【オススメ投資本】ビジネスエリートになるための 教養としての投資

農林中金バリューインベストメンツCIO(最高投資責任者)の奥野 一成 (著)
『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』

「人生100年時代」「老後2000万円問題」そんな未来に多くの人が絶望的な気持ちになっているのではないでしょうか。

それはろくに「投資」を学ばず、お金を銀行に預けっぱなしにしてきたからではないでしょうか。

著者は、日本人のほとんどは「投資家の思想」を持っておらず、「労働者の思想」が大多数であり、この「投資家の思想」を一人ひとりが持つことが日本の未来を切り開くといいます。

様々な知識を総動員させて結果に結びつけていく作業プロセスは、投資もビジネスも同じなんです。

ビジネスの上でも、経営者と同じ意識をもって働く人間と、ただ言われたことだけをする人間では圧倒的な差が生まれます。

つまりこの「投資家の思想」は仕事をする上でも、生きる上でも非常に有効的なのです。

投資とはビジネスそのものである

なぜ投資の成功 = ビジネスの成功なのか

投資では、自分の知識を結びつけて考える力が最も重要です。

これを意識できると、投資家の目線で世の中を見れるようになり、自分の仕事への意識も高まります。

結果的に、企業での出世などのビジネスの成功につながるんです。

資本主義社会では、投資を学ぶことでビジネスでも人生でも成功へと近づけます。

労働者2.0を目指せ

労働者1.0とは、常に労働者マインドしか持ち合わせていない人のことを言います。

例えば、よく酒場などで「あの上司、ふざけんなよ」と愚痴をこぼしているのがそういうタイプです。

労働者1.0の方は常に「受動的」で「指示待ち」です。

働き方は時間を切り売りして収入を稼ぎます。

おそらく多くの人はこの労働者1.0になってしまっています。

その労働者1.0と対局にいるのが、労働者2.0の方です。

労働者2.0とは、資本家の人を言います。

すなわち自ら時間を切り売りするのではなく、お金を出して、人を働かせます。

つまり「他人に働かされている」→「自分が働いている」にマインドチェンジし、何かに対応するのではなく自ら問題を発見して解決するスタイルです。

投資を通じて労働者2.0を目指す

労働者1.0と資本家の中間に位置する労働者2.0になるには、投資が必要だというのが、本書の主張です。

投資するには、ビジネス全体を見渡す視野や、仮説構築・検証をする思考力が必要です。

その力を養うのに、投資が打ってつけなのです。

また投資をすると、投資先の経営陣に自分のために働いてもらうことにもなります。

投資を通じて力を磨けば、資本家にもなれるのです。

投資をしない日本人

日本は、世界の中で相対的に貧しくなっています。

アメリカとの個人金融資産を例に見ていきましょう。

1995年の日本の個人金融資産の総額は1182兆円、一方のアメリカは2343兆円でした。

アメリカの方が人口が多いので、この差は妥当でしょう。

しかし2019年9月時点で、日本は1864兆円なのに対し、アメリカは9855兆円です。

日本の伸び率は1.55倍なのに、アメリカの伸び率は4.2倍にもなります。

日本は、圧倒的に伸び悩んでいるのです。

日本がアメリカよりも伸び悩んでいる理由は、日本人が投資をしていないからです。

日本人の資産の内訳は、現預金は53.3%、投資信託3.6%、株式10%です。
アメリカは現預金12.9%、投資信託12%、株式34.3%になっています。

日本の資産の大半が現金なのに対し、アメリカの資産のほとんどは株式・投資信託です。

投資文化が根づかない日本は、相対的に貧しくなっているのです。

人生100年時代の投資

これから、100歳を超えて生きる人がどんどん増えていくでしょう。

その年齢まで十分な生活を送るには、人ひとりが65歳までの労働年齢で稼げる現在の総量では足りません。

解決策の1つは、若い頃から自己投資してスキルを高め、多くの経験を積んで収入を増やすこと。

そしてもう一つが投資です。

自分自身が働ける時間は1日8時間でも、投資すれば異なるところからもお金が入ってくるようになります。

時間あたりの効率が格段に増し、自分の1日の持ち時間を増やすことができるんです。

本書で投資を学び、実際に少額でもいいので行動してみましょう。

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ではでは、また( ̄^ ̄)ゞ


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