ことばの「生・変・死」②

絶滅危惧語「すっとこどっこい」を保護したい。

語源は諸説ありますが、

『すっとこ=裸で』『どっこい=どこへ』から生まれた、

相手を罵る言葉です。

いわゆる「ストリーキング」を罵る言葉という訳です。


昨今はこのような事態が稀なので使用頻度は減っていますが、

『馬鹿野郎』の意味を持って一部の年齢層で生き残っています。

瀕死寸前の絶滅危惧語です。


ですがこの「すっとこどっこい」という言葉。

罵る言葉と知ってもなお、リズムの心地よさと相手への情けを

感じずにはいられません。


できればこのまま死んで欲しくない言葉です。


『馬鹿野郎』より『すっとこどっこい』を。

罵りも相手に情を込めて伝えましょう。

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