ことばの「生・変・死」⑧
ことばの3兄弟。
ことばにも兄妹(姉妹)があるとしたら、間違いなくこの3つのことばには血縁を感じます。
それは「ありがとう(有り難う」と「ありえない(有り得ない)」「当たり前」です。
「ありがとう」は、普段有るはずの無いことが起きそれが貴重であったため、感謝の意を込めて使われています。
「ありえない」は、普段有るはずの無いことが起き、それがあってはならないことであったため、否定の意を込めて使われています。
「あたりまえ」は、普段有るはずのものがやっぱり有る状態で、当然や平凡を意味します。
こう並べると、同じお腹から生まれた兄弟の様に思えてきます。
そうするとこの兄弟、どれもかわいく思えてくるのですが、もっと面白いのが人の気持ち一つで
「あたりまえ」が「ありがとう」に、「ありえない」が「ありがとう」に、「ありがとう」が「あたりまえ」に、「ありえない」が「あたりまえ」に、「あたりまえ」が「ありえない」に、「ありがとう」が「ありえない」に
変えることができるんです。
皆さまどうか、ことばを大切にし、
幸せな選択を。
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