東京オリンピック・パラリンピックにダブル高気圧が襲来、感染症に加えて猛暑にも注意が必要そう

オリンピック女子ソフトボールのオーストラリア代表選手団が入国したと話題になっていました。海外のオリンピック選手団が入国するのはこれが第一弾となります。未だにオリンピック開催可否で世論が割られている状況に置いて、着々と準備が進んでいるという印象を強力にします。

オリンピック開催で心配なのは感染症もそうですが、もうひとつ心配事があります。それは猛暑です。ウェザーニュースによると、今年の夏は広範囲で平年より高い気温になりそうだという予報を発表しました。今年は梅雨が開けるのが早くなるらしく、それによって例年より早く暑さが厳しい日を迎えるそうです。それに加えて今年は2つの高気圧が重なる「ダブル高気圧」が生じると予想されています。重なるのは東の太平洋高気圧と、西のチベット高気圧です。両高気圧が関東から関西までを覆うことによって、強い高気圧になるそうです。

ダブル高気圧による暑さのピークは7月下旬と8月下旬の2回だそうです。オリンピックは7月21日から8月8日まで、パラリンピックは8月24日から9月5日までです。つまり大会開催中に限って暑さのピークを迎えることになります。選手のパフォーマンスにも影響がありそうです。多分に今更ではありますが、マラソンを札幌開催にするくらいであれば、全体的に秋開催とした方が選手にとって良かったのではないかと嘆きたくなります。

ところで、海外のオリンピック選手の事前合宿はどこも控えるものだと思っていましたが、やはり避けられないのですね。産経新聞の3面には事前合宿の中止は105自治体に拡大という見出しで記事が掲載されていました。ホストタウンとして登録している自治体は528あるそうなので、多数が予定通り選手を事前に受け入れるのだと思います。

各選手や関係者においては2週間の隔離と基本的な感染症対策をしていただければ自由に行動していただいても構わないと思っています。しかし参加全選手がその通りに行動するかは蓋を開けてみなければ分かりません。世界各国から選手が集まれば1人や2人は決められたルールを破って外出したり感染症対策を怠る輩は現れます。そうなれば未だにオリンピック反対を唱える人たちの標的となるでしょう。何事もなく大会を迎えることができるよう願っています。

感染症と猛暑、東京オリンピックは2つの懸念を抱えた状態で開催されます。閉会式を迎える最後の最後まで、緊張感のある状態が続きそうです。


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