがちな部分は確かにありますが、「ゲームとしての成立」を考えるとそんなもんなのかな、という納得とともにありました。多少の無茶と妄想の余裕を持ってこそゲームシステムは成り立つものな気がする。
では、「WING出場」を目標に掲げて始まったアニメはどうだったか? という話をちょっとしてみようと思います。
まず、ここでWINGに関してを1話のプロデューサーやアイドル達のセリフから時系列や内容などを想像してみましょう。

「Wonder Idol Nova Grand Prix」、通称「W.I.N.G.」は新人アイドルユニットの登竜門。トップに立つ奇跡の超新星アイドルを決める一大ライブフェスだ。注目を集めた新人ユニットのみがステージに立つことが出来る。

アニメ「シャイニーカラーズ」1話Aパートより プロデューサーのセリフから引用

「WING」まで3ヶ月しかないが…三人で頑張ってもらいたい。

アニメ「シャイニーカラーズ」1話Bパートより プロデューサーのセリフから引用

それぞれ1話からの抜粋のセリフであり、真乃を加入させたプロデューサーはこのタイミングからイルミネーションスターズを稼働させて、他のアイドルユニットと同じタイミングでのWING優勝を目指し…ちょっと待って、ちょっと待ってください。
お前今3ヶ月つったか!?!??!?!!

上述した通りゲーム版はWINGまで「32週間=8ヶ月」の期間が設けられており、約一年間を使ってアイドルの実力を伸ばし、確かな手応えを以てアイドルを送り出すものになっています。あと途中の審査もあるって話もゲーム版にはありましたね。
そんなの関係なく他のユニットに合わせてスカウト直後のアイドルを知らない二人と一緒に3ヶ月の突貫工事! ゲーム時間にしてなんと12週!
お前シーズン2の半分までとか下手したら「NEW BE@T」すら突破できんぞ!? Pカップがここまでしかプレイできないとかだったら歌姫周回なんでしなくて済んで最高だったんだけどな(

どうもゲーム版に比べると参加資格そのものが緩いようで、283プロのような弱小事務所から4ユニットが同時に参加しても特にお咎めもないし、序盤の彼女達は明らかな仕事量の差があるように見えますが、それでも特に問題なく参加させてもらえます(6話を参照)
いやでも…なんか…いいの!? そりゃあ大きな目標がある方がレッスンに身が入るってのも解るし、「参加そのものに意味がある」って考えそのものを否定するつもりはないけどさ。
「注目を集めた新人ユニットのみがステージに立つことが出来る」って言うにしては、その注目の集め方が簡単すぎないか? こんな感じで参加させてもらえるならWINGの質が相当な玉石混交になりません?
もしかしてWING自体が長く続いて伝統あるものにはなってるけど、段々とフェスライブの側面が強くなっていって「比較的知名度があるユニットでも参加しやすい」形式になって本来の目的を失ってるみたいな側面があるのかも知れませんね。なんか変なリアリティがあって嫌だな。こういう風に初期のコンセプトを失ったイベントって徐々に衰退するよね…(妄想に基づいた勝手な心配

イルミネーションスターズ以外の3ユニットに関しては、彼女達のデビュー以前から何かしら活動をしているようで、アンティーカはMV撮影に有名監督を呼べるコネがあるぐらいの知名度があるように見受けられます。こうなると事務所で一番デビューが早いのはアンティーカだったのかもしれませんね。まぁデビューが遅くても爆発力が高そうなユニットだけど。作中描写だけを見てもアンティーカのWING出場にはそこまで違和感がありませんね。
逆にアルストロメリアと放課後クライマックスガールズは初期からずっと地道な活動を続けており、283プロ近辺で街の行事に参加するのが精々な感じです。WING出場3ヶ月前の段階でこんなんなんだから、マジでゲーム版に比べると参加資格が緩いのが伺えます。
イルミネなんか2~4話までずっとレッスンしっぱなしで一回ライブ成功させたぐらいで出場できるしな!!!!!(5話参照

「アンティーカ」は今頃MVの打ち合わせしてるってのに…なんでこんな事してんだ…

アニメ「アイドルマスターシャニーカラーズ」2話より 西城樹里の台詞を引用

あとアニメにおけるWINGが1話から3ヶ月後ということで、真乃のスカウトが桜の咲く4月中旬であることから想定し、イルミネーションスターズとしてプロデューサーに呼ばれたのも精々4月末ぐらいと仮定すると、WINGの本戦は7~8月ぐらいが想定されます。めっちゃ真夏だな。感覚的にはアニメロサマーライブとかを想定するのがいいのかもしれない。
これをもしゲーム版に当てはめると、逆算して秋頃からアイドル活動が始まった可能性もありますね。もしくはその年のWINGの参加はもう諦めて翌年のWINGを見据えたデビューをしていたのか…
アニメのシャイニーカラーズの時間軸は春先から夏が終わるぐらいにかけてまでを描いているようですね。あれ? 2クール目でストレイライトとかノクチルが参加してももしかしてWING参加しない???
いやわからないぞ…もしかしたら甲子園みたいに秋予選からの春のセンバツWINGが存在するかもしれない。それに向けての物語があるかも…(




4.おわりに


いや~~~考えれば考えるほどわかりませんね、WING。
「所詮はゲームシステムに合わせた設定だろ」と言われちゃうとそれまでなんですけど、でもこの辺のゲームシステムを真剣に考えるからこそ物語に没頭できるみたいなところはありませんか?

「ゲームとしての都合」をどこまで物語に落とし込むことが出来るかっていうのってすごく感情移入に大事な部分というか。「いやそれはおかしいだろ!?」って冷静になってしまうと物語が頭に入らない人って結構いるとも聞きます。アニメでも細かい粗が目に付くと本筋が頭に入らないって人も居るって聞くね。
僕はどっちかって言うと「この世界はそんなもんなんだな…」という気持ちで大体の細かいことは飲み込んで色んなゲームをプレイしているし、小さい頃はそもそもゲームのキャラクターが何を言ってるのかも良くわからないけど遊んでるだけで楽しかったので、世界観にまでそこまでツッコミを入れなくてもいいんじゃないかと思ってます。世界のルールって僕らが生きてるこの場所を基準に考えがちですけど、舞台が変われば法も倫理も変わりますからね。その世界の常識というものがかならずあるんでしょう。アイドルマスターって根本がファンタジーだしな(
でもせっかく用意された舞台を自分の中で理解できるまで読み込まないのって勿体ないじゃん!?

細かいところまで力を入れてくれているシャニマスだからこそ、こういう細かいところの粗探しみたいなのが楽しい所があります。ここまで来るとデバッグ作業みたいな気はするんですけどね。
実際の正解を求めるわけではなく、あくまで「僕の中でこういう落とし込みさえ出来れば僕は納得できる」というのがこの記事の目的であり、公式からの正しい回答を求めているわけではありません。公式からの回答が一番納得できない可能性もありますし。「納得」は全てに優先しますから。
みなさんもこのシャニマス6周年の機会にWINGについて改めてもう一度本気で考えてみては如何でしょうか。TRUE ENDで6000石をもらうためのゲームでもなければPカップ上位のために歌姫庭宴に連勝するためのゲームでもないのです。多分。
シャニマスという世界に存在する「WING」にみなさんも思いを馳せて、そして良ければ来週からのアニメ「シャイニーカラーズ」5話以降も見てやってくださいね。



何度も言ってますが僕はシャニマスのアニメとして第2章を評価してます。

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