悪夢のような学園物語

★この件については決着付きましたが当時の自身の思ったこととして、また学園がより良い方向に進んでもらえるようこういう事もあったという記録のため残しておきます。


皆さん私立VRC学園というのをご存知でしょうか。

私立VRC学園とはVRSNS「VRChat」内で行われているイベントです。

私は創設当時に0期生としてイベントに参加(入学)し、イベント終了後(卒業)は講師として校内授業を2期と4期、課外授業を3期に関わっていました。他にも学校を建てる際校門や植物の作成をしていました。

もしVRC学園が楽しい場所だと思う方はここで読むのをやめてください。

私が体験した講師としての辛かった出来事も書いていくため刺激が強すぎると思われます。もし今の学園のあり方に疑問を持つようでしたら覚悟を決めてから読んでください。





0期生としてイベントに参加した時はとても楽しい思い出だったと記憶しています。生徒側として参加している人も講師として参加している人も試行錯誤しながらどうやったらこのイベントが楽しいものになるか私自身も生徒として授業を聞きながら周囲とのコミュニケーションをとっていました。卒業して暫く経ち、2期生が来るタイミングで講師として参加してみようと思い教鞭をとってみました。人前に出ることもろくにできないのにも関わらず。緊張などで初めてした授業はとても短く、ほとんどが質疑応答という講師としての素質や資格がないのではないかと授業終了後自己嫌悪していましたが生徒たちに励まされながらなんとか授業を終えることができました。

3期で課外授業としてBlenderという3DCGソフトを利用したモデリング講習をしていたあたりから綻びが出てきたと思っております。

まず、学園でのルールとして「生徒は先生を困らせてはいけない。生徒としての授業態度に務める」というものがあります。(正確な文言は忘れた)

そのルールを破るようないちいちこちらのレクチャーに対して突っかかってくる生徒が出てきました。質問やトラブルなら対応しましたがそうではなく言い方や教え方に対するイチャモンでした。

困ったことがあれば運営スタッフとして動いている生徒会メンバーに相談してくださいと言われてたので困った生徒が居たという報告をしました。実際動いてくれたかどうかは私の目線からではわからなかったです。

そんなもやもやした出来事が起きたあと学園校舎作成で必要なものリストに会った木と校門を作成、納品をしました。

時系列は少しずれるかもしれないが自分の中では違和感だった部分が生徒たちのnote投稿でした。感想や思い出を書いているだけだと思っていたのですが皆が皆書いている内容がポジティブな意見ばかりで改善してほしい点やこういうところは頂けなかったなどというネガティブなものがかなり少ないといった点でしょうか。生徒会長はネガティブな意見も貴重だと肯定的であるけれどおおよその学園メンバーの反応はそれを良しとしない風潮だと読み取れたのはつい最近起きた出来事で判明した。


時は流れ4期が始まり私の授業は2週間のうちの後半に配置されました。内容は3DCGとモデリングに関する基本的な考え。必修授業になったので選択授業のときより噛み砕いた内容にしたり、モデリング意外の生活に寄り添った3DCGの利用方法についても紹介していました。

翌日感想ツイートを覗いてみた所とあるツイートが目に飛び込みました。

「興味ない内容だし、わかんなかった」と


あまりにも酷い言い草だと思ったし、態度がまるで我儘な子供のようなツイートに段々と目の前が滲んでいきました。耐えきれなかった私は職員チャンネルにこの事を報告した所、目を疑うような返答が帰ってきました。

「気にしすぎだし、次に活かせばいい」「我が道を行けばいい」

他にも言われた気がしましたが思い出したくもないし、この人達は仲間(果たしてそう思ってるのかは不明)をすぐに見捨てる位に薄情なんだと感じました。まず報告した内容に対して辛かったね等慰めの言葉の一つも出ず、開口一番にかけられた言葉が上の2つだったのは覚えています。外部の人間からもそういった言葉を投げかけられ、実は間違っているのは自分で周りの反応のが正常なんじゃないかと疑ってしまうくらいには周囲は私のほうが悪い。お前の意思は関係ない、任務をこなせって言ってるように聞こえ。目の前が真っ暗になっていきました。

落ち込んでいる様子を心配され、何人か心配の声をかけてくれた人もいて、その人達に事情を話したらお前が悪いという人もいれば一緒に怒ってくれる人も居て後者の存在や、後半戦で授業を楽しみにしてくれてる生徒。授業を受けて励ましてくれた生徒や担任の先生のおかげでなんとか4期は授業をやり切れました。その節はありがとうございました。何人か事情を話した際に自分も講師やってみようかなって思ったけれどそんな環境では怖くて無理だと言った人もいました。講師たちは教えることに関しては初心者。その初心者を生徒といういじめっ子たちが苛める構図になってしまえばこの学園は何れ崩壊するなと思いました。

学園の授業は質と量ともにクオリティが高い先生が多く、それを無料で受けられることはとんでもなくレアなことだと思います。それを吐き捨てるように「興味ない」の一言で一蹴するのはもったいないことだし時間を割いてスライドなど授業準備した先生に対する侮辱でしか無いです。

無事先日卒業式も終え、一応は開放されたけれど今後もし5期以降があったとしてももう教壇に立つことはないだろうと決意しました。

今回の仕打ちには怒りと悲しみ、運営は厚意で動いてる人間をただの都合のいい労働力としか見てないとも思えました。


こんな事を書き散らしたことで粛清されるのは心無いツイートをした生徒の方ではなく、おそらく私の方なんだろうなと思うとやるせなく、現実にある学校と対して変わらないじゃないかと苛立ちもあります。ですが、私が経験したことは現実です。言った本人は何気ない一言かもしれないけど言われた側には永遠に消えない傷になりえます。

元先生だったなにかからの最後の授業です。よく依存先は多ければ多いほどいいというのは聞きますが今回は逃げ道を作るために必要だと痛感した出来事です。一つのコミュニティの傘下で複数ではなく全く関係ないグループを作ることで逃げ道を塞がれずに済むかもしれません。


問題が起きても責められるのはこっちだったり、閉鎖的な環境のため外部からの助けも呼べない。下手をしたら(もうなってるかも)カルト集団に成り果てるのを指を咥えてみてるだけしかできないのかなと思った学園生活でした。


追記

今回の件は

・学園側と私自身での解釈の齟齬

・言葉足らずなどによるディスコミュニケーション

・自身の暴走

といった部分が重なり合った結果起きた事故である事が判明。

とはいえ、運営側でも今の状況良く思ってない節があったため今後改善の方向に進むとのこと。今後の学園がより良いものになるよう祈っています。

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