サッカー選手が練習中に付けてるブラジャーみたいなやつは実はすごい物だった
私が推しているJリーグのチームである東京ヴェルディが2020年の体制で始動しました。元日本代表である大久保嘉人選手が加入したり、ヴェルディユース出身の高橋祥平選手が復帰したりと、継続の中に新鮮な顔ぶれでの練習風景がインスタグラムなどに上がっていました。
この画像を見て、私は今更ながら疑問に思ったことがありました。
「あの黒いブラジャーみたいなやつ何だろう。」
とれも今更です。なぜならおそらく数年前から装着した姿は見られてたからです。それもこのチームに限りません。とても今更なのですが、知らぬは一生の恥なので調べてみました。
CATAPULTとは
調べる上での手がかりは「CATAPULT」の文字です。カタパルトってそのまま一般用語なので不安になりましたが、わりとあっさりとたどり着きました。
察するにGPSとか駆使してめっちゃ分析するやつですね。個々ないしチームのプレーの傾向とか、各選手の健康管理もできるようです。しかしホームページを見ても仕様面ではあまり細かいことが書いてなさそうです。企業秘密が多いのかと思って諦めかけましたが、他の記事を探したら日経XTECKの2017年の記事にたどり着きました。
「デジタルブラジャー」とも言われるこの装具は、背中の部分にGPS(全地球測位システム)デバイス*1を固定するポケットが付いている。GPSを含むGNSS(測位衛星システム)や加速度/角速度センサーなどを内蔵する背中のデバイスが、選手のパフォーマンスを計測する。取得するデータは、走行距離、走行スピードのほか、加速・減速、体の傾き、さらに地磁気センサーを搭載する場合は方向転換なども検出できる。
(やはりブラジャーなんですね。)
練習の負荷具合もポジションを加味した上でフィードバック可能ということです。そして値段が年間で300〜500万円と。3年前なので現在はどうなのか分かりません。正確無比なトレーナーを一人雇うと思えば値段相応か、素人の感覚的にはお得のように思えます。
効果の程はいかがなのでしょうか。どんなに身体のケアに気を遣っていても、不用意なタックル一つで大怪我をする危険は常にあります。なので外部から伺える怪我の量だけでそれは判断できないのですが、気になりますね。
本来ならここで取材を試みて・・なんてやると格好いいのですが、このnoteはそのような趣旨で書いてないのでやりません。
先日の箱根駅伝の話題でも触れましたが、スポーツにおける技術の進歩というのは思った以上に進んでるのですね。
余談
そもそも何で今更気になったのかなのですが、ニプレスかブラジャー的なのを欲しいと思ったんですね。ランニングの時に乳首が擦れるので絆創膏を貼ってるのですが、あまりにも消耗品すぎるので恒久品としてなにか無いかなと思ってたのです。そう思ってた時に冒頭のインスタグラムの投稿を見たので気になってしまいました。
絆創膏に変わる良さげなソリューションをご存知でしたら教えて下さい。しばらくはケアリーブを貼って走ります。
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