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システム開発の思想は生活に応用できるという気づき

AWSのセミナーを受講中です。会社の指示で会社の予算で受講しているものなので完全に受動的な受講です。受講を決めた当初は面倒に思っていましたが、都合よくAWSの資格を取ろうという熱が上がってきたので、楽しく受講できています。

セミナーは9時半から17時半の長丁場です。それが3日間続くのですが、2日目にして整理しきれないほどの情報を浴び続けており、脳内がパンク状態です。おかげで時事的な話題を噛み砕くほどの余裕が無く、この様な日記的な下りで書き始めています。

セミナーを通じて気づきがいくつか出てきました。そのひとつに「システム開発は生活に応用できる」があります。システム設計をする上での視点が日々の生活を送る上でも応用可能であるという気づきです。気づきといいつつ、以前から思っていたことではあります。

以前に「ゼロトラスト」について書きました。システムを構成するコンポーネント単位のアクセス許可設定を最小限にしてセキュリティを高める設計思想です。これはテレワークが進むにつれて社内ネットワークの構成やデータ管理の文脈で使われる様になりました。生活に応用できるという点においては、例えばキャッシュカードや印鑑を金庫に入れておくというのもゼロトラストの考え方です。信頼する友人を家に招き入れても、アクセス可能な情報を極限まで減らします。

他にも「単一障害点」なんて用語があります。一つのサーバが異常停止することでシステム全体が止まってしまう様なシステム構成において、このサーバを構成上の単一障害点と呼びます。システム開発者はこのような単一障害点が無いように設計します。この場合は単一障害点となりうるサーバを複数台構成にする対策をとります。1台のサーバが異常停止しても、他のサーバが動いていれば全体的な障害には繋がりません。専門的には「冗長化する」と呼びます。

我が家は私と妻が共働きです。これは様々な背景がありますが、そのひとつに私が単一障害点となるのを防ぐ思惑もあります。私が例えば重い病気で働けなくなったり、死んだとします。その時に残された家族は生活力を失います。それを防ぐためにも、妻には社会人を続けてもらっています。我が家は労働力を冗長化していると言えます。

とりあえず「ゼロトラスト」「単一障害点と冗長化」について書きましたが、他にも思いつくものはあります。これは今後のnote記事の話題として小出しにまとめていけたらと思います。

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