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新幹線でマスク拒否停車、マスク嫌いを暴れる理由に利用しないでほしい

東海道新幹線の車内でマスク着用を拒否して運行に支障をきたす者が現れたと話題になっていました。報道された内容を見るとマスクの拒否そのものは契機にすぎません。マスク着用拒否をした後にトイレに立て籠もって他の客を人質にとって暴れるというテロ予告をしたことで決定的に業務を妨害したと判断されたようです。感染症を患っているとも話していたそうなので、駆けつけた警察官は防護服を着ていたそうです。

果たしてトイレに自らを軟禁させた状態で、いかに人質となる乗客を取りに行くのか興味はあります。扉を開けたら新幹線の狭い通路に業務員や警備員がずらりと並んでいることでしょう。これを突破するには余程の腕力か武力が必要です。おそらくナイフの1本を持っていたところでも何の役にも立たないでしょう。仮に最初の1人を刺したところで、その間に他の人に抑えられて終わりです。とりあえずこの容疑者が後先考えずに行動するタイプの方なのだとは分かりました。

昨年の夏にも航空機内でマスク拒否をして運行を妨害した者が途中で降ろされていました。マスク着用を発端とするトラブルは後が絶たないのだと呆れます。私もマスクは息苦しくて嫌いなので可能な限りマスクをしない生活をしています。開放的な道中はマスクを外してます。しかし店や公共交通機関を利用する際は布マスクを着用します。それだけで生活は円滑にまわります。同じマスク嫌いでもそれが出来ない人がいるのだと驚かされます。

ところで最近はマスク着用のハードルが上がる場面が散見されます。不織布のマスクしか受け付けないイベントが度々生じているのです。医療機関など高リスクな場所であれば納得できます。私も病院に行くときは不織布のマスクを着用します。単なる講演会など、全く感染症のリスクが高くない場面で不織布のマスクを付けるよう促されるのです。しかも注意の書き方が気に入りません。「マスクの着用をお願いします。不織布のマスクは感染リスクを抑える効果が高いとされています。会場では不織布のマスクをご用意しております。」のような書き方がされているのです。裏を読んで高齢者や基礎疾患を持たれている方が来賓で来場されるのかなど想像力を張り巡らしますが、なんとも回りくどくて気に入りません。きちんとした理由があればよいのですが、主催者や支援者がマスク着用極左である可能性も考えてしまうので警戒心が高まります。

先にも書きましたが、私はマスクが苦手です。普段から呼吸が浅いので、意識して呼吸をしなければすぐに息苦しくなります。それ故にこの手の話題は敏感になってしまいます。新幹線立てこもり男はマスク嫌いという点においては同志です。同志諸君においてはトラブルを起こさず、マスク着用に抵抗のない方々との共存ができるよう振る舞っていただきたいものです。一方でマスクが苦手な人もいるのだというのも念頭に入れておいていただきたい気持ちもあります。

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