プラネタリウムでなに話そう?

プラネタリウムというと、星座の見つけ方から始まって、星座にまつわるギリシャ神話の解説を聞くところ…というイメージがあります。という方も多いかもしれませんね。
でも、プラネタリウムで話す内容にこうでなければいけない、という型はないと思います。
星座の話をしてもいいし、しなくてもいいとさえ僕は思う。

プラネタリウムを通して何を伝えたいか?きてくれる人たちにどう感じてもらいたいのか?プラネタリウムの目的やねらいを意識して話題を決めることが大事だと思っています。
ただただ情報を並べるだけではあまり楽しくない。

僕は、色々な投影をしてきましたが、ベースとしては星と人とのつながりを感じてもらいたい、ということを意識して投影をしてきたような気がします。

まずはじまりとして、夜空に見えるあの星はなあに?というところから、星と仲良くなるために星の名前や星座の見つけ方をおしえて。人間がどのように星を眺める文化を築いてきたかを感じるためにちょっと神話の説明をすることもあるけど、僕ら日本人なので日本人がどう星を見てきたかの方がより感じて欲しいので日本の星の名前を話したり。天文学を知ることで、人間と星の関係をより明らかにすることができるから天文学の話題を話す。

というように投影を構成していっています。

プラネタリウムというのは宇宙を語る場所で、宇宙というのは私たちと、私たちのまわりのすべてですからプラネタリウムで取り扱う話題というのは無限かと思います。
そこに決まった正解はないし、いろいろなカタチがあってよいと思う。

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